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旅と山歩き・街歩きの記録です 今を語りながら過去も振り返って

夕焼けだんだんに人がいっぱい! 谷中銀座&朝倉彫塑館:台東区?荒川区?

2016-02-15 18:31:26 | 町並み

 夕日がきれいといわれる“夕焼けだんだん・谷中銀座”だが、午前中に来てしまったので単なる階段になってしまった。

 建国記念の日11日、祝日の多くが月曜日に移され週の中日あたりの休日は少なくなった。この日は木曜日、妻は定例の所用ありの日で一人体があいてしまった。久し振りに写真撮影にのめり込もうと行く先を思案した。城西地区に住まいすると城北城南地区・下町は縁遠くなる。妻のお茶関係の雑誌が目の前にあっていくつかの風情のある建物と庭を紹介していた。その内の一つ「朝倉彫塑館」のある「谷中」に取り敢えず行くことにした。

 かなり前、十数年前であろうか一度訪れたことがある。その頃でも“下町の風情”としてかなり知られてはいたが、歩いている人はまばらであった。特徴もなくありふれた小さな商店街にしか見えず写真も撮った記憶がない。今回も同じ感じだったが歩くのもおぼつかない程多くの人が出張っていた。

 もっとも人出が多ければそれだけ活気が出て、商店も客寄せになる品をそろえて、呼び込みをしている店もあった。商店街を突き当たった辺りから反対側のアーチと遥かにだんだんを見ている。

 谷中銀座は台東区谷中なのだが、地図で見るとだんだんは荒川区西日暮里となっていて、その先の商店街は台東・荒川の区境、しばらく先が区界が逸れて台東区谷中となっている。谷中銀座の突き当たりT字路はすでに文京区千駄木となる。上の写真は文京区から撮っていることになる。

 前に来たのは、仕事を頼まれ根岸まで来たついでに、友人の息子さんがやっている古美術の店の様子を探りに寄った時だった。人がすれ違うのがやっとの細い路地が入り組み、正に雑誌で見る下町の風情そのままだった。

 今回も路地を入ったり出たり(行き止まりが多いので通り抜けられない)やっと行き着いた。店と行っても仕舞た屋に過ぎなく、留守のようだった。

 日暮里駅方向に戻り、「朝倉彫塑館」にやって来た。商店街から寺町方向に逸れた所にあった。

 美術館だからもちろん内部の撮影は出来ない。「朝倉彫塑館」は館のサイトによれば『 朝倉文夫のアトリエ兼住居を改装した美術館   日本の彫塑界をリードする中心的な存在として活躍しました。1948(昭和23)年には彫刻家としてはじめて文化勲章を受章し、1964(昭和39)年81歳で没しました』とあったが、もとより彫刻の類いは全くの門外漢、展示物でなく和洋折衷の建物に関心があったに過ぎない。

 アトリエであった洋館の屋上から(外からだから撮影可?)数寄屋造りの住居と庭を眺めてみた。贅沢な造りが見事で、芸術家の資産であったので残すことが出来たのであろうか!

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