15日からロシアで開かれるサミットでは、北朝鮮の拉致・核開発問題に対して先進国が共同で圧力をかけていく見通しのようです。アメリカは「テポドン2号」の標的にされていますし、先だっての茶番会見では日本と韓国との溝が深まってしまったので、サミットで巻き返す必要があるでしょう。
開催地のサンクトペテルブルクは歴史のある街で、都市名も様々に変遷しています。「聖ペテロの街(建都を命じたピョートル大帝(ラテン語でペテロ)が自分と同名の聖人ペテロの名にちなんで付けた)」という意味のこの都市は、最初ドイツ語風にサンクト・ペテルブルクと呼ばれ、ロシア帝国の首都でした。その後第一次世界大戦でロシアがドイツと戦争状態に入ったため、ロシア語風にペトログラードと改められ、さらにロシア革命後はレーニンにちなんでレニングラードと改称されます。しかしソ連崩壊を受けて、再びサンクトペテルブルクという現在の名称に戻ったわけです。