碧田直の いいじゃないか。

演劇ユニット、ミルクディッパー主宰の碧田直が、日々を過ごして、あれこれ思ったことを、自由気ままに綴ります。

無題そのはっぴゃくごじゅうはち

2018-08-24 16:51:21 | 日々
今日は早朝に強風と雨。午後は晴れ。

タレントのりゅうちぇるが、子供が生まれたことを機にタトゥー(妻子の名前が刻まれているらしい)を入れたことに、賛否両論がネットで渦巻き、何人かの芸能人も発言するなどして、話題になっているようだ。
賛成派は「タトゥーと人格は関係ない」「タトゥーが入っているからと言って、いろいろな不具合が生じる(温泉NGなど)のは偏見だ」などと主張し、否定派は「怖いイメージがある」「日本の文化だから」といった意見が散見された。
では俺はどうかというと、りゅうちぇる個人がタトゥーを入れたことに関しては「ご自由に」だ。彼自身の体だし、彼自身が決めたことだから、奥さんが発言するならともかく、他人があれこれ言う問題でもないと思う。
ただ、現状の日本では、タトゥーを入れることで不具合は生じるし、それを偏見と言おうが差別と言おうが、いわゆる彫り物を背負った方々が刻んできた歴史があって、その記憶が強烈なうちは、さまざまな制限はかかってくると思うし、事実、現在でも蛮行や暴力で捕まる人の多くがタトゥーを入れていたりするから、それはやむを得ないことだとも感じる。あと百年か二百年がたって、タトゥーを入れた人々がすべからく善行を行って、人々の印象が完全に転換されれば、そうした制限もなくなるだろう。その意味では、まだまだ過渡期にあるといっていい。
何事もそうだが、人々の意識を急速に変えようとすると無理が生じる。偏見も差別も制限も、タトゥーに限らず、世の中には多々あって、軋轢や齟齬や衝突を繰り返しながら、少しずつ良くなってきたはず。大切なのは、一時の流行に乗るのではなく、信念をもって貫くこと。そして、自分が生きている間に世の中が変わらなくても、いつか必ず変わるはずとの希望を捨てずに、少しずつ、やれることを始めることだろう。
というわけで、今日はここまで。また明日。
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