柳谷直明の教育日記

 教育活動の一部を公開しています。啓成中は令和4年3月に閉校。生徒全員が私の授業が楽しかったと! 有難い声でした。

 中2枕草子2時間目,中1比較・分類,作文メモ

2023年04月27日 06時19分58秒 | 国語授業
 中2の枕草子は鑑賞文を書かせて終わった。一人称と三人称で書くように指示すると2種類書いていた。そうではなく,一人称と三人称の文を合わせて50字に纏めさせた。大体できていた。一人称で清少納言の主観を経験し,客観的に三人称で批評する。去年は批評だけを書かせていたが,今年は経験と批評を書かせている。一段階レベルを上げている。

 中1は比較と分類を指導し,次の時間に作文メモを書かせた。既に書いている人はドキュメントを書き進めてよいと指示すると,メモを手書きせずに,どんどんドキュメントで書いている。生徒を見ていて,作文メモを書かせる時代は終わったと実感した。手書きメモなど誰も書こうとしない。そういう時代になった。最近は1年生が一番予習している。全員予習している。驚く。作文の予習でドキュメントに600字くらいを書いてくる生徒が何人もいた。言葉の使い方や全体のバランスはよくないので,私は端末で指導した。個別指導である。授業後も全員の作文に赤を入れたり,指導を書いたりした。時間はかかるが,初期指導が重要なので,粘り強く行う必要がある。生徒の記述を消すことなく,メモを加筆できるので,ドキュメントでの作文指導は有効である。もはや,メモから原稿用紙に書くという手書き指導は不要である。ただし,ドキュメントの作文指導は専門性が高くなるので,記述力の低い教員にはハードルが高いだろう。これも次の本の題材になるかも知れない。清書段階で丁寧に書く指導は必要である。

 教育の流行に不易を取り込んで乗り越えていく面白い時代になってきた。端末を使えるだけ,記述ができるだけの偏りでは,最適な授業の実現が難しい。面白い。

 今日は久し振りの中3である。週に2時間くらいしかない。論語も文学同様に2時間で終える。次回,漢字と文法を1時間で扱い,修学旅行である。超焦点精査で要点指導をするしかない。必ず成績を上げる!

 中2は作文指導に入る。中2には,昨年一年間指導し続けたので,指導しなくても書けるだろう。更に達意の文章記述のために強意の言葉選択を指導する。既に予習で800字を書いている生徒もいる。がんばる生徒が多い。生徒の表現を読むのは楽しい。







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