【都知事選 鳥越氏が134万票2016年8月2日 9時15分 しんぶん赤旗
7月31日投開票の東京都知事選で、野党統一候補の鳥越俊太郎氏(76)=日本共産党、民進党、生活の党、社民党、生活者ネット推薦=は134万6103票(得票率20・56%)を獲得して大健闘しましたが、及びませんでした。
投票率は59・73%で、大雪の影響により低投票率となった2014年2月の前回都知事選(46・14%)から13・6ポイント上昇しました。その中で鳥越氏の得票は、前回日本共産党が推薦した宇都宮健児氏の98万2594票(得票率20・18%)の1・4倍を得て、得票率も0・38ポイント上回りました。
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東京都知事選の主な候補者の得票数は、次の通り。
当小池百合子64無新
2912628
増田 寛也64無新
(自民、公明、こころ推薦)
1793453
鳥越俊太郎76無新
1346103
●都政・都民を舐めきった鳥越の姿勢と「平和」「脱原発」一本ヤリが惨敗をもたらした
(GG:開票日が過ぎてもまだ腹立ちが収まらない。赤旗も評価のしようがないのが見て取れる。しかし、何らかの反省は必要だ。みな、タブーにしている?4党は参院選で合計250万票は超えていた。赤旗が宇都宮氏の98万票より、1.4ポイント増えたと言っても、参院選の4党合計より半分だ。
4党の勢いが削がれたことが自公を勢いづける。連坊でもいいから勝つべき選挙だった。国民的な政策=「平和」「脱原発」一本ヤリだけでは勝てない。キメ細かな地元政策が必要だ。「準備万端」で臨まなくてはならない。「準備不足だった」(鳥越氏の開票当日の敗戦の弁)というわけには行かない。あまりに都政、都民を舐めきった姿勢だ。
加えて①「平和」「脱原発」では訴求力が足りないこと②衆愚ポピュリズムであろうと軽視してはならないーー全体に左翼はポピュリズムに鈍く冷淡な欠点が一貫した選挙での敗因だ。橋下、小池、安倍に学ばねばならない。彼らの選挙戦の感度と隠蔽の上手さは、また発揮されるだろう。「平和」「脱原発」の錦の御旗に胡坐をかいていやしないか)