チャレンジャー・ナオミの日常

小田原市議会議員の佐々木ナオミです。よろしくお願いします。

日本のエネルギー

2007-10-27 | Weblog
今日はなんだか超ハードスケジュールでした。
午前は上の娘がお世話になった御堀端幼稚園のおほりばたまつりに参加して、先生方をはじめたくさんのお世話になった方たちに会いました。おもえばあのころ夫はウクレレうをやり始め、3年連続この変なおじさんのアトラクションをあったかい拍手で盛り上げてくれたのでした。下の子供が生まれて1か月、初めて外出をしたのもおほりばたまつりの時だったな。娘はおけいこ事が重なってしまって参加できずに、下の息子を連れて行きました。生まれたときから上の子と一緒に通っていた下の息子にとっても、なつかしい場所。知った顔もちらほらいるし、なんたって大親友のたまちゃんがいるもんで、(うちの子はまる子ではありませんが、マルコみたいにワインを飲みたがって困る。なーんて、わかる人いるかな?)すぐになじんでいました。おほりっ子だね、この子も。
そのあと大急ぎで今度は酒匂小学校のふれあい市場へ。ケンケンパトロール隊のメンバーがおにぎり屋さんを出していて、夫がテーマソングをうたうので、応援に。1年前にここで介助員をしていた私は、先生方やかわいいわかくさ組の子どもたちに会えて、うれしかった!みんななんだか恥ずかしそうで、でも元気に楽しそうでよかった。保護者となった同級生に呼び止められ、しかし振り切り(ヤマ、ごめんよ!)それからさらに大急ぎで関内のネット事務j所へ。
環境問題をとりくみ勉強会でエネルギー問題についてを環境エネルギー政策研究所所長の飯田哲也氏に、廃棄物政策についてを廃棄物政策研究所の和田英樹氏に学ぶ。どれも私にとっては今必要な知識ばかりで、本当に役に立った。そしてそのまま今度は相模大野のグリーンホールで映画「六ケ所村ラプソティー」を見に行った。ともに、エネルギーの問題。使用済み核燃料の再処理工場は、まさに日本の抱えるエネルギーの問題のツケをこんなのどかな小さな村にすべて押し付けた、やるせなさの漂う映画だった。
エネルギー問題を語る時、「省エネをしましょう」と個人消費者の責任に押し付けている現状。しかしそれよりも、企業の目の前の利益ありきの発想や、国のとりあえず的な政策そのものが変わらなければ、何も解決できない問題だと感じた。
もちろん、消費者としての市民ができることはある。それは、「もったいない」と言って電気消すことよりも、持続可能なエネルギー政策を支えるような暮らし方、もっといえば思想を持つことかもしれないと思う。

地球温暖化問題は現在の地球環境安定のためには2050年には50~85%にまで削減しなければならないという。それなのにマイナス6パーセントも実現できずに8パーセントも増やしてしまっている日本の現状。

そうした中でどういう家に住み、何を食べ、何を着るのか。そしてどういう政策を支持するのか。そのすべてが、問われているのだと思います。

それにしても、六ケ所村ラプソティ。今日の暮らしと、少し先の命と。どちらも切り捨てられないもの。正しさだけではどうにもならない、厳しい現実。そうはいっても、おだわらだって、立派に都会だよね。駅前再開発のビルなんて、自然エネルギーで100%供給しないと、だめでしょう。できないと思うけど。
都会ってことは、恥ずかしいことです。





9月議会終了

2007-10-11 | Weblog
1か月とプラス10日の長い議会が終わりました。18年度の決算もあり、初めての決算を経験しました。私は決算委員ではないので傍聴でしたが、私たちネットおだわら市民会議では市民の皆さんと決算分厚い決算書を読む会を開いたりしました。なにが、何所にどのくらい使われたのか、みんなで読むと面白い。予算書は売っているけれども決算書は売っていないということも発覚。決算書を活用して、さらに踏み込んだ提案ができるように頑張りたいと思います。
 
さて、今回の議会はほんとうにいろいろなことがありました。
その1 委員会で可決された修正案は本会議で否決されるという、逆転現象。つまり、会派の代表が委員会に出ているはずなのに、会派の意見は統一されていないという事態が起こっているということです。みんな議員は1人1人選挙で選ばれたわけで、どこの会派に所属するかは選ばれたこととは関係はないので、当たり前といえば当たり前だけれども、小田原市は会派主義なので、あらためて会派って何だろうかと思っていたら、本会議終了後の代表者会議でも、そう言っていた代表がいました。全国の議会の中には会派主義でない議会もあるそうです。
その2 本会議で資料請求の動議が出されました。お城通り再開発に関連する土地取得の債務負担行為が議会で承認されたので、10月10日の最終日の本会議前日に土地取得の事件議案が(つまり、土地を買いますよ、という報告)出されました。議会運営委員会(議会の進め方を決める委員会)では、この議案を委員会で議論してから本会議に出すか、いきなり本会議で図るかを検討しました。この開発に反対する議員は(私も反対ですが、私は委員でないのです)委員会付託を訴えましたが、多数決で委員会には付託しませんでした。そこで本会議ではたくさんの質問が出て、資料請求も出ました。本会議では資料請求も議会で諮ってからでないとできないので、結局この資料請求は反対多数で許可されませんでした。

その3 本会議での議案関連質問は3回までと決まっています。Y議員の質問に執行部側が答弁漏れをし、それを指摘するためにもう一度立ったY議員にヤジが飛びました。Y議員はそれでも「答弁漏れです」と主張し議長に認められ、もう一度質問に立つことができました。その毅然とした姿に、おもわず目頭が熱くなってしまいました。

私も、反対討論をさせていただきました。ここを承認されてしまったら、この開発そのものを議会として承認したことになります。建物の内容、コンベンション部分の細かい設計、使用料のこと、資金計画のことなど、この開発の具体の内容はまだ出てきていません。たくさんの税金使う事業だけに、優先交渉権者のアーバンコーポレーションのお任せ状態でいいのか、とても疑問に思います。先日委員会で継続審査となった6つの地元商店会からの見直しを求める陳情書も、実質不採択の状態になってしまいました。小田原の街や、昔ながらの商店街はどうなってしまうのでしょうか。

今後も市民からの動きもあると思うので、まだまだ目の離せない問題です。