

作:くすのき しげのり
絵:石井 聖岳
出版社:小学館
「ぼくは、いつでもおこられる。家でも学校でも…。
休み時間に、友だちがなかまはずれにするからなぐったら、先生にしかられた。」
いつも誤解されて損ばかりしている少年が、七夕さまの短冊に書いた願いごとは…?

読みながら泣きそうになってしまいました。
この絵本はまったく私のお話だったのです。
怒られない日はないし、怒ってもヘコまない。
理由を聞いても黙っている。だからもっと怒鳴る。
でも子ども言葉にする数倍もの事を考えて飲み込んでいる。
お母さんや先生や友だちに言うのではなく
七夕様のお願いの短冊に、一文字一文字けんめいに書いた
「おこだでませんように」
ごめんって思いました。
この本を読んで子どもたちがどんな反応をするか見てみたいけど
これは子どもに読み聞かせる絵本じゃなくて
大人が読む絵本だと思いました。