シベリア抑留死亡者遺児の会

父親をシベリア抑留で亡くした遺児の会。墓参・埋葬地調査・遺骨収集・慰霊碑の建立・慰霊祭の情報を交換し風化防止に努める。

満州の星くずと散った子供たち

2008-06-23 18:15:22 | シベリア抑留
今日は「沖縄慰霊の日」である。

昨日タイトルの「歌と朗読の公演会」に出掛けた。
勤務時代の仲間と寅さんを訪ねて「水元公園と柴又帝釈天詣で」に出掛ける予定が雨で矢切り渡しにもならないだろうと取り止め、隣町の海老名市文化会館へ出掛けた。
原作は自らが満州からの引揚者で、教職後、帰国が果たせなかった孤児の事、祖国への引揚げ苦労話を風化させてはならないと出版された増田昭一(80才)さん、ソプラノ歌手の甘利真美さんの作曲・独唱、南保大樹さんの朗読、ピアノは多賀ひとみさんで、涙腺が切れました。沖縄の1日前に「満州の慰霊の日」を迎えた様な気がしました。

私も満州生まれ、満州育ち、幼稚園に1ヶ月通園したところで発病し静養の為日本へ、回復後小学校入学の為満州へ帰ろうとした時には既に渡航禁止で、日本の国民小学校に入学せざるを得なかった訳だが、その為に母も私も引揚げの苦労をしていない。

シベリア抑留死亡の事は満州に関係が深く、私は多くの満州からの引揚者を知っているが、千葉県の千葉さんは、父上はシベリア抑留、母上と兄弟4人でチチハルからの引揚げで、長男の彼一人が帰国出来たとの事。又兵庫県の景山さんは母上は引揚船の中で亡くなられ「4歳の幼児が母の遺骨を抱いて岡山駅に降りる」と新聞に出たそうです。

本公演は神奈川県文化団体事業助成事業でもあり、来る8月19日(火曜)開演13:30 横浜みなときらい小ホールであります。是非お出掛け下さい。
http://www007.upp.so-net.ne.jp/liebeschon/manshuu-no-hoshikuzu.htm#performers