【国民党、敗北は「必然」の指摘も 存在意義が問われかねない状態に 産経2016.1.16 21:12更新
【台北=田中靖人】中国国民党は総統選で敗北が確実となっただけでなく、立法委員選でも大幅に議席を減らす見通しだ。「百年老党」を誇る国民党は、存在意義が問われかねない状態に追い込まれた。
国民党の「鉄票区」とされる台北市の第1選挙区。現地メディアによると、民主化で立法院が全面改選される1992年以前からのベテラン立法委員(61)は民進党の新人女性(41)に敗れた。昨年3月に国民党から分裂した民国党も候補者を立て、組織票は流出。選対幹部は「馬英九政権への不満に党内抗争への反感もあり、民進党政権下で戦ったときより厳しい」と話した。
国民党は有力者が出馬を見送った結果、泡沫(ほうまつ)視されていた洪秀柱立法院副院長が候補者となった。だが、洪氏が中国との統一を目指すかのような発言で支持率を落とすと、党内からの反発を受け投票の3カ月前に朱立倫主席に差し替えた。
政治大学選挙研究センターの兪振華准教授は、党内対立の背景に、洪氏ら戦後中国から来た外省人系と、台湾出身の本省人系との対立があると指摘する。本省人系の政党である民進党は有権者の「台湾人意識」の高まりを受けて優勢だが、国民党は「現在では利益でつながっただけの政党で核心となる理念がなく、長期的にみて不利になるのは必然だ」と話す。
このため、「中国人意識」を持つ外省人系は洪氏や国民党から派生し統一色の強い「新党」などを支持。経済的利益を期待して馬英九政権を支持した人々も離れた。兪氏は「国民党は新たな理念を探さなければ分裂するだろう」と指摘している。】
(GG:理由は①本省人と外相人の対立②経済関係―ーしか書いていない。他の調査では中国との経済関係で民衆が恩恵を受けていないとの指摘もある。尖閣諸島は台湾領を主張する蔡政権と安倍政権はどのように組み得るのか?中国本土は台湾の独立志向を監視すればよいが、安倍政権はより複雑な方程式を解かねばならなくなった。アメリカも同様だろうが、日本・台湾・韓国のラインを形成し中国封じ込めを狙うだろう。では尖閣はどう判断するか?安倍はアメリカの言うことを聞いていれば良い時代ではなくなりつつある。かつての日本の台湾派は国民党蒋介石との仲だ。民進党とは対立政党だ。旧台湾派は影響力が期待できない。自主外交が迫られている。複数の変数がある連立方程式だ。一方中国にとっては覇権主義的行動派は困難になった。どんな外交で切り抜けるのか?日本には半歩譲る姿勢を見せるかもしれない。台湾の統一は中国共産党の歴史的課題であり台湾問題は対日本より大きいからだ。台湾問題で江沢民が勝ち取った成果を習近平・李克強が手放すことは出来ない)
●台湾の国民党は長年の権力の惰性が災いした
【台湾総統に民進党の蔡英文氏 8年ぶり政権交代
朝日2016年1月17日01時07分
台湾総統選が16日投開票され、独立志向の野党・民進党の蔡英文(ツァイインウェン)主席(59)が与党・国民党の朱立倫(チューリールン)主席(54)、親民党の宋楚瑜(ソンチューユイ)主席(73)を大差で破り、当選した。8年ぶりの政権交代で、総統に女性が当選するのは初めて。中央選挙委員会の集計では、蔡氏の得票率は56・12%の圧勝。民進党は同時にあった立法院(国会、定数113)選で68議席を得て初めて過半数となった。中台関係にも影響が出そうだ。
蔡氏は同日夜に記者会見し、政権交代だけでなく立法院でも過半数を得たことで「台湾人は投票で歴史に新たな一ページを加えた」と述べた。得票率は、過去の総統選で最高だった2008年の馬英九(マーインチウ)総統の58・44%に迫る。
投票率は過去最低だった前回(12年)の74・38%を大きく下回る66・27%だった。蔡氏の得票数は、04年の陳水扁氏の647万票(得票率50・11%)を上回って民進党候補で過去最高で、国民党支持者の投票意欲が低かったと見られる。
立法院選では民進党が改選前の40議席から躍進、国民党は64議席から35議席に大幅に減らした。朱氏は16日夜、党主席の辞任を表明した。一昨年3月に学生らが立法院議場を占拠した「ひまわり学生運動」から発展した新政党「時代力量」が5議席を得た。
選挙戦では、8年間の馬政権への市民の強い不満が蔡氏と民進党を後押しした。馬氏は対中関係を改善すれば経済も良くなると訴えたが、恩恵は一部に集中。勤労者の給料は上がらず、息苦しさが増した。】
(GG:立法院でも68取ったのは、国民党に対する反発の大きさを物語る。「国民党は何もしなかった」という世論調査もある。台湾への中国共産党の工作は台湾がパソコン生産で成長を始めた時代からのものだった。中国が台湾の興隆を見てパソコン習得に注力したのはパソコンの将来性もさることながら、台湾のパソコン産業を壊滅させる目的もあったと、2000年当時、GGが北京大学と交流していたころ北京の工学系技術者は噂していた。中国が発展をしたのはその頃からだ。台湾は中国の興隆と反比例して坂道を転げ落ちていった。上海の某情報機関も、「これからは台湾より朝鮮民主主義人民共和国だ。台湾はもう終わった。北へ行く」と言っていた。それほどの成果を中国共産党は勝ち取ったのに馬英九政権時代は民衆まで納得するような経済成長を遂げられなかった。いわば国民党政権の怠惰さが表に出た。その象徴が「時代力量」につながる。2014年3月18日に、中華民国(台湾)の学生と市民らが、立法院( 日本の国会議事堂にあたる)を占拠した、連日1万人から1万5000人の学生や市民が立法院を包囲したひまわり学生運動が起きている)
【国民の生活が第一の経済政策を提示しよう
植草一秀宇ログ「知られざる真実」2016年1月16日 (土)
(略)すべての労働者の正規化実現を目指すべきである。
最低賃金の引き上げを実現するべきである。
すべての国民に、一定水準の所得を保障するべきである。
これこそ、主権者が求める、本当の意味の「三つの的」、「三本の矢政策」だろう。
そして、経済全体を浮上させるには、財政政策の超緊縮を中止する必要がある。
具体的には、まず、消費税率10%への引上げを完全中止するべきである。(略)】
(GG:早い話が”内需拡大策”だ。政府とゼネコンのためのハコモノ・道路造りではない内需拡大策だ。日本のデフレの真因は内需の欠乏あったのかもしれない。内需の欠乏を金持ちの出費で代替できると考えた。富裕者主体の経済政策、つまり資本家・投資家への配当増と証券市場の賑わいに経済政策は矮小化されたーーことが。デフレ不況の真因なのかもしれない。そして、企業の儲けは外国人投資家に収奪された。デフレ下で潤っていた外国人投資家が居たのだ。日本バブルを煽って破裂まで準備し、その後のデフレでまた儲けるーー国の枠を超えたグローバルな経済戦争で高度成長の日本は敗戦したーーのが太平洋戦争敗戦後の復活の高度成長後の歴史だった。2度目の敗戦=バブル崩壊と20年デフレに次ぎ、TPPで今また3度目の敗戦に瀕している。この大きな特徴は日本の政治屋主導で売国自殺行為が行われていることだ。その筆頭が安倍晋三政権だ。裏にはアメリカ金融グローバル資本と軍産複合体=東京電力と東芝・日立・三菱重工などと売国官僚=米国債を買い支える日銀と財務官僚にTPPで農村をアメリカの市場にする農林水産省と国土交通省=が居る)
●実質3人の社員で年商1億6000万円の怪 チェック無しで点検済みの印が罷り通る検査機関は何をしていたのか?!
軽井沢バス事故で謝罪 「キースツアー」福田社長の素性 2016年1月17日 10時26分 日刊ゲンダイ
「100%責任がある」――。15日、渋谷区のオフィス前で、何度も頭を下げ謝罪したキースツアーの福田万吉社長(38)。報道陣の質問に真剣な表情で答えてはいたものの、内容はいまひとつ要領を得なかった。
「安全面は怠ったことはない」。福田社長はこう強弁していたが、よくよく聞くと、社員がツアーに参加し、安全確認をすることはほとんどなかったという。走行前のシートベルトチェックやルート変更の禁止についても、バス会社と契約を交わしていなかったといい、安全管理に対する責任感の乏しさを感じさせた。
また、一部報道によると、キースツアーの運行指示書には出発地と到着地が書いてあるだけで、経路について記載がなかった。運行終了時に作成する「終業点呼簿」が事故前から作られていて、実施済みの印鑑も押してあったという。ずさんすぎるだろう。
浅黒い肌に茶髪……。やや“チャラ男”の雰囲気を漂わせていた福田社長。東京都出身で、明大卒業後、旅行会社などを経て5年前に独立。「キースツアー」を立ち上げた。スキーツアーは10年以上携わっているという。同社は「業界最安値にこだわる」を宣伝文句に格安ツアーを企画。今回のツアーもバス代、宿泊費など込みで1泊1万3000円~と激安だった。社員は実質3人で、昨年の売り上げは約1億6000万円。ツアーは多い時で1日6~7台のバスを運行。冬場は若者向けのスキー旅行を中心にほぼ毎日ツアーが開催されていた。
福田社長の自宅は、東京・目黒区にある東急田園都市線池尻大橋駅に近い高級タワーマンション。「人生を懸けてでも誠心誠意遺族に対応する」と語っていた福田社長だが、いつまでタワマンに住んでいられるのか。
(GG:社員実質3人で1億6000万円の売り上げ!「運行終了時に作成する「終業点呼簿」が事故前から作られていて、実施済みの印鑑も押してあったという」。規制当局は何をしていたのか?)
●連合の神津新会長は原発&軍需系の労組『基幹労連』の出身 原発再稼働や武器輸出3原則の見直し論者
孫崎 享 @magosaki_ukeru 1月16日5時間前 孫崎 享さんがテツをリツイートしました
連合新会長の神津氏は国民の連合的動きに水を差す。原発関連からの説明
テツ@tetsu2015 連合新会長の神津氏は原発&軍需系の労組『基幹労連』の出身。
基幹労連は、民主党政権時から①原発再稼働や②武器輸出三原則の見直しを提言。
連合も原発や兵器で儲けたいのが本音!
危険!! https://twitter.com/magosaki_ukeru/status/687840504457891841 …
(GG:一目瞭然の関係図だ)
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