それでも永山則夫が好きだ(スピンオフ)

「ねっとわあく死刑廃止」や、無期懲役囚で「とらえなおし」で知られる飯田博久さんや、小松川事件の李珍宇のことを書いたり色々

1990年12月20日ねっとわあく死刑廃止第5号…フォーラム90のイベント初開催報告

2017-02-02 17:57:59 | 会報『ねっとわあく死刑廃止』

 

 

 

ん?

1990年11月15日ねっとわあく死刑廃止第5号…フォーラム90のイベント初開催報告か?

初開催って判断でいいんだよね?よくわからないんだけど。

 

 

以下、上の文の抜粋

 

        12・1死刑廃止宣言 

今日、私たちは、日本政府に死刑廃止国際条約の批准を求めるため、ここに集まりました。

日本で死刑が廃止されることを願い、ここに集まりました。

世界は今や、死刑廃止へと向かって流れています。現在、世界の半数近い国々が死刑を廃止、もしくは停止しており、過去10年間だけでも20に近い国々が死刑を廃止しました。そして1 9 8 9年12月15日、ついに死刑廃止国際条約が国連総会で採択されました。死刑を廃止しようとする約束が、歴史上はじめて国際的になされたのです。 

しかし日本政府は、死刑廃止国際条約の採択に反対しました。日本政府のこの姿勢は、死刑の廃止を願う私たちの想いを無視し、死刑廃止へと向かう世界の流れを押しとどめようとするものでしかありません。

日本は戦後、憲法で「恒久平和を念願し、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、国際社会において名誉ある地位を占めたい」と誓うたはずです。そして基本的人権の尊重と残虐な刑罰の禁止を定めたはずです。私たちは、死刑を維持しようとする日本政府の姿勢に反対し、死刑廃止の世論を顕在化させるために、今日ここに集まりました。 

生きる権利はすべての人に保障されている基本的な人権です。しかし死刑は、この社会の中に生きる権利のない人をつくります。死刑は、罪を犯した人が、生き続け自らの犯した行為を見つめ直すことを不可能にします。死刑は、その執行に携わる人々をも傷つけます。

死刑は、無実の人に科されたとき、取り返しのつかない結果をもたらします。 私たちは、日本政府に対し、死刑廃止国際条約め批准を求めます。法務大臣に対し、死刑の執行を命令しないことを求めます。国会に対し、死刑廃止の立法化を求めます。裁判所に対し、死刑判決を下さないことを求めます。そして今日ここに集まった私たちすべてが、これからも死刑廃止の世論を顕在化させるため行動し続けるとともに、死刑廃止が実現する日まで多彩な連動を繰り広げることを宣言します。―814(ハイシ)文字―

 

 

 

1990年12月20日ねっとわあく死刑廃止第5号より以下抜粋

10・24土曜協議会、死刑確定囚処遇について行なわれる   

「63年通達体制」を打ち破ろう 

さる10月24日行なわれた「市民と政府の土曜協議会」は、今後の法務省に対する死刑確定囚との交通権獲得、執行阻止のたたかいにとっての手掛りをいくつか、提供した。

まず現在の確定囚処遇を規定している「63年通達」について、法務省側は、あくまでそれは監獄法の「解釈」を確定しただけで法律を変更したのではないと言う。

しかし法務省の「解釈」は現場の拘置所長の解釈とも違い、「通達」の文面そめものとも矛盾(追及の結果「再検討」となる)し、完全に破綻している。にもかかわらず、我々が調査を要求した、福岡拘はじめ個々の確定囚の処遇については、「拘置所長の裁量の範囲内」との事後回答により、法務省がこれを追認したのである。 法務省は明らかに、「通達」によってねじ曲げた法解釈によって各拘置所での処遇を監督指導している。

これを単に「議論」するだけでなく、法務省側の論理的破綻を更にち密に追及し、それを具体的な処遇をめぐるたたかい、「人を殺す」制度の実態をあばくたたかいの武器として活用していく必要があろう。

く10・24土曜協議会の記録は、ねっとわあく連絡先にあります。一一部300円〉(ネットワーク東京 T記)

 


 

 

以下、ブログ管理人のつぶやき

>―814(ハイシ)文字―

うん。今、毎年10月に行われている、死刑廃止フォーラムのイベントは、これが始まりだったみたいだね。

リーダーは、安田好弘弁護士って感じ?それと、協力してるのは、アムネスティ日本支部かな。

で、フォーラム90が出している会報は、今も、希望者に配信され続けてるよね。

(私も去年まで受け取っていたんだけど、今年は送付を拒否してしまった。)

で、会報『ねっとわあく死刑廃止』の方は、2000年11月25日の54号が、最終号だったみたいなんだよね…

(一応、幻の55号というのがあったみたいなんだけど…)

どうして、フォーラム90が残り、『ねっとわあく死刑廃止』のほうが2000年に消えたのか…興味があります。

 

フォーラム90のHPより

フォーラム90とは

 「死刑廃止国際条約の批准を求めるフォーラム'90」(以下、「フォーラム90」)は、理由のいかんを問わず、死刑の廃止を願うすべての人達が一堂に会することができる出会いの広場を設定し、死刑廃止国際条約の存在とその批准を広く社会と政府に訴えるため、イーデス・ハンソン、瀬戸内寂聴、藤井英男、加賀乙彦、奥平康弘の各氏、アムネスティ・インターナショナル日本支部、死刑執行停止連絡会議、死刑を考える弁護士の会、犯罪と非行に関する全国協議会等の団体が呼びかけて、1990年に結成されました。現在、国会議員200名、弁護士500名、マスコミ関係者400名、宗教関係者300名を含む、約5000名の賛同人が参加しています。
  フォーラム90の活動はカンパをもとに、個人の任意参加による実行委員会によって運営されており、シンポジウムやイベント、死刑廃止を求める運動を展開するとともに、不定期にニュースレターを発行しています。
  フォーラム90は、(1) 過去及び現在を問わず、また運動に関わる関わらないを問わず、死刑の廃止を願うすべての人を掘り起こし、そしてみんなが一堂に会することができる広場を設けることによって、日本における死刑廃止の世論を顕在化させ、(2) 死刑の廃止が国際的にも国内的にももはや時代の趨勢であることを明らかにし、広く社会と政府に死刑廃止条約の批准を訴え、(3) 参加者が相互に出会い、そこで新たな人を発見することによって、死刑廃止へのより一層広い人間関係を形成していくことを目的としています。

  あなたもフォーラム90に参加してみませんか。

 

そうか…1990年に結成されたから、フォーラム90と言うのか…



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