シベリア抑留死亡者遺児の会

父親をシベリア抑留で亡くした遺児の会。墓参・埋葬地調査・遺骨収集・慰霊碑の建立・慰霊祭の情報を交換し風化防止に努める。

国士舘大学鶴川祭

2009-05-31 21:54:42 | シベリア抑留
昨29日と今日30日の二日間、国士舘大学の鶴川キャンパスでの学園祭に於いてJYMA(旧・日本青年遺骨収集団)のパネル展に東京ヤゴダ会が協賛した関係から、その語り部のお手伝いに出掛けた。
JYMAは今年2月に実施した沖縄での遺骨収集をパネルに加えて映像による報告も取り入れた報告がなされた。
メンバーも国士舘大、拓殖大に偏っていたが、日大、青学が加わり、JYMAのこれからの活動が楽しみである、特に私の母校でもあり大変うれしく感じた。

シベリア抑留中死亡者名簿(続)

2009-05-19 18:15:11 | シベリア抑留
前回の死亡公告を受けながら厚生労働省や村山常雄著「シベリアに逝きし人々を刻す」にお名前の掲載がない場合、死亡公告を発行した県庁にお訊ね下さいと書きましたが、それは間違いではありません。
しかし厚生労働省には同様の、ないしはそれ以上の資料があります、そちらにお訊ねになるのが良いかも知れません。

インターネットによる情報収集に関して、厚生労働省のホームページ → 戦没者遺族等への援護 → 報道発表資料 社会・援護局 → と入りますと2001年1月以降、毎月1回以上の大変参考に成る情報が提供されます。シベリア抑留死亡に関しても、以下3点は特にご参考に成ると思われます。

厚生労働省・抑留中死亡者個人資料について、2008.8.8.
http://www-bm.mhlw.go.jp/houdou/2008/08/h0808-2.html
私は同年12月に父の署名の有る個人資料を頂きました。

厚生労働省・日露協議、2008.9.29.
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2008/09/h0929-1.html
過去3回はあまりにも少ないが、シベリア抑留死亡に関する死亡者名簿受け渡し・遺骨収集・慰霊巡拝等の促進策を国対国で話し合う一番大事な会合です。

厚生労働省・資料再請求について、2009.3.6.
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2009/03/h0306-1.html
確認済名簿42,000名の外に21,000名ぐらいの未確認氏名があり、再確認中だと推測されます。

DNA鑑定も本年3月現在の累計が674件で、未だ2%にも及ばぬ状態ですが、国が送り出したのだから、何年経ってもそのお遺骨は100%持ち帰る義務が有ると思います。

調査資料室、外事室にご相談下さい。

コメントにお答え致します

2009-05-07 20:21:30 | シベリア抑留
昨日次の様なコメントを頂きました、長い間お休み致して居りましたBLOGですが、お役に立てる事なら、久々のアップです。

【私の父の兄「岡光明・おかみつあきら」は、チタ州カダラ収容所病院で栄養失調で戦病死、との公報通知が広島県知事から、昭和22年に届いただけで、遺品は全然なく、その公報を仏壇に安置し拝礼するのみです。妻がいましたが、子供もなく、その妻も老衰で3年前になくなりました。本人は明治45年1月17日生で、昭和21年2月15日が歿日で、広島県尾道市久保町出身です。50年忌の法事も済ませた今、死亡の状況が少しでも分かりたく、厚労省などの抑留者名簿をネット検索するのですが、該当に当たりません。何とか探して現地墓参することで、御霊を慰めたいと念じています。どなたか適切な手法をご教示願いたいと渇望しています。】

岡光様
コメント有難う御座いました。遺児でも中々出来ない事、叔父上様に関する調査及び墓参をお考えとの事、ご立派なお心です。叔父上様もお父上様もそのお気持ちだけでもお喜びの事と存知ます。
何とかお力に成りたく色々調べて居りますがこれまでの所残念ながら名簿も見付らない状態です。
1. 死亡者名簿に関して:
  1991年に発行された月刊アサヒ、キリチェンコリスト、厚生労働省HP及び村山名簿には「岡光明」のお名前では掲載されて居りません。「カダラ収容所」と「アキラ」でも探しました。
2. カダラ埋葬地に関して:
  ここの埋葬地は2001年と2005年に遺骨収集が行われて居ります、そして2006年には立派な慰霊碑が建立されました。私のHPの慰霊碑9とBLOGの慰霊碑9(2007年5月30日)をご覧下さい。私も2007年8月27日に此処へお参りに行きました。
3. 死亡者名簿に氏名が無い場合は:
  A. 死亡公告にカダラとあり、ここは遺骨収集されているのでDNA鑑定がして貰えます、厚生労働省にお訪ね下さい。
  B. 広島県県庁は抑留帰還者等の報告にもとずき、死亡公告を発行しているので、その報告者は教えて貰えないでしょうが、叔父上の所属軍隊などは分ると思います。
  このカラダ収容所は広島県出身の陸軍歩兵231連隊が中心です。もし叔父上様がこの隊だったら、遺骨収集に行かれたり、翌年そこに慰霊碑を建立された方にコンタクトされると良いと思います。
4. 現地への慰霊訪問に関して:
  厚生労働省主催のソ連抑留中死亡者慰霊巡拝のザバイカル地方コースと日本遺族会主催の旧ソ連慰霊友好親善訪問団があります。毎年実施され本年も只今募集中ですが、前者は戦没者の配偶者・子・父母・兄弟姉妹、後者は遺児に限られて居ります。個人訪問は私の2007年の場合直接費用が44万円掛かりました。

以上甚だ簡単な説明で申し訳御座いませんが、もし質問が御座いましたらコメントを入れて頂くかメール頂ければ私の分る限りBLOGにアップ致します。