碧田直の いいじゃないか。

演劇ユニット、ミルクディッパー主宰の碧田直が、日々を過ごして、あれこれ思ったことを、自由気ままに綴ります。

無題そのさんびゃくにじゅうよん

2017-03-10 21:57:28 | 日々
自分で言ったことを、すっかり忘れているなんてことが、俺にはよくある。
その都度、妻に注意されるのだが、言われても思い出さなかったりするから始末が悪い。が、ひとつ言い訳をさせてもらえば、べつだん嘘偽りを口にしているわけではなく、言っている言葉は実際に思っているのだが、言った記憶が曖昧だというだけなのだ。一言で言えば、単なる老化である。いや、書いていて情けなくなってきたが、四十も半ばを迎えれば、物忘れの一つや二つ、あっても仕方ないのではないか、と開き直るとしよう。

が、それが、誰かの行動の基盤になった、というのでは、忘れたでは済まされない。
かつて演出した、とある芝居の出演者が、俺が口にした終演後の振る舞いについて、どうやら多少の影響を受けたらしく、観劇後の行動を改めているらしいことを今日知った。
いや、それだけならいいのだが、問題なのは、今現在の俺は、当時の言葉とは真逆の対応をしていて、それはそれで理由もあるのだが、何だか申し訳ないような気持ちになってしまった。

そんな気持ちになったのは、言ったことを忘れているわけではないが、ハッキリ思い出してもいないというか、そんなようなことを言った気はするのだが、いまいち曖昧模糊としている点にある。いやもう、ホントに申し訳ない。

ただ、思ったのは事実だし、今でも近いことは思っている。自分のところでやってないので、説得力ゼロだけど。

というわけで、なるべく言ったことは覚えていよう。そして、なるべく言行一致でいよう。
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