最近、妻と二人で旅に出る時は、(他の家族がいる時でも)もっぱらビジネスホテルを利用します。旅館の食事の多さをもてあます歳になりました。ホテルなら勝手に食事に出かけられます。人数分のシングルルームをとります。気ままに風呂に入れるし、勝手にテレビのチャンネルも独占できます。一番は、いびきを気にせずに思う存分眠れます。
2005年5月、妻のお供でアッシー君として京都に行きました。ビジネスホテルは管理が悪いと、何ともいえない臭いがしみこんでいて一晩中鼻についたり、配管の臭いが逆流して、目に遭っています。新築記念オープニングサービスの文字につられて「アパホテル京都堀川通り」ネット予約しました。新築のホテルは快適で満足、おまけに駐車料金、朝食までサービスです。
偶然その日は、葵祭でした。
先日の新聞報道で、耐震偽装で休業しますの告知、まさにそのホテルでした。一つ疑問があります。今回の姉歯建築士に始まる偽装事件、マンションの購入者などは、改善命令に従って補修したり建て替えたり、2重3重の負担を強いられていると報道されています。販売した建築主が費用負担した件もあると聞きますが、財務能力がなければ、それも不可能です。関係した建築士に、賠償能力があるとは思えません。
20年前自宅を新築した時、ほんの小さな居宅なのに、建築確認に1ヶ月以上(2ヶ月?)かかりました。確認書類には、もちろん区役所の建築主事の名前が記されていました。すなわち、法律に基づくお役所のお墨付きをもらったのです。今回の一連の事件でも、代行にしろ建築確認がとれています。一定規模以上なら、完工検査もあるはずです。それらは、全て法律に基づくお役所の仕事です。その責任は、問われるのでしょうか、素人の私には分かりませんが・・・問われなければ変です。
もう一つ、異常に数の少ない鉄筋なら、現場監督や職人さんが、経験的直感で不審に思うはずです。職人の意地で、納得できない仕事はしないはずです。私も、職人的仕事の端くれですから解せません。
そんなことを考えて写真を選びました。もっとも、全くホテルは関係ありません。葵祭の翌日、片付けの後始末に追われている上加茂神社の佇まいです。
修学旅行 女性同士の小旅行 何回となく京都には行きました。しかし〝葵祭”には行ってません。奥様〝葵祭”がお目当てなのでしょう。