回廊と呼ぶのか濡れ縁が適なのかは判らないが、武田信玄墓所、柳沢吉保公霊廟を巡って再び上がると方丈の裏手に「庭園」はあった。
夢想礎石は臨済宗の禅僧(国師の称号を時の天皇からいくつも授けられたとあるのでかなりの高僧か)であり、 西芳寺(苔寺)および天龍寺のほか、瑞泉寺、永保寺など多くの庭園の設計をしたとあった(永保寺の浄土庭園しか訪れていない)。また、禅庭の創始者とも・・・。庭に関しては多少の知識はあったが、恵林寺の創建も手によるものと初めて知った。
作庭にはいくつかのセオリーがあるはずだが知るよしもない。“良い雰囲気”と思った画像を羅列するしかない。
端に萩の花が咲いていた。日が射さないのでさえないが、庫裡の方さっきと反対方向から見ている。庭に近い位置からしか撮ることが出来ないので、全体像がつかめない。・・・庭の撮影では、いつもそうなのだが・・・。
庫裡への渡り廊下(回廊)萩を背に坪庭風庭?がこじんまりとあった。礎石の庭とセット?関係なく後に作った?見上げると僅かに本堂の屋根が・・・。
ちなみにこの庭、庫裡から方丈に移動してきてすぐ「法事控え室」があり、落ち着いて眺められるようになっている。
この後、途中にあったJAの(甲州市?)即売所に立ち寄り、さらにいつも贈り物として「春日居の桃」の発送を依頼しているJA山梨共選所にも寄り旬の果物や野菜を買った。余談だが「春日居の桃」は妻方の叔父が(すでに亡くなったが)栽培していて自慢の逸品で、生前は直接譲ってもらっていたが、叔父も叔母も逝去して桃畑を閉じたので、叔父が以前出荷していたこの共選所から購入することにした。・・・おいしい(少々・・かなり高値だが)ことは請け合い!!!