笑う 七色 福来たる

盲導犬の訓練を終え、どうも犬となって帰ってきた七色。そんな七色と隊長のぐ~たらで楽しい訓練生活。 

あれから1か月

2011-04-12 | 七色の日常
東日本大震災から1か月が経ちました。

そんな昨日と今日、また大きな余震がきました。今度は福島沖。

まだまだ予断が許さない状況です。余震は、しばらく続くらしいので皆さん、気をつけましょうね。


先日、震度6の余震がきた時、

最近やっと沈静化してきたガソリンスタンドの前に、また行列ができていた。 ・・・・・またか・・・・・

スーパーのレジも行列。

みんなが何を買っているのか見てみると、電池とか卓上用のコンロのガスボンベとか、ろうそくとかティッシュ、カップラーメン ・・・・・ またか・・・・

ライフラインがまた途絶え、物不足になるのでは。と危機感を持ってる人がこんなにいるんだと驚いた。


災害時に何が必要なのか、何を用意しておくべきなのか、その状況によって違うのだろうけれど、


私の経験からお話してみよう思う。ここ、テストに出すから、ちゃんと聞いておくように 


災害が起きた時、最初の3日間が肝心だと思う。

3日を乗り越えられれば、あとは何とかなる。


震災後、私が1番欲しかった物。それは情報だった。( その中でも安否情報が1番 )

まずは携帯電話は必需品。携帯はワンセグから情報も見れるし、懐中電灯にもなる。

私は日頃から携帯に依存してないので、よく忘れて出かけたりするし、充電もしない。

そんな扱いをしていたので、いざ必要になった時、電池が半分しかなかった。

1番欲しかったのは、携帯の充電器。 

娘が電池式の充電器を持っていたのだけど、何の役にも立たないばかりか、かえって消費してしまった。いったいなぜなのか問いたい。 

結局、私達が情報を得たのは、手回しで発電するラジオと、車の中のテレビだった。






 枕元に置いておいた物。右から 携帯電話、避難袋、懐中電灯、手回しラジオ



そして大事なのは水。

ウチでは飲み水として、2ℓのミネラルウォーター6本入りを3箱(計18本) 常備していた。

それと電気温水器があるので、その中に常時相当量の水が入っている。断水した時には、その中の水を使えば、1週間ぐらは大丈夫。・・・・・ のはずだった。 

御承知の通り、電気温水器は壊れて中の水が全部なくなっていた。 なんてもったいない 

でも、よほどの地震でない限りは、電気温水器は災害時には強力な助っ人になってくれるはず。

電気は、とにかく復旧が早い。

電気温水器でない家は、お風呂の残り湯をとっておいたり、雨水を溜めておいたりするのもいいと思う。

給水所に行く時のことを考えて、ポリタンクを用意しておくといいのだけど、そんなの置き場もないし・・・・という人は、衣装ケースで代用してもいいかも。その際は、運ぶ時に相当重くなるし安定も悪いので、衣装ケースを乗せて運べる台車があると便利。

とにかく水は何よりも大事なので、せめて飲み水だけでも用意しておくと良いでしょう。




次に卓上用のガスコンロ。( ガスボンベも忘れずに。) 

被災者誰もが最初に言ったことは、「 あったかい飲み物とあったかい食べ物が欲しい 」 だった。




 「 ななタンは ねこじた なので ひやめしで いいでしゅ 」


避難所に有名人が炊き出しに来てくれたのは、1週間経った頃から。本当に必要なのは、最初の3日間だったと思う。


ウチでは灯油のストーブとガスコンロでご飯を炊き、お味噌汁を作っていた。 

ただ、ストーブは余震の度に消さなければならず、危ないのでなるべく使わないようにしていた。





 「 やさしい ななタンは とりにくを わけてあげたのでしゅ。 めでたし めでたし。 」 ↑ 震災3日目のお昼ご飯。


大量に冷凍してあった七色用の鶏肉は、3人で分け合って食べた。



1日2食の為、お昼をもらえない七色は、



 「 くやしいでしゅ! ツルだって おんがえし するのに。 ななタンの とりにく かえして くだしゃい 」 


・・・・・ 優しいななタンは どこ行ったんだ?? おい。 




情報、携帯充電器、ラジオ、水、カセットコンロ、冷凍鶏肉(七色用) ときたところで、続きはまた明日。
何だか最近、更新がままならず すみません。 
今日、仙台でも桜が開花したそうです。これから被災地でも桜が咲くことでしょう。被災地以外の皆さんは、どうか自粛などせずに、普通のことを普通に楽しんで下さい。そして楽しんだ分の一部を被災地に還元していただけると有難いです。義援金だけでなく、被災地の物を買ったり、復興までを見守るのもまた支援です。
J1 ベガルタ仙台のFWマルキーニョスは、余震のストレスで退団し、ブラジルに帰ってしまいました。でも、被災者には帰れる家もありません。 どうか今後も応援よろしくお願いします。 


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