21日は、まだのどが痛く、なんとなく本調子にならず、ぐずぐずしていた。
ほんとうは、午後から講演会と文化行事をはしごする予定だった。
講演会は「NHK問題を考える会 兵庫」の「公共放送 韓国KBSと日本NHKの違いは?」というもの。NHK問題を考える会は、2000年「女性国際戦犯法廷」番組をNHKが改ざんし、旧日本軍による性奴隷被害女性の人権を傷つけた問題をきっかけにつくられた会で、「慰安婦」問題の解決にいっしょにとりくむNさんが熱心に活動している。
なぜか、いつも参加するつもりができなくなってしまって、申し訳ないことだ。 韓国訪問の「予習」のためにも、韓国のマスコミ事情、聞いておきたかったのだけれど。
文化行事は、夕方から。こちらは、震災の年からずっとホームレス支援の活動に毎週参加しているS田さんに声をかけてもらったもの。
S田さんは、ちょこちょこ私の職場に現れて、相談や雑談をしていく(返事をするひまもないくらい忙しいときにはちょっぴり閉口するけれど)。70歳になんなんとするS田さんは、いつも野球帽をかぶり、とてもそうはみえないが(失礼!でもご本人も曰く)、実は津軽三味線を教える文化人。
・・ということをこの間初めて知った。
そして、いまは、なぜか沖縄の三線を稽古している。そのお師匠さん筋の一門が、大阪の国立文楽劇場で琉球舞踊の公演をやるというので、「へぇ、見たいなあ」と気軽にいったところが、わざわざチケットを持ってきてくれた。
4千円のチケットと、S田さんの厚意を無にしたくなかったし、見てみたかったのは事実なので、がんばって出かけた。
紹介のときの「名門」ぶりが、ちょっぴり居心地悪いような気もしたけど(観客もお弟子さんが多いのかもしれない)、舞台はすばらしく、見ごたえ聴きごたえがあった。
しかし、本調子でない身に3時間あまりの公演はすこしきつかった。22日日曜日は、しごとだ。
体の負担をへらすために新幹線を使うという贅沢したんだから、ぶり返してくれますな。