無題そのはっぴゃくさんじゅうろく

今日も暑い。多治見市では四十度を超えたそうだ。

子供のころから、熱中するとか、急いでいて次のことに気を取られているとかしていると、何かしらを忘れてしまう癖がある。いまの仕事でも、ちょっとしたことを忘れる。それ自体は大したことではないのだが、所長には許せないことのようで、かなりぶつくさ言われてしまう。気を付けてはいるのだが、どうも直らない。
代わりといってはなんだが、ひとたび集中すれば、かなりの速度で脚本を仕上げることができる。その代償として、他の物事がどうでもよくなって、一人暮らしをしていたときは、ご飯を食べることすら面倒くさくなり、ほとんど何も食べずに書いたりしていた。
高いレベルでの集中力と、それと引き換えのボケ。
いわゆる普通の仕事をする上では、こういう傾向を持っているのは不利なのは分かっている。
そこそこの集中力であっても、物事を忘れないほうが好印象なのは当たり前で、若いころには、どうにかそうなろうとしたこともあったが、何度心がけてみても、何かに集中すると何かを忘れてしまうので、しまいには諦めた。あまり重要なことは忘れないので、きっと他人に大迷惑をかけるようなことはないはず。これからも、ささいなことを忘れ、小言をちょくちょく言われつつも、時折、高い集中力で、いい仕事をものにしていこう。開き直りも人生大切だ。
というわけで、今日はここまで。また明日。