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笑う 七色 福来たる

盲導犬の訓練を終え、どうも犬となって帰ってきた七色。そんな七色と隊長のぐ~たらで楽しい訓練生活。 

カン違い

2010-09-06 | 七色の日常
残暑厳しい中、ドッグランで、3分走りこみをした。





いつもの壊れたサッカーボールをくわえて、








走って、







ぶっ飛んで、




3分後には、




 「 はぁ はぁ・・・・ もうこのへんで どうかもう かんべんしてくだしゃい。」



 まるで、鬼隊長がしごいているような、犬聞きの悪いことを言うのはやめたまえ。




そして、舌がMAXに伸びた。




 「 ベム ベラ ベロ でしゅ。」



妖怪人間べム ベラ ベロを知らないヤングは、お母さんに聞いてみよう!



妖怪のように伸びた舌の奥の方を見て、

驚愕の事実が明らかになる。





舌に縫われた糸の跡が、あったのだ! 


まさかね・・・・・・草かなんかを口に入れて、それが引っ掛かってるだけ。

初めはそう思った。


でも、見れば見るほど、

縫い目は均等だし、





1番奥には、切った糸の端まで見えるのだ。


まさか・・・・・・・でも、世の中にはまさかのことが起きるものである。

もし縫ったとしたら、パピーの頃か訓練犬の時に、誤飲か何かをして、舌が切れて縫ったのか??

でもたとえ縫ったとしても、溶ける糸を使っているはずだから、

いつかは溶けてなくなるんだから、ま いっか。 そうも思った。


でも、隊長は

はっきりかたをつけたかった。





 「 こうして ななタンは びょういんに つれてこられたのでしゅ 」



でも病院では、麻酔をしなくては糸を確認するのは無理だし、

たとえ、糸だとしてもいずれは溶けるし、

とにかくまずは、協会の方に確認してみて下さい。と言われた。 

 「 ・・・・・・ そりゃそうなんだけど、病院で、口をア~ンとあけて診てもらう方が、手っ取り早いと思ったからさ~ 」 と反論した。 → 脳内で。


明らかに若先生の目からは、 「 何かのカン違いじゃNE?? 」 的なものが感じられた。 


思えば、この若先生、

七色がパピーの頃、若先生も獣医師のパピーで、オドオドして、もごもごして、自信なげで、気の弱そうな青年だった。

私達は、この先生のことを陰で、「 きよわ君 」 と呼んでいた。 ← ここだけの話にして欲しい。

病院には、先生が常時4人はいるので、 「 今日は、きよわ君ではない先生に当たりますように。」 といつも思ってたが、

なぜかいつも診察室で待っていたのは、きよわ君だった。 ← どうも最初から彼は、七色の担当医だったらしい。


七色が訓練学校で学んでいた1年の間、彼も行列のできる動物病院でたくさんの経験を積み、

久しぶりに会った時には、きよわ君の顔には自信が表れていた。






 「 それで ななタンは どうちて ここにいるのでしゅか?? 」



・・・・・・・なんでだろ。 











病院に行った後、一応、協会にも電話して確認しましたが、舌を縫った事実はないということでした。・・・・・・ ぁ はい。どうもすみませんでした。 
今日も懐中電灯で、七色の口中を確認しましたが、やっぱり奥の奥に、リアルな糸で縫ったような形跡がありました。・・・・これはいったい何なのでしょう?? 誰か おせーて。 おせーて誰か。 
そんな 大カン違い隊長に、ワンパンチ  

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