シベリア抑留死亡者遺児の会

父親をシベリア抑留で亡くした遺児の会。墓参・埋葬地調査・遺骨収集・慰霊碑の建立・慰霊祭の情報を交換し風化防止に努める。

シベリア抑留死亡者慰霊碑19

2007-06-09 06:53:20 | シベリア抑留


チタ州民間建立慰霊碑19

収容所・埋葬地名: 第1346野戦病院、厚労省整理番号3043、3044
所在地:      ヤブロノーワヤ
収骨状況:     昨年7月21日―8月7日に遺骨収集が行われた、63柱収集され、8月8日に千鳥が淵墓苑に収められた。尚、この政府派遣遺骨収集事業には靖国神社の主典が参加された。只今DNA鑑定中。
埋葬地の現況:   2004年8月25日慰霊巡拝で訪れ、此処で父上を亡くされた方お二人の為に仮設祭壇を設け個人追悼式を行った。
「広過ぎて分らない」と聞き、「ならば、何百人でも、何千人でも投入して、何年掛かっても探すべきだ」と怒りを感じた。国が引っ張り出したのである、国の為に死んだのである、何にも優先する人道的な問題である。
上の写真で2ケ国国旗の後方の木に高さ3メートルぐらいのところに造花が掛かっているのが見えるが、その時は何の説明も無く誰も分らなかったが、これが遺骨収集の目印だったのかと今になって気付く。
チタ市から幹線道路を西に45分走った所を右折し25分走り正味1時間で到着。炭鉱で木材伐採地と聞くが、山火事があった所で広い広い草原だった。
戦争もしないのに野戦病院と云うのもおかしな話、薬も無く回復するのは体力のみだったと聞く。
私はここは終始ビデオ撮影だったので団体の集合写真を使わせて頂く。