一昨日 昨日 今日

震災から今日で７日が過ぎた。


一昨日、震災後初めて　夫が新潟　→　山形経由で帰ってきた。

七色は、大喜びでぶっ飛び、

パパの傍らにピタっと寄り添って離れない。



　「　じしんに　たえて　７さい　ふけた　ななタンを　なでてくだしゃい　」


・・・・・　はいはい。


夫は七色に同情した後、今にも落ちてきそうな　はずれた換気扇を直し、地震で移動した重いタンスを戻し、いたるところにひびが入った壁を見て　ため息をつき、地震後そのままになっていた自分の部屋を見て絶句した。

そしてすぐに帰っていった。



夫の会社から、支援物資を頂いた。↓　



　「　ごっつあんでしゅ。これで　ななタン　７にち　いきられましゅ　」


ウチは、娘と２人なので、

ご近所で家族の多い友人宅に、半分差し入れた。

その友人宅は、ウチと同じオール電化の家なのだが、電気温水器が壊れることもなく、電気が復旧してからすぐにお風呂に入っていると聞き、

娘と隊長、お言葉に甘え、友人宅のお風呂に入れさせてもらった。　ヒデキ感激！とはこのこと　

もう一生、恩に着ます！

人は、お風呂に入ると、心まで温かくなるものである。

その間、

留守番させていた七色に申し訳ないと思い、

湯ざめを覚悟で、

庭で遊ばせてあげた。





　「　ななタンも　いきかえりまちた！　」



昨日は雪が１５ｃｍほど積もった七色地方。


寒さは、人の心まで暗く冷やす。



そんな中、奇跡が起こった。

毎週灯油を定期購入している隊長家。

地震が起きた日は、ちょうどその灯油配達の日だったが、タンクにもポリ容器にも入っていなかった。

でも、遂に今日

待ちに待った灯油が届いた。生協さんありがとう！　

・・・・・１８ℓ　たった１個だけど　





でもいいの！１個でもどんなに有難いことか！　


ところが・・・・・

お～まいが～　

我が家の大黒柱の暖房機、温水ルームヒーターが壊れていたではありませんか　



なので、こうなった。　



　「　みなしゃん　もっと　よってくだしゃい　」


誰よりも　いい場所を陣取る七色。





　「　ごくらく　ごくらく　でしゅ　」


我が家の暖房は、湯たんぽ　と　ななたんぽ　時々ストーブ　で何とか耐えている。

でも、足元に湯たんぽを置くと、想像以上に暖かい。湯たんぽ　ななたんぽ、ありがとう！　



寒がリータの七色なのに、

雪は別。

あまりの喜びに、ぶっ飛びを抑えきれないので、ロングリードをつけて動きを制限したが、




　「　ななタン　かんげき　ゆき　あられ　でしゅ！　」　・・・・　なんか違くないか　おい。　


雪なら何でも嬉しいらしい。　



原発の放射能のこともあるので、雪で遊ばせるのはいかがなものかとは思ったが、

この顔を見て、ダメと言えるだろうか？？・・・・・　いや　言えまい。






　「　やっほほ～～い！　」




ロングリードがからまって、走行範囲が狭まった。しょぼい　　ぶっ飛びの様子はこちらで　


震災後　初のぶっ飛び




仙台市内では、スーパーやお店の前にすごい行列ができています。２～３時間待ちは当たり前。前の日から並んでいる人もいます。ガソリンスタンドの前には、営業もしていないのに車が何十メートルも並んでいます。（人は乗ってなくて車だけが１列に並んでいる）
朝早くから赤ちゃんをおんぶして並んでいたお母さんが、「　地震のショックで母乳が出なくなったので粉ミルクを買いに来ました　」　と言っているのをニュースで見て、もらい泣きした隊長は、ウチは２人＋１頭分だし、なんとでもなる。ぎりぎりまで何とかして、全部なくなったら買いものに行こうと決めてました。

災害時に備えてオール電化にした我が家でしたが、まさかの電気温水器が壊れ、灯油の温水ヒーターも壊れ、ストーブでお湯を沸かし、髪の毛を洗い、体を拭いてました。この生活があとどれぐらい続くんだろ・・・と気持ちが沈んだ時、友人にお風呂をいただき涙が出るほど嬉しかったです。しかもそのお風呂、２人で入れるほどの広さ！１週間ぶりに入ったお風呂と人の温かさを、私は一生忘れることはないでしょう。
まだ頑張れます！

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