二の丸庭園、池を離れて雑木林に入る前に特徴的な大屋根を持った建物が現れた。銅板葺きなのであろうか緑青のようにも見える。「諏訪の茶屋」とあった。
近づいてみるとどっしりとした佇まいは「重層のどっしりとした屋根、大きく張り出した庇、やわらかくゆったりとカーブした破風」他のサイトからの受け売りだが、この表現が的確なのでちょっと借りてみた。
由来は「江戸時代には吹上地区にあり現在の建物は明治45年に再建され、皇居東御苑の整備に当り移築された。」と解説されている。枝折り戸のある入り口方向からみると、入り組んだ屋根の造りが立体的にみられて又違った趣が感じられるが、この方向からだと丸の内の高層ビルを背負ってしまい、感慨が半減してしまう、残念!
あちこちネットサーフィンをしてこの茶屋の内部の様子を知りたかったが、宮内庁のサイトを始め内部の画像を見つけることは出来なかった。せっかくの施設、季節や期間を限ってでも内部を公開出来ないのであろうか?それとも時々は公開されているのを知らないだけなのであろうか?サダカデナイ。もっとも、各地にある著名な茶室を訪ねる機会が多いのだが、公開されているのは僅かしかなかった。宮内庁管轄ともなればなおさらなのであろう!!!
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