入試に出る!!時事ネタ日記

現役の社会講師が最新の時事問題をコメント付きで紹介します!

【日替わり時事解説~東京ミッドタウン~

2007-03-31 12:39:04 | 社会

東京の新たな観光名所として昨日オープンした東京ミッドタウン。昨日は15万人以上が来場したそうで、六本木ヒルズのオープン時(2003年)を彷彿とさせます。高級感を出すというのが、コンセプトだったようですが、その混雑ぶりは高級感から程遠いもの。。。とは言えこのような施設に大挙して訪れるというのは、日本の消費者の購買力がまだまだあるということでしょうか。格差社会の実態がわかりづらいですね。

【ア・プリオリ】
「先験的な」「先天的な」という意味のラテン語。「経験から独立して」、「経験に先立って」という意味で使われます。対義語は「ア・ポステリオリ」で「後天的な」の意。

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【日替わり時事解説~消費期限~】

2007-03-29 08:03:29 | 社会

消費期限

2003年の法改正により登場した概念で、「品質の劣化に伴い安全性を欠くこととなるおそれがない」状態が保証される期限をいう。似ているのが「賞味期限」。これは「期待されるすべての品質の保持」、つまり味を保証する期間ですね。と、いうことは賞味期限を過ぎたとしても、消費期限を過ぎなければ大丈夫という事でしょう。一応、理論的には。ただ雪印や不二家のようなケースもあり、成分表示も含め、企業のコンプライアンス(法令遵守義務)が問われますね。

【パラダイム】

基本方針・規範などと訳される、ある時代を代表する思想や考え方。アメリカの科学史家クーンが著書『科学革命の構造』(1962年)の中で新しい歴史観を提起した際のキーワードとなりました。狭い意味では、例えば天動説や地動説に見られるような「ある時代を牽引するような、規範的考え方」を指します。このような考え方は、革命的変化を起こす事があり、この変化をパラダイムシフトと呼びます。この史観は前後の考え方に対して、価値判断を行わない点が特徴です。

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【日替わり時事解説~団塊の世代~】

2007-03-28 08:09:23 | 社会

団塊の世代

戦後の第一次ベビーブーム(1947年から1949年)に生まれた世代で、現在約680万人います。このうち特に働いている現役世代は約490万人いて、今年は一挙に定年を迎え、社会・経済に様々な影響を与えると見られています。これを2007年問題というのは皆さんご存知だと思います。特に高度成長を支え、築き上げてきた技術やノウハウ、人脈などが失われる懸念がありますね。なお、団塊の世代と言う名称は堺屋太一の著書名によるそうです。

【形而上=メタ・フィジーク】

抽象的・観念的なものを指します。また、思惟・直観によって本質を探る学問を形而上学と言います。これに対して物質的・具象的なものを形而下と言います。

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【日替わり時事解説~第二次就職バブル~】

2007-03-27 08:28:41 | 社会

不況だ不況だと言われて随分経ちますが、最近ではいざなぎ景気を超えたとか、どうも実感のわかない景気回復ですね。

2005年以降、学生の就職戦線にも変化が現れています。2001年以降は学生の厳選採用が続いていたのが、完全に学生に売り手市場になったとか。でも巷では、まだまだ就職難と言われ、これまた実感のわかない、というか、実際は何社も内定を取る学生がいるのに対して、一社も内定をもらえない学生がいるという、完全二極分化が実際のところではないでしょうか。

思うにこのような状況の背景には、労働力のミスマッチ、つまり企業の求める人材と実際の学生の技能にズレがあるということ、そして多くの学生が中小企業への就職を忌避していることが背景にあるのだと思います。かつてのバブル期の完全売り手市場とはそのあたりが違っていて、大手企業と言っても余剰人員を抱えている余裕はないということでしょうね。

【デカダンス】
頽廃と訳します。道徳が廃れて不健全な雰囲気になること。藝術の分野では19世紀のフランスを中心に、ボードレールやランボーなどが活躍しました。どうも世紀末になるとこのような傾向が現れるようです。

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【日替わり時事解説~VISTA~】

2007-03-26 09:43:03 | 社会

ポストBRICs「VISTA」

まぁWindows VISTAが登場したことにかこつけたのでしょうが、ポストBRICsということになります。もともとBRICsが注目され始めたころからsはSouth Africaだと言われていたのですが(もちろん、ワールドカップを控えた南アフリカではインフラ整備が急速に進んでいることは言うまでもありません)、南アフリカ同様に天然資源、労働力、外資、政情、購買力という観点から、注目の国としてVISTAが登場しました。メンバーは、ベトナム・インドネシア・南アフリカ・トルコ・アルゼンチンです。ただしこれらの国はまだ可能性という観点から注目されている段階で、投資先としては面白いかもしれませんが、安定的な成長が見込めるかは不透明です。

【カタルシス(katharsis:ギリシア語)】
ギリシア語の浄化・排泄の意味。涙を流したり、恐怖を体験したりすると、心の中のしこりが取り除かれ、精神的に浄化されることを指す言葉です。

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【日替わり時事解説~賃金改善~】

2007-03-25 08:12:12 | 社会

「賃金改善」・・・何のことはないこの用語ですが、以前はベアと呼ばれていました。
ベア、つまりベースアップは企業の従業員の賃金を一斉に「底上げ」することを意味するのに対して、この「賃金改善」は若手・中堅層や、一部の職種に対してのみ昇給を行うのが特徴です。背景にはやはり終身雇用制の崩壊があり、2006年の春闘からこの用語が使われています。

そして本日よりオマケとして、小論文にも役立つ用語解説をつけていきます。

【ポストモダン】
20世紀の機能優先主義が排除してきた古典的手法や様式を見直そうとする思想。ポストとは「後」や「次」を表す言葉。これは大学入試の現代文でも近代批判の文脈で出てきますね。

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明日から春期講習会!

2007-03-24 13:25:30 | 社会

中3生のボーリング大会も終わり、いよいよ新しいシーズンとなりました。明日からは春期講習会で、ハードな毎日ですが、このコーナーは継続していこうと思います。時事解説に加えて、小論文の対策にも必要な用語解説を考えています。

お楽しみに!

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【日替わり時事解説~金属盗難~】

2007-03-21 11:33:16 | 社会

マンホールの蓋とか、ガードレールなんて盗んで一体何になるんだろうかと一瞬思いましたが、大きな背景があるみたいです。

かつて途上国と言われていた中国、ブラジル、インドなどで経済成長が続き(これにロシアを加えてBRICSなどと言ったりします)、ビルの建築や電線整備のために金属需要が飛躍的に伸びているというのです。

特に中国は2008年北京オリンピック、2010年に上海万博を控えているため、現在建設ラッシュですね。これに対して供給量には限りがあり、詳しくは調べていませんが、値上がりを見越した投機筋(ファンドの類)も、供給逼迫傾向に拍車を掛けているはずです。

このような背景の中、恐らくは盗難金属を闇ルートで転売して儲けようという輩が登場したように思われます。マンホールやガードレールがなくなるのは危険であるばかりでなく、それを補填するための費用として約20億円がかかるそうです。これは大きな問題だと言えるでしょう。

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【日替わり時事解説~ワンコールワーカー~】

2007-03-19 11:18:13 | 社会

「究極の調整弁」と言われるワンコールワーカー。派遣会社から携帯電話に送られる指示によって毎日のように職場を変えて働くフリーターのことを言います。普通の派遣であれば2ヶ月とか、半年とか、契約期間がある程度長く、基本的に一つの職場で仕事をするのとは対照的で、デジタル日雇いと言われたりもします。

自由な働き方が出来るので学生や主婦の方には良いかもしれませんが、それだけで生計をたてるのはほぼ無理。要は基本的に失業状態なのです。

どんな形態の仕事にも良し悪しがありますが、格差社会という言葉が定着した今、本当に「健康で文化的な生活」とは何かを考えなければならないでしょう。

蛇足ですが、先日首都圏に住む友人から面白い話を聞きました。所謂「億ション」が駅前に建ったそうなのですが、建設段階で全て完売、しかもローンを組んで購入した入居者が1人もいないという状況だったのです。これも格差を象徴するような出来事ですね。

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【日替わり時事解説~いよいよ始まるPASMO~】

2007-03-15 11:22:04 | 社会

東京周辺ではこれまで、地下鉄や私鉄はパスネット、JRはSuicaと棲み分けというより、不便な状況が続いてきました。私も両方を使い分けていますが、正直、使い勝手の良いSuicaがどうして私鉄・地下鉄で使えないのか理解できませんでしたね。

しかし、来たる3月18日からいよいよ共通のPASUMOサービスが始まります。しかもSuicaも私鉄・地下鉄で使えるようになるわけですから、Suicaユーザーの私もひと安心です。

また、電子マネー機能もついており、小さな買い物は財布なしで出来てしまうというのも便利ですね。そのうちこういう機能も携帯電話に取り込むようになるような気がします。そうなると便利になっていく反面、紛失してしまうと何も出来なくなる恐れがあるので、リスクを分散する必要が出てきそうです。

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