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七里GGニュースウオッチ8/1⑵:自共対決構図を書き換えるには第3局が不可欠の米戦争勢力のグランドデザイン

2016-08-01 21:47:55 | 日記


【小池氏勝利、俄然注目のおおさか維新   産経新聞 - 2016年8月1日
 東京都知事選で与野党の支援を受けない小池百合子元防衛相が勝利したことで、「第三極」のおおさか維新の会の存在に注目が集まりそうだ。馬場伸幸幹事長は早速、来年夏の都議選で小池氏と共闘する考えを表明。一方、秋の臨時国会では安倍晋三首相と連携し、衆参憲法審査会の議論を主導する意向で、こちらでも影響力を高めそうだ。
 「小池氏が都の大改革を行う姿勢が本物なら、来年の都議選は改革勢力を大きくする方向で協力したい」
 馬場氏は31日、小池氏の勝利を受け、産経新聞の取材にこう強調。小池氏が次期都議選で独自候補を擁立するなどした場合、小池氏の支援に回る考えだ。
 小池氏は今回の都知事選で、自民党都連と激しく対立。次の都議選では自民党都議への「刺客」候補を立てる可能性も高い。これをおおさか維新が支えれば、昨年4月の大阪府議選のように、「自民党対第三極」の対決構図が生まれる。
 橋下の政治家能力は3流以下。どう考えても3流以下だ。2流に見えるのはマスコミの成果?あいつは関西のタレントが正直なところだ。西川のりおの言う通り。
 小池氏は選挙戦で、政治団体「減税日本」代表の河村たかし名古屋市長の支援も得た。小池氏を台風の目に新たな「第三極」ブームが生まれる可能性がある。
 実は「第三極」の勢いは参院選でもみられた。おおさか維新は改選前を5議席上回る7議席を獲得。非改選と合わせると12議席となり、参院での法案提出に必要な議席数を確保した。
 この勢いを巧みに取り入れようとするのが、首相や菅義偉(すが・よしひで)官房長官だ。
 「憲法についてまじめな議論をしていこう。秋の臨時国会では憲法審査会を進めていきたい」
 首相は7月30日夜、都内のホテルで菅氏を交え、橋下徹前大阪市長やおおさか維新の松井一郎代表(大阪府知事)、馬場氏と会談。参院選で、おおさか維新を含む「改憲勢力」が発議に必要な3分の2以上を占めたことを踏まえ、改憲議論を進めることに協力を求めた。松井氏らは、憲法審でおおさか維新側から具体的な改憲条文の候補を提示し、議論を主導する考えを示した。
 おおさか維新は国会で独自色の演出にも余念がない。秋の臨時国会では、法案提出権を生かし、「参院選マニフェスト(選挙公約)で出したすべての政策を法案にし、100本近く提出する」(松井氏)と鼻息が荒い。中央では安倍首相、地方では小池氏らとピンポイントで連携し、既存政党への対抗勢力を増やす考えだ。(水内茂幸)】

●なぜか産経がおおさか維新に一貫して辛口だ 
  (GG:おおさか維新が勢いを得ている。秋の臨時国会では「衆参憲法審査会」を主導すると息巻いているというから、この正体隠しの対決劇場政治は公明党以上に危険だ。GGが指摘するように橋下はマイケル・グリーンに「キングメーカーになれる」と産経・古森記者がワシントンでマイケルグリーンに取材した際、発言したと副島隆彦が『国家は『有罪(えんざい)』をこうして創る』(101P)で語っている。橋下の後ろにはダボス会議の日本側窓口を取り仕切る竹中平蔵が控えており、2009年ダボス会議の「ヤング・グローバル・リーダーの一人に選ばれた」(同93P)と植草氏が中田安彦氏の「副島隆彦の学問道場」ホームページの記述を引いて明らかにしている。おおさか維新は米戦争勢力に育成された政党の色彩が濃い。マイケル・グリーンはじめ米戦争勢力は与野党対決構図を第3局を育てることで変えようとしてきた。現今の政治情勢ではおおさか維新と、自民都連と対立する中で結成しようとしている「小池新党」を合従連衡させて、新しい対立構図を現出させ、共産党を無化して、出来ることなら「緊急事態条項」に筋道を付けて、枕を高くして寝たいと言うところだろう。そのグランドデザインが着々と進んでいる。橋下については西川のりおが「橋下の政治家能力は3流以下。どう考えても3流以下だ。2流に見えるのはマスコミの成果?あいつは関西のタレントが正直なところ」と評すのは正鵠を射ている。小池もそうだが衆愚ポピュリズムに乗る感度が左翼陣営より数倍高い。左翼の中に学者コンプレックスがあるのだろうか?学者風なことを言えばカッコいいと考えているフシがある。学者ほど一般大衆を騙してきた人種は居ないとGGは思っている。本当の学者の名に値する人物は少ない。大方が曲学阿世の輩だ。肩書きに対する欲望が強く、知的恥知らずだ。北岡伸一や元防衛庁長官・森本敏を見ればわかる通り臆病さと図々しさは半端ではない。カネと肩書に汲々としている輩だ。
 ともかく衆愚ポピュリズムをバカにしていたら「緊急事態条項」はスーと通ってしまう。アメリカ戦争勢力の日本グランドデザインが1幕は対立構造を自民VS共産から第3局を噛ませて塗り替えること、第2幕は緊急事態条項を成立させること、第3幕は米軍予算の日本支払い=軍事費増大=巨額増税を国民に飲ますことーー。メディアはすでに篭絡済みだ)


七里GGニュースウオッチ8/1⑴:タマが悪すぎた鳥越の完敗 「憲法改正阻止、脱原発」だけでは選挙に勝てぬ

2016-08-01 09:52:15 | 日記


【都知事に小池氏…初の女性、増田・鳥越氏に大差
読売2016年08月01日 01時40分
 東京都知事選が31日、投開票され、政党の支援を受けない新人で無所属の小池百合子・元防衛相(64)が、自民、公明、こころの3党の推薦を受けた増田寛也・元総務相(64)、民進、共産、社民、生活の野党4党の推薦を受けたジャーナリストの鳥越俊太郎氏(76)らを大差で退け、当選を決めた。
 女性の都知事は初で、女性の知事は全国で7人目。小池氏は、2020年東京五輪・パラリンピックの準備などを急ぐ。
 小池氏はこの日午後8時過ぎ、豊島区西池袋の事務所で勝利宣言。「待機児童や介護の問題を責任を持ってやりたい。首都直下地震で被害を最小限にする方法を考えたい」と都政運営に向けた抱負を語った。
 小池氏は、政治資金の私的流用問題などの批判を受けた舛添要一前知事が6月15日に辞職願を出すと、主要3候補の中では最も早い同29日に出馬を表明した。遊休空間を利用した保育・介護施設の整備などを政策に掲げた。
 所属する自民党東京都連に推薦を依頼したが、都連が増田氏の擁立に傾くと推薦依頼を撤回し、一転して同都連を「ブラックボックス」などと批判。保守分裂選挙となる中、「組織対個人」という対立の構図を打ち出し、無党派層を中心に支持を広げて、自民党支持層からも票を取り込んだ。
 ただ、勝利宣言の際は、「都議会とも連携を取りたい」と協調姿勢も見せた。
 増田氏は自民、公明両党の国会議員や都議がフル稼働し、都内区市町村の多くの首長からも支援を取り付けた。「都政の混乱に終止符を打ち、前に進める」と訴え、岩手県知事、総務相を務めた行政手腕も前面に打ち出したが、知名度が不足していたことに加え、保守票を固めきれなかった。
 野党統一候補として告示2日前に出馬表明した鳥越氏は、政権を批判し、「憲法改正阻止」「脱原発」などを主張。しかし、選挙期間中、週刊誌に女性問題があったとする記事が掲載されたこともあり、無党派層の支持を広げられなかった。
 今回の選挙は史上最多の21人が立候補。全国最多の約8400人に上る待機児童の対策や、2020年東京五輪・パラリンピックを巡る都の費用負担割合、首都直下地震の防災対策などが主要争点となった。
 新知事の任期は20年7月30日までで、同24日開幕の東京五輪と次の知事選が同時期になる可能性がある。
 投票率は59・73%で、投票日前日に大雪に見舞われた14年2月の前回選の46・14%を13・59ポイント上回った。
2016年08月01日 01時40分 Copyright © The Yomiuri Shimbun】

【無党派層の49%、小池氏に投票…出口調査
読売2016年08月01日 07時39分
 都知事選の勝敗は無党派層の票がカギを握っており、調査によると、無党派層の49%が元防衛相の小池百合子氏(64)に投票。元総務相の増田寛也氏(64)の19%とジャーナリストの鳥越俊太郎氏(76)の18%を大きく引き離した。調査は240か所の投票所で実施し、有権者1万669人から回答を得た。
 今回の都知事選で、与党の自民党と公明党などは増田氏を推薦。自民党の衆院議員だった小池氏は、自民、公明両党の推薦を得られなかった。
 だが、調査では自民党支持層の55%が小池氏に投票しており、増田氏を選んだのは36%にとどまった。公明党支持層も65%は増田氏を選んだものの、26%は小池氏に投票していた。】

●4野党も鳥越ではタマが悪すぎた 民進党の闘争心薄弱さのオウンゴール キメ細かな地元政策を
(GG:鳥越氏の惨敗と言って良い。獲得票数は小池ゆりこ2912628.増田寛哉1793453.鳥越俊太郎1346103だった。読売の1万人の出口調査では無党派層の49%が小池に、鳥越は16%に過ぎなかった。文句なく完敗だ。
 ここに至るまでの経過も含めた敗因は昨日の投稿に書いた通り。1日経って得票数を見て、思いを強くしたのは「憲法改正阻止」「脱原発」を掲げても大敗すると言うこと。都民は身近な問題を解決してくれる政治を望んでいるーーということだ。これは重要なことで当然だ。小池が舛添に反対する熱気を汲み上げたということがこの大差になった。鳥越の女性人権問題はもちろん大きなマイナス要因だが、注目すべきはここにある。衆院北海道5区補選で惜敗したとはいえ無党派層の圧倒的多数が池田まき支持に動いたのと対照的だ。無党派層をどのように引き付けるかが勝敗を分けそうだ。とりわけ女性の支持を受け得るかどうかが重要だ。鳥越は以上の2点とも失格だった。それが大敗に繋がった。
 今後、争点として「憲法改正阻止」「脱原発」などは大いに争点として浮かび上がらせなければならないが、地方選挙ではそれだけで勝てると思ってはならないーーということだ。その土地の住民が何を求めているかきめ細かく分け入って政策を立案せねばならない。
 民進党は早速、都知事選の結果を巡って連坊が適任か、前原かが争われているようだが、民進党はどうあっても急落の道しか無い。結構なことだ。昨日投稿したように、米戦争勢力は自公VS共産の構図を、共産を無化するべく自民内部での対立と選択、もしくは自民VSおおさか維新の対立と選択に収めるグランドデザインを描いている。政治家だけでなく市民にもそのような対立が醸成されるだろう。
 この流れが出来てしまえば改憲、戦争体制、国民生活破壊は一直線に進むに違いない。しかし、大増税を一般大衆が許すか?ここは踏みとどまると期待したい。
 4党合意から民進が離脱しても構わない。むしろ結構なことだ。そこから民進党良識派が分裂して3党合意に加わることこそ歓迎したい。4党は戦線を鍛え直せ。目先の合意を大切にするあまり民進党と心中しては市民・国民を裏切る)


七里GGニュースウオッチ7/31⑷:「準備不足だった」ーーザケンジャアネエ!殴り込みを掛けてやろうかと思ったが自制した

2016-08-01 00:31:32 | 日記

【鳥越氏「準備不足だった」 都知事選、知名度生かせず   朝日2016年7月31日23時04分
 野党4党の統一候補となった鳥越俊太郎氏(76)は港区の事務所で「私の力不足。期待を寄せてくれた多くの都民に申し訳ない」と頭を下げた。野党幹部も連日応援に入ったが、高い知名度をいかせなかった。
 鳥越氏は参院選で改憲勢力が3分の2に達したことへの危機感を訴え、告示2日前に立候補を表明した。
 街頭演説では、「51年間報道現場にいて、権力側についたことは一度もない」と強調。安倍政権批判や「憲法」「脱原発」など国政のテーマに多くの時間を割いた。ただ、都政の課題についての具体策の提示は遅れ、「準備不足だった」と話した。告示後の女性関係の疑惑に関する週刊誌報道の影響については「あったと思う」と語った。
 また、待機児童解消などを公約した小池氏に対して、「やっていただかないと私たちはまた声を上げる」とクギを刺した。】

●足りないのは選挙準備ではなく猛省だ 総括できない旧社会党の悪弊濃く残す人物
(GG:まだ鳥越の総括が足りない。この男には総括が出来ない旧社会党の体質が残っていそうだ。「準備が足りなかった」の言いぐさに支援者は口をアングリ開けたのではないだろうか。「『51年間報道現場にいて、権力側についたことは一度もない』と強調」もズレている。反権力など今時は犬も食わないのだ。こんな”正義漢”面してるところが怪しい。
 相変わらず旧ジャーナリズム、60年代のジャーナリズムの安易さと言おうか戦後民主主義の正体と言おうかーーが浮き出ている。言葉の端々にこうも安易さが出るようでは宇都宮氏ならずとも「もう結構です」と言いたくなるだろう。そりゃあそうだ、テレビニュースキャスターをして億円単位のゼニを稼げば感覚は庶民と異なるのは当然だ。「平和と命を守る」と言うだけでこんなに貰って良いの?--と良心が有れば頭をかすめただろう。また知事になれば脚光が当たり、知事報酬1800万円以外にそこかしこからTV出演の話もチョットした雑文の依頼もあるかも、と考えたかどうかは知らない。
 恐いのは次にも出る意思が有りそうだということ。この中に宇都宮氏への「努力が及ばなかった」とか「不徳の致すところで申し訳ない」の弁明であっても、この場では無理かもしれないが、ないことが気にかかる。都民は高潔さに疑いの目を向けたのだ。それはGGは正しいと思う。「事実無根」だなぞとふざけたことを言ってはいけない!ぜんぜん反論になっていない!
 老躯を押して「ザケンジャアネエ」と殴り込みを掛けたいほどだ。旧社会党の残党の系譜と分かり、なるほどさもありなんと、抑えている。これが戦後民主主義の限界で、民主主義を内部から腐敗させる。貴重な平和を護る戦いであったからこそ戦争をしないで70年もやってこれた。しかし、劣勢になれば、脆さも露わになる。孫崎氏が『戦後史の正体』を著わしているが、もじった言い方をするなら『戦後民主主義の正体』だ。今や懐古の域に入っている。GGは予想しよう。鳥越の得票は前回の舛添と戦った宇都宮市の得票に遠く及ばないだろう。都民も国民も騙されやすいがバカじゃない)