今日は、深刻な相談をたくさん聞いた日でした。
ひとつは、派遣切りにあった青年。
同じ派遣先企業(製造業)で3ヶ月更新を繰り返して働いていたのを、1年更新に変えてもらうことができたのが、病気で休んでいる間にまた3ヶ月更新に戻され、働き続けたが最近雇い止めを言い渡された。めちゃくちゃな職場の様子を聞いたが、びっくりすることに、派遣先が就職前の「面談」までやっていたらしい(面接というと明らかな法違反になるのでそうはいわない)。
派遣法の改正で、どさくさにまぎれてこの事前面接も合法化しようとする動きがあったのにはあきれてしまう。それは一応阻止されたけど、いまの派遣法改正案では、この青年は救われない。更新の繰り返しの「常用雇用」でも認められてしまうから。
派遣という働き方をきびしく限定した法律ができるかどうかに、この青年の人生がかかってるんだな、と思った。
もうひとつは、大震災で被災した高齢者。復興公営住宅に入っていたが、「災害減免」がなくなったり、税制改悪で控除がなくなって額面上の収入があがるなどで、家賃が当初の倍以上に。途中生活苦で多重債務にもなり、滞納家賃を分割納付してきたが、一括納付を求められ困っている。被災者に限らず近年、公営住宅は家賃の取立てがはげしくなっている。
もうひとりは七十代で、震災のとき家がつぶれて1日以上生き埋めになっていた人。
200万円の災害援護資金の返済残高をかかえいまも返済を続けている。災害援護資金というのは、震災のとき、生活再建のために国と自治体が貸し付けたお金で利息もつけて返さないとならない。あのとき補償は1円もなかった。年金の中から借金を返し、保険料を払い、医療費を払い・・・。
住まいの貧困、不況、増税、社会保障改悪による生活苦に、被災したことが追い討ちをかけている。
ひとつは、派遣切りにあった青年。
同じ派遣先企業(製造業)で3ヶ月更新を繰り返して働いていたのを、1年更新に変えてもらうことができたのが、病気で休んでいる間にまた3ヶ月更新に戻され、働き続けたが最近雇い止めを言い渡された。めちゃくちゃな職場の様子を聞いたが、びっくりすることに、派遣先が就職前の「面談」までやっていたらしい(面接というと明らかな法違反になるのでそうはいわない)。
派遣法の改正で、どさくさにまぎれてこの事前面接も合法化しようとする動きがあったのにはあきれてしまう。それは一応阻止されたけど、いまの派遣法改正案では、この青年は救われない。更新の繰り返しの「常用雇用」でも認められてしまうから。
派遣という働き方をきびしく限定した法律ができるかどうかに、この青年の人生がかかってるんだな、と思った。
もうひとつは、大震災で被災した高齢者。復興公営住宅に入っていたが、「災害減免」がなくなったり、税制改悪で控除がなくなって額面上の収入があがるなどで、家賃が当初の倍以上に。途中生活苦で多重債務にもなり、滞納家賃を分割納付してきたが、一括納付を求められ困っている。被災者に限らず近年、公営住宅は家賃の取立てがはげしくなっている。
もうひとりは七十代で、震災のとき家がつぶれて1日以上生き埋めになっていた人。
200万円の災害援護資金の返済残高をかかえいまも返済を続けている。災害援護資金というのは、震災のとき、生活再建のために国と自治体が貸し付けたお金で利息もつけて返さないとならない。あのとき補償は1円もなかった。年金の中から借金を返し、保険料を払い、医療費を払い・・・。
住まいの貧困、不況、増税、社会保障改悪による生活苦に、被災したことが追い討ちをかけている。