入試に出る!!時事ネタ日記

現役の社会講師が最新の時事問題をコメント付きで紹介します!

最後の仕上げ!時事に強くなる(キーワード)解説&最後の時事問題チェック

2007-02-28 11:54:14 | 社会

皆さん、おはようございます。塾の一年は中高大学受験をやっていますと、なかなか区切れ目が難しいものです。国公立の後期入試ももちろん残っていますし、何しろ明日は早稲田大学の発表を控えていますので、まだ気持ち的に一区切りとはいきません。とは言え、先だってご案内しましたように、このコーナーも明日から一新します。塾の新シーズンである3月から気分一新また頑張ります。このコーナーとも末永くお付き合いください。さて、本日のキーワードは法科大学院です。

【時事に強くなる時事ネタ解説~法科大学院~】
2004年4月に開設された、法律家要請のための教育機関。修業年限は原則3年だが、大学の法学部卒業者に関しては2年で修了できる。これに伴い、2006年からは新しい司法試験が実施され、2011年からは原則として法科大学院修了が受験資格となる。

【最後の時事問題チェック】
①各分野で様々な規制が緩和された特別な地域のことを何と言うか。
②憲法改正時の国民投票の手続きなどを定めた法案を何と言うか。
③民間企業などに個人情報を守ることを義務付けた法律を何と言うか。
④全国民に番号をつけ、コンピューターで管理する仕組みを何と言うか。
⑤会社の設立・運営など規定した新しい法律を何と言うか。
⑥日本を10前後の道と州の単位に分ける制度を何と言うか。
⑦公共性の高い事業の効率化などを目指して作られた法人を何と言うか。
⑧現在3つに分かれている年金を一つにまとめることを何と言うか。
⑨製品の欠陥による被害者へ救済を企業に義務付けた法律を何と言うか。

☆解答は当教室HPの「先生教えて」掲示板にupしますので、こちらもご覧下さい。
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最後の仕上げ!時事に強くなる(キーワード)解説

2007-02-26 12:07:01 | 社会

ここ数日合格の連絡が頻繁に教室に来るようになり、多くの受験生の巣立ちと、次の受験シーズンへの移り変わりを感じるようになりました。このシリーズもまもなく終わりを迎えようとしています。

【時事に強くなる時事ネタ解説~ペイオフ~】

金融機関が破綻した場合、預金者への保証を一人あたり最高で1000万円とその利子とするもの。最初に定期預金で導入され、2005年の4月からは普通預金でも解禁されました。それ以前は全額保証だっただけに預金者のリスク管理が求められるようになってきたわけです。

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東京都立高校入試 講評速報!

2007-02-24 10:30:00 | 社会

一昨日の神奈川県入試に引き続いて、昨日は東京都立高校入試がありました。神奈川県と比較すると伝統的に書かせる問題が多く、難易度としては東京都の方が断然難しいと言えます。ただ当然のことながら神奈川県では80%の得点率が当り前のように出るのに対して、東京都の方は70%確保できれば上出来ということになります。以下、東京都立高校入試社会に関して講評を述べたいと思います。

まず各分野のバランスですが、必ずしも地歴公民が等分されているわけでなく、分野横断的な総合問題で歴史地理も含めると地理に重点が置かれている印象です。

まず大問の1ですが、地名を問う問題が中心となりました。レベルは標準よりも易しく、ここで落すわけにはいかないといった内容です。

次に大問の2ですが、先の問題に比べると難易度は上がります。地図や表などの資料活用型ですが、神奈川県のように、与えられた数字の識別や計算というよりも、前提となる知識があってそれをベースに判断を問う問題で、ある意味これが社会科の問題としては本筋であるように思われます。易しくはありませんが、良問と言えるでしょう。

そして大問の3ですが、大問2とは異なり、複数資料を同時活用する問題で、難易度は更に上がります。東京都の場合は選択肢も長いことから、単純な丸暗記ではなく、国語的な能力、読解力も問われた問題と言えるでしょう。これについては大問6も近いものがあり、基礎知識ももちろんですが、同じ形式での問題慣れが出来ているかが分かれ道ですね。

次の大問4は歴史単独出題で、かつレベルや形式が神奈川県のそれに近い平易な問題が出題されました。ここでの取りこぼしは命取りかもしれません。

これに対して大問5は、問うている知識はそれほど細かくないものの、出題の意図を読み取ることが出来なければ、かなり時間のかかってしまう資料問題や長文選択肢問題を含んでおり、問題の作り方にかなりの工夫が見られました。そういう意味では良問ですが、受験生にとってはタフな問題だったかもしれません。

全体を通して資料問題が多く、制限時間に対して効率よく解き進めていくだけの練習量と、設問の意図を読み取る国語力が要求され、神奈川県の従来の入試のように直前詰め込み型では対応が利かない類の問題でした。塾での指導も知識(一問一問)一辺倒では不十分で、そのあたりが塾によっても差が出たのではないでしょうか。

東京エリアの注目の倍率(男女の順番)は以下のとおりです。

日比谷:3.24倍、2.55倍
戸山:2.63倍、1.96倍
青山:2.21倍、2.17倍
西:2.47倍、1.85倍
八王子東:1.38倍、1.44倍
立川:1.76倍、1.58倍

単位制高校に関しては男女の別はなく、総合倍率です。
新宿:2.33倍
国分寺:1.89倍

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神奈川県立高校入試 講評速報!

2007-02-23 12:19:26 | 社会

3時過ぎに試験が終わり、その足で教室に帰ってきた生徒は口々に、

「今年の社会は難しかった」

と言っておりました。

神奈川県立高校入試社会の講評を行いたいと思います。

まず大問の1の地理ですが、(ア)の()の問題では東京から見た地球の裏側の経度と緯度を答えさせる問題でした。個別授業で最後に教えた生徒には、裏側の経度緯度の出し方を説明してあったので、問題はなかったと思いますが、過去の出題例から考えると意表をつかれた受験生が多かったと思います。

次に(イ)の問題では、時差計算が出題されましたが、かなり複雑な問題でこれも過去にないものでした。冷静に対処すれば仕組み自体は易しいものの、問題の建て方は数学に近いものがあります。

そして(ウ)の問題は消去法で解答するのが近道ですが、それだけで答えを特定するのには相当な勇気が要るはずで、細かい計算をしていたらかなりの時間を取られていたはずです。私の授業では常々概数計算をさせていますが、本番の緊張感を考えると、これもやはり難問と言えるでしょう。このような細かい計算は(カ)の()でも見られ、今回のテストの方向性をはっきり示しています。

さらに(オ)の()は都道府県の知識ですが、中学受験を思わせる問題で、これまでより明らかに問題のハードルは高くなっています。

大問2の歴史ですが、(ア)では三内丸山遺跡の場所を問う歴史地理で、難しいですが一応想定内。(エ)では「細川氏と山名氏の対立」としか説明せず、応仁の乱を特定しなければならない難問が出ています。

大問3の公民ですが、(ケ)の()では国連難民高等弁務官事務所が問われましたが、これは問題文にちゃんと難民の定義が与えられていたので、冷静に対処すれば確実に正解になったはずです。

全体的に今回は地理が難問ばかりです。県入試では2・3年生の内申点しか入試に反映されないため、1年生時の社会の学習が手薄で、地理に関しては苦手とする生徒が多いだけに、この傾向は全体の平均点を下げると考えられます。また、学校で教わる地理は概して調べ学習で、基礎知識の抜けている生徒や問題演習の足りない生徒はかなり苦戦したはずです。

もちろん歴史や公民ではバランスをとり、従来どおりの問題水準でしたが、緊張が最高潮に達した雰囲気の中で、しょっぱなの第1問で難問続きとあっては、受験生の気持ちを「折って」しまう危険性のある試験でした。

神奈川県の入試問題は、特に社会は易しすぎるという意見が強かったので、今後の社会科学習の重要性を訴えるという意味で一つの方向性を示したと言えそうですが、今回の受験生にとっては気の毒な出題と言えるでしょう。

なお、神奈川県立高校の独自問題ですが、横浜翠嵐は5教科中主要3科(英数国)、外語短大付属は5教科中英語のみが自校作成です。エリア的には上位校の川和高校や市ヶ尾高校、人気の荏田高校などは共通問題でした。従ってこの社会科のテストは全ての学校が共通して受けたことになります。

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神奈川県立高校入試 解答速報及び講評のご案内

2007-02-22 11:37:30 | 社会

皆さん、おはようございます。中学校3年生の県立受験の皆さんは現在、試験の真っ只中です。昨日、おとといと生徒を叱咤激励して送り出し、今は祈るような気持ちで生徒の帰りを待つばかりです。

さて、県立高校入試の解答速報は、テレビ神奈川で今晩7時から放送されます。受験生の皆さんはおそらく明日の朝刊を待たずに自己採点するはずです。目標点に届いたかどうか、教室まで報告をしましょう。

なお、県立入試の社会の講評については明日にでもこのコーナーで採り上げたいと思います。お楽しみに→応援のワンクリックをお願いします。にほんブログ村 受験ブログへ

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これが出る!!時事予想問題~定期試験対策編~

2007-02-20 21:28:50 | 社会

定期試験シーズンになりました。当教室にも早い時間帯から非受験学年の生徒たちが自習しています。そこで本日は、定期試験に向けた時事予想問題です。

【これが出る!!時事予想問題23~定期試験対策編~】
(1)東国原英夫の読み仮名を書け。
(2)1の人物が知事になった都道府県を書け。
(3)1の人物が就任早々直面した、広がりを見せ始めた病気とは何か。
(4)2月9日からG7の経済会議が開かれた国はどこか。
(5)G7(GROUP OF SEVEN)を全て書け。
(6)サッカーの試合で暴動が起こり死者を出したイタリア1部リーグの通称は何か。
(7)ずさんな品質管理が明らかになり、営業停止に追い込まれた老舗企業は何か。
(8)過去に7同様、ずさんな品質管理が問題となった乳業は何か。
(9)「あるある大辞典2」でダイエット効果のデータが捏造された食品は何か。
(10)全国の公立中高で100人に1人が未納となっているものとは何か。
(11)動画が無料で観られる検索エンジンは何か。
(12)11で問題となっている権利は何か。
(13)「女性は産む機械」と発言した人物は誰か。
(14)13の人物が大臣を務める中央省庁は何か。
(15)パロマに続き、ガス湯沸し機でCO中毒を引き起こした企業は何か。
(16)2月以降、賃金や労働時間などの労働条件改善のための運動を漢字2字で。
(17)記録的な暖冬の原因とされるペルー海域の水温の上昇現象は何か。
(18)松坂大輔が移籍したレッドソックスの本拠地
(19)2008年北京五輪代表野球の監督
(20)柔道フランス国際100kgを制した選手
(21)14日に八甲田で雪崩が起きた都道府県
(22)立春後、南寄りの風が初めて吹くことを何と言うか。
(23)千葉銀行で顧客情報が漏洩する事態を招いたファイル交換ソフト
(24)1947年生まれの世代が大量に退職する問題
(25)24に見られるような、第二次世界大戦後のベビーブーマーを特に何と言うか
(26)アサヒビールが経営統合を提案しているビール会社はどこか。
(27)2月18日に行われた東京マラソンのスタートとゴールはそれぞれどこか。

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最後の仕上げ!時事に強くなる時事ネタ(キーワード)解説

2007-02-19 11:19:58 | 社会

皆さん、おはようございます。徐々に春の足音が聞こえてきそうな麗らかな朝ですね。
受験生の春はまだもう少し先の話ですが、彼らにも足音が聞こえてきているはずです。
あと少しです。頑張りましょう。

【時事に強くなる時事ネタ解説~住基ネット~】

全国民に11桁の番号をつけて個人情報を管理するシステムのことで、2003年からスタートしました。プライバシーの侵害が叫ばれ、参加していない自治体もありますが、目的は行政サービスの効率化にあります。つまり地方財政の逼迫状況の中で、少ない人件費で迅速なサービスを提供することになります。管理される個人情報は、

①氏名 ②生年月日 ③性別 ④住所

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最後の仕上げ!時事に強くなる時事ネタ(キーワード)解説

2007-02-18 18:25:31 | Weblog

ほぼ1年間続けてきたこのコーナーもいよいよクライマックスです。3月からは新シリーズでいこうと思います。お楽しみに。

さて、今週は木曜日に県立高校入試、大学受験では発表が佳境になります。頑張れ!受験生!!

【時事に強くなる時事ネタ解説~ニート~】

無気力な若者の代名詞になってしまったこの言葉。定義は、進学、就職、求職活動をしていない15から34歳の若者ということです。従ってバイトや派遣とは違いますね。調べてみるともともとはイギリスで使われた略語が起源です(「Not in Education, Employment or Training」)。ただ、統計は様々あり、例えば厚生労働省と内閣府の調査では数字が異なります。これは家事手伝いを含めるかどうかの違いです。
産業構造が大きく変わる中で、企業が正社員を減らしているのに、一方的に若者の無気力と断罪することには批判が出ています。

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最後の仕上げ!時事に強くなる時事ネタ(キーワード)解説

2007-02-17 11:54:01 | 社会

大学入試も高校入試もいよいよクライマックスとなってきました。ここからは精神力の戦いとなります。勉強もそうですが身の回りのことをいかにプラスに考えられるかが大切です。グッと踏みとどまって頑張りましょう。

【時事に強くなる時事ネタ解説~三位一体の改革~】

小泉内閣でお馴染みのこの言葉も、具体的な内容について、つまり「三位」の三とは具体的に何を指すのかが意外に知られていません。三項目とは

①補助金を減らす。

②地方交付税交付金を見直す。

③国の収入となっていた税金の一部を自治体に譲る。

です。特に③については「税源委譲」という表現もされるので要注意です。

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最後の仕上げ!時事に強くなる時事ネタ(キーワード)解説

2007-02-15 12:01:10 | 社会

県入試まであと1週間となりました。教室は受験生が早い時間からきて最後の追い込み勉強をしています。非受験学年は受験生のそういう姿を見て、来年または再来年の自分に思いを致し、気を引き締めてもらいたいですね。

さて今日から新シリーズ。追い込みなので、タイトルにもありますとおり、「最後の仕上げ」ということで、

【時事に強くなる時事ネタ解説~構造改革特区~】

規制緩和による地域の活性化を狙った改革の中で作られた特別な地域のこと。地域の特性(伝統や風土)に応じて大胆な政策が打ち出せるのが特徴で、各地で様々な特区が誕生しています。例えば、

①小学校1年生から英語の授業を導入したり、教員免許のない教員を採用することが出来る。

②農家民宿で自家製どぶろく(濁り酒)を作って客に振舞うことが出来る。

③2歳から幼稚園に入ることが出来る。

などがあります。小泉前内閣の「構造改革なくして景気回復なし」というスローガンに沿って進められたことを考えると、三位一体の改革で地方の自主性・自立性が強調されていただけに、地域振興策が狙いということになります。

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