碧田直の いいじゃないか。

演劇ユニット、ミルクディッパー主宰の碧田直が、日々を過ごして、あれこれ思ったことを、自由気ままに綴ります。

無題そのせんひゃくじゅうろく

2019-05-09 19:48:49 | 日々
今日は晴れ。強風だった。

あと十日あまり後になるが、ボクシングの井上尚弥がグラスゴーでWBSSトーナメント準決勝に挑む。対戦相手はIBFチャンピオンのロドリゲス。年齢も同じくらい、アマ経験も豊富で、どちらも全勝というのも一緒だ。
あまり注目度は高くない同大会だが、代わり映えのしない挑戦者と試合をするよりは、チャンピオン対決したほうが、負けるリスクは高まるにせよ井上のモチベーションは上がるだろう。
ロドリゲスはカウンターが良く、うまいボクシングをする。弱点は薄いボディで、前戦では懐に入られて苦戦していた。生命線の左ジャブが途中から出なくなり、カウンターのタイミングが掴めずに相手の前進を許す格好になったことが最大の要因と思う。
カウンターは確かにいいロドリゲスだが、一番KOが狙えるパワーパンチは右ストレートで、カウンターは懐に入らせないためにタイミングで打っていた。カウンターには一歩間違えれば自分が食らうリスクがあり、かつて高橋ナオトがそうだったように、相打ち覚悟で打ち込むタイプではないため、カウンターで出足を止め、右で仕留めるのがロドリゲスの必勝パターンではないかと思う。その基点となるのが、左ジャブだ。
井上はまず、この左を外したい。パワーでは圧倒しているし、出入りのスピードもロドリゲスの前戦の相手とは比較にならないくらい井上が速いので、左さえ当てさせなければ、あっけないほど容易に懐に入れる可能性もある。そのとき右アッパーは警戒しなければならないが、井上のパワーパンチをくらったら、ロドリゲスも簡単にはパンチを繰り出せなくなるだろうから、そうした意味でも、ロドリゲスにリズムを作らせてはいけない。
期待を込めて、井上の五ラウンド以内のKO勝利を予想する。頑張ってほしい。
というわけで、今日はここまで。また明日。
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