なみへい☆ブログ

青春時代アタマが固すぎてはじけられなかった後悔から、今頃はじけようとあがくちょっと見苦しい日々の記録

メモリアルデー前夜

2009-01-16 23:18:16 | 日記・雑感
今日はわりと早く帰宅できたが、ヘタレ気味。
楽して食べる方法を考えたが、もう鍋もあきました。
そこで、パックの刺身を買った。同じパックでもさくで買ってきて切ったほうがおいしいというけど、あの切れない包丁ではいっしょでしょう・・研がんとあかんわ。

あと、大根と厚揚げを煮て、ほうれんそうのおひたしと、エリンギの網焼きと、あおさの味噌汁。わあ☆数え上げたらすごく見える。



さて今日は、あすの阪神大震災14周年をまえに、被災者支援と災害対策改善を求める会議に出席した。

そう、明日は忘れえぬ1月17日。

「私有財産に税金投入はできない」と、国は個人補償を拒み、県も否定的な態度を変えようとしなかった。被災者が訴えて訴えて訴え続けて、ようやく突破口を開いたけど、その後次々起こった災害の前に、被災者生活再建支援法はほとんど実効がなかった。
そして見直しの年の一昨年、悲願であった住宅本体への支援が十分ではないがついに実現した。そういえば私も国会へ要請に行ったなあ。

風穴を開けたのは、間違いなく阪神・淡路大震災の被災者の運動が発端だった。でも遡及適用はない・・
阪神淡路の被災者の手に渡ったお金は、見舞金を除いては、借金だった。
この不景気の中で、借りたくて借りたわけでもない借金の返済が、被災者をさらに苦しめる。利息や延滞金までついて。
あのとき、個人補償があったなら。公営住宅がいっぱい建っていたなら。せっかく助かったのに、「あのとき死んでいた方がよかった」なんて言わせずにすんだ。

「派遣村」のボランティアを見ていて、「ボランティア元年」と言われたあのときを思い出す。
自身が不安定な働き方を強いられているのに、ひとごとでない、と駆けつける青年たち。「こっちの方が励まされました」というのも同じ。

参加した青年の感想にあるような、いろんな人が集まるがための困惑や限界もわかる。
大量の歯ブラシや石鹸が届けられてびっくりしたっけ。水は出ないんだってば。
ビタミンをとってほしい、と思って送ってくれたんだろうけど、極寒の体育館の被災者に野菜ジュースを配るのははばかられた。
自分たちも失敗した。避難所に「炊き出しやります」といったのに、材料が調達できなかったり。

そんなこともあったけど、あたたかい人と人とのつながりが、被災者を支えた。
実際、派遣村でのボランティアには、震災のときの教訓が役立ったということも今日聞いた。
教訓を生かそうとしないのは誰だ?「あのとき、首切り、貸しはがしを規制していれば・・」とは、絶対に言わせないでほしい。

今日は、能登や新潟、宮城・岩手の方々の話を聞いたり、災害復興制度の全体像、被害認定のあり方、災害対策マニュアルの提起、地盤災害の予防・・等々、ためになる話をたくさん聞きました。






資本論がキタ~~っ

2009-01-16 01:59:43 | 日記・雑感
 昨日の夜は、勤労者学習協議会の新春学習旗びらきに参加した。講演の演題は「世界金融危機と世界恐慌」で、講師は林直道先生。なんてデラックス。


 
 昨年夏、久しぶりに兵庫で林先生の連続講座があり、「ご高齢ではあるし、お住まいは大阪だから、直接受講の機会はもうそんなにないかも」などと思って受講したが、なんの、今日もますますご壮健でした。すばらしい。
 
 職場が遠い夫もたまたま休みでいっしょに受講。
 
 車で来ていた夫との帰途車内の会話。
 
 私「おもしろかったなあ」
 夫「ぶり、ぶり、ぶり・・」
 私「・・・?」
 夫「ぶりっくすって、どこどこやった?」
 私「(BRICSかよ。)ブラジル、ロシア、インド、チャイナ」
 夫「あ、そうそう中国やった。いや~若い人が来てて元気出たなあ」
 私「多いほどでないけど今の状況の反映かな。参加者はわりと多かったな」
 夫「昼間(組合の旗びらき)はおじいばっかりでや~」
 私「それはあんたらにも責任あるんちゃうん。こないだみたいに組合員をどうやって増やすかーみたいなことばっかり言うとったらあかんやろ。非正規労働者の利益をもう、ぜんっ面にかかげてさ、職場、契約社員だらけやんか。別に正社員の賃上げがどうでもええと言うとんとは違うけど」
 夫「ほんまやなあ、そう思うわ。でも大会の議論はそんななってないなあ」
 私「あのあれ、組合費って今もだれが入ってもいっしょの額やの?」
 夫「月○千円」
 私「え~。そんなんで契約社員入れるかいな。50円とかにしてさあ」
 夫「分会では決められんからなあ」
 私「(まともに答えんなよ)ものの例えやってば。こんなひどいことになったのは、財界と自民党公明党のせい、構造改革路線やけどさ、悪いけど労働組合にも責任あると思うな~。(あんたらは、企業が栄えてこそ労働者もあるとかいわんと、差別されてもがんばってたけどな、それでも。)いまは少しずつ、連合とか労連とか超えて、非正規の問題にとりくむように広がってきてるやん。自分たちで組合つくって立ち上がったりな。そやけど個別の組合ではそんな感じなんかなあ。目の前でこんな状況になってんのにな」
 夫「大会でだれか発言せんとあかんなあ」
 私「自分でやり」
 夫「・・勉強しよ」
 私「そやけど○ちゃん(夫)、すごい時代がきたで。蟹工船の次は資本論がきた~ってなるんやわ。『どやったら貧困から抜け出せるんですか?恐慌どないしたらいいんですか。共産党の人やったらマルクス読んだんでしょう?教えてください』とか言われるで。答えられんかったら『えっ、資本論読まないんですか』って言われてまうかも知れん。うわー。日曜日の朝日新聞のとおりやわ。共産党も試されてるねんで」
 夫「・・勉強しよ」
 私「そうしよ。今日考えさせられたんはな、林先生が、『100年に一度の不況とか、29年恐慌の再来というが、わたしは4年も続くとは思いません』って強調してはったやん。G20やった、世界が金融投機を力をあわせて規制しようってなってるとか、ルールある資本主義で恐慌の被害を少なくできるって話な。あと230兆円くずせって共産党どころか政府の人も言い出したとかな。私、人に話すときに『100年に一度の不況といわれ、くらしがたいへんです』とか枕につけてさ、なんか、希望持たれへん話し方しとったんちゃうかと思って。」
夫「そうやのう、それあるな」
私「・・勉強しよ」

・・話に夢中になって、降りるべきインターを飛ばしてしまった。

 恐慌論については、今日は匂いをかがしていただいただけである。当たり前だ。なぜ恐慌が起きるのか?「ミッシングリンク」の解明は、先生のいいつくせない辛苦の賜物だから、たった2時間かそこらで学ぼうなんてとんでもなさすぎですね。自分で学び取らないとだめですね。
 
 昨年夏の講座で聞いた、戦争中、京阪神の古本屋をさんざん歩き回ってマルクスの本を手に入れ、友人に回すために手で書き写した話、大商大闘争でともに留置され、獄死したご友人の「食事搬入の小窓から見えた顔の下半分をきのうのことのように思い出す」ことからくる研究への執念に、思わず頭をたれる気持ちになったことを思い出します。わたしなんて、本はいくらでも手に入るのに。

今日も勉強になりました。
 
 ・「1頭の牛から2度(3度4度)皮を剥ぐ」サブプライムローン問題の本質
 ・アメリカ金融危機の責任者は罰金どころか懲役もの!でも100億円規模の退職金
 ・実質GDPへの 輸出の寄与度は 高度成長期▲0.24%に対し構造改革期0.65%
          消費の寄与度は 高度成長期5.83%に対し構造改革期0.68%
  現下日本の不況とたたかううえで、いかに内需拡大が大切か
 ・非正規労働者を増やして強奪して230兆円もためこんだ日本の大企業も懲役もの!
  でも麻生内閣は大企業に新たな減税、庶民に消費税・・狂った政策。世界の動きと逆!