BOYSCOUT TROOP74, NAGOYA, AICHI, JAPAN

ボーイスカウト名古屋第74団のブログです。
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続けられる喜びとは?  「女王の教室」最終話から

2005年09月21日 | ALL

 「女王の教室」:最終回視聴率25.3% 続編へ
 女性教師と小学校児童たちの戦いを描いた日本テレビのドラマ「女王の教室」が、17日放送の最終回で番組最高の平均視聴率25.3%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)を記録した。7月の放送開始当初から天海祐希(38)が演じる「悪魔のような教師」の厳しすぎる言動に賛否両論がうず巻いたものの、最後は視聴者の支持を得て“完勝”した格好。来年以降に続編や、映画化の話も出てきた。(スポーツニッポン 2005年9月21日 MSN版から引用)



視聴率も25.3%とはすごいですね。
最終話は、話が少しだれていた、予定調和だという批判もあるようですが、なにはともあれ最後の場面は印象的でした。

和美は、真矢に、「先生はほんとはいい先生なんじゃないんですか」(10話)との問いにどうしても答えてほしかったのですね。(このあたりのしつこさは和美らしい…)
それで、真矢にアロハの意味を問うことによって、アイラブユーといわせます。
和美の満面の笑みに、真矢は和美の質問の意図を悟ったのでしょう。

「私はあなた(…6年3組のあなたたち、…受け持った生徒全て)が好きなの」

あくまでも鬼教師に徹していた真矢にとっては、図らずも本心を吐露し、和美にしてやられたと苦笑
そして和美に対しての“感謝”の笑み…

そう解釈しています。いいラストだったと思います。

いい先生であったかどうかは、10年後か20年後に、子供達が決めればいいという科白もありましたが、やはり受け持っているその時に、「先生ありがとう」と生徒に言ってもらえる喜びは、なによりも教職を続けるモチベーションになるものでしょう。
真矢だってそうにちがいありません。

今、自分が教師であった、その喜びがあの笑みによく表れていて、本当によいラストシーンだと思います。(続いてのエンディング-EXILEのEXITも今更ながらなんですが、なかなかよい歌詞ですよ)


「スカウトを扱って行くうちには、必ず失望やつまづきに出あうものと覚悟しなくてはならない。
忍耐強くあれ…酒やその他の悪徳のためよりも忍耐の足りないために仕事や職業を台無しにする人のほうがずっと多いのである。腹の立つような批評や煩わしい取りきめを、ある程度まで辛抱強く堪えなければならないだろうけれど、報いはやがてくる。
克己という価を払って自分の任務を尽くし、かつ少年たちに生涯を通じて他と違う資格を持たせるような人格(性格)を養ってやることから得られる満足感は、到底文字にあらわすことのできない報酬をもたらしているのである。
もし放つておけばやがて青少年を蝕んでしまう害悪がはびころうとするのを防ぐために尽くすということは、どんなに地位は低くとも、ともかく祖国のために貢献したという充実した楽しさを与えるのである。」(隊長の報酬について、ベーデン-パウエル著「隊長の手引き」から)



…先生は何で、そんなに頑張れるんですか?何でそんなに、教師が好きなんですか?
「教育は奇跡を起こせるからです。子供達は成長していく中で、私達が予想する以上に素晴らしい奇跡を起こします。」(阿久津真矢)


 「女王の教室」公式ホームページ
http://www.ntv.co.jp/jyoou/

 どらま・のーと
しまった!見逃したという人は、ぜひここを!!人気ドラマがシナリオ並みのドラマ再現と読み解き方があって楽しい。「女王の教室」も1話から最終話まで完全再現
http://dramanote.seesaa.net/category/487399.html






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4 コメント

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Unknown (ち-ず)
2005-09-21 12:19:19
こんにちは。記事へのリンクありがとうございます。

nagoya74さんの書かれたように、和美は意図的に

アイラブユーと言わせたんですね。

本当に和美らしい。(笑)

真矢のラストの笑みの理由にも納得です。

素敵なラストでした。

DVD化が待たれますね!
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Unknown (ダイ・グ)
2005-09-22 12:59:31
コメントありがとうございます。

私も今のまま終わらせてあげたほうが潔しと思います。

確かに、真矢の過去やああなった経緯や理由には興味が無いと言えば嘘になりますが、それを今更知ってどうするって感じもします。

例えるなら、手品を見に行って、その都度タネ明かしをするようなもんじゃないでしょうか?



物事には解らないままにしておいたほうがいいものもあると思います。そして真矢の過去は、明らかにその類のものではないでしょうか?
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Unknown (nagoya74)
2005-09-30 00:02:21
皆さんコメントありがとうございます。



WEB管理人は、真矢が第1話でひかるに読むように手渡した遠藤周作の「反逆」を読んでいるところです。

神をも畏れぬ、酷薄、信長と、主君へ愛憎入り乱れて仕える家臣村重、光秀、秀吉…強き者に翻弄される弱き者たちの論理と心理を描いた歴史大作です。



世間では、あの人の愛読書「信長の棺」が評判らしいですが、一度こちらも読んでみると、今の世相とも重なって面白いかもしれません。



でも…小学生には少し難しい本ですよね



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Unknown (電影道士)
2005-09-30 00:06:12
nagoya74さん、私のWEBへのコメント、ありがとうございます。



>WEB管理人は、真矢が第1話でひかるに読むように手渡した遠藤周作の「反逆」を読んでいるところです。



そう言えばそういうシーンがあったかもしれませんね。

と言う事は真矢はひかるが反乱軍のリーダーになるように仕向けていたのでしょうか? 今度機会があったら私も読んでみます。



nagoya74さんのラストシーンの解釈を読ませていただき、そのニュアンスも十分あるある!と思って、TBさせていただきました。

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