2016GW-6
等々力渓谷から滝の道を一気に上ると、等々力不動尊の本堂脇に出た。等々力不動尊は満願寺の別称かと思ったが、満願寺を元とする別院(霊場)であった。
この原稿を書いている時偶然「yukimiさんのblog」に同じ頃の二子玉川から上野毛方面への坂道の記事があり「国分寺崖線」という概念を知った。等々力渓谷もその範疇に入るという。
地質学に関してはかなり“疎い”のだが、かねてより景色としての「河岸段丘」は眺めるのに値するものとして各地を訪れてきた。近くは、「谷保天満宮」が河岸段丘の崖線上にあるという。河岸段丘と崖線の区分が今ひとつ理解しがたいが「大河が台地を削り取ってできたのが段丘であって、台地と低地を区分するのが崖線」と勝手に解釈した。ちなみに谷保のそれは「立川崖線」とあった。
谷底から崖を登り本堂横から入ってしまったので取り敢えず、表通りまで出て正面山門から入ることとした。
本堂を正面から見た。常香炉が本堂を隠している。
左手崖上に舞台がある。下を覗くと緩やかに下っていた。遠くに地蔵堂も見えている。渓谷沿いに整備された日本庭園もあるというが、谷底は満喫したので広々とした斜面を降りることにした。
平地まで下りるとそこはすでに住宅地になっていた。渓谷も普通の都市河川となる。
多摩川堤に出ると水門があった。矢沢川も多摩川へ流れ込んでいた。
川向こうには高いビルの姿がある。武蔵小杉辺りのマンション郡であろうか。
川原へ下り二子方面を見ると再開発された旧二子玉川園(現二子玉川ライズ)に建った高層ビルが見えていた。橋は第三京浜の新玉川大橋であろう。
まだ昼には時間があるが昼食も考えなければならない。上流の二子方面へ行くか、下流の長く親しんだ多摩川園(多摩川台公園)方向へ向かうか、河川敷は歩行路は眺めが良くないし、堰堤上は車の往来が激しく歩行には適さない。しばらく考えてしまった。
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