北へ南へ、東へ西へ

旅と山歩き・街歩きの記録です 今を語りながら過去も振り返って

時代が戻りました 旧岩崎邸:台東区

2010-04-30 18:08:41 | ご近所の旅

 水曜日に掲載した越前岬のトンネルの画像、確認のため眺めていたら不思議なことに気が付きました。現地で撮影の時も、プリントした写真を眺めていた時も気付かなかったのですが、巨大な岩のトンネルの中に、小さなコンクリートのトンネルが造られている様に見えるのです。距離感がないので岩のトンネルとコンクリートのトンネルとの位置関係がはっきりしないのですが、大きな空間があり細工をしなくても道路が通せるにも拘わらず、改めてそこにいわばシェルターが設けられている様に見えるのです。もしかして岩のトンネルの崩壊・崩落があって道路を守るため?写真にあるような岩の固まりが直撃したら、華奢なコンクリートのシェルターなどひとたまりもないと思うのですが・・・。

 ウィキペディアによると、呼鳥門(こちょうもん)と呼ばれる天然のトンネルで、崩落が激しかったのでロックシェードを設けた。山側に迂回する呼鳥門トンネル(延長394m)を建設し、2002年3月23日に開通した。現在道路は迂回しており、ロックシェードは撤去され、周辺は公園として整備されている・・・と記載されていた。と言うことは、この画像はやや貴重な記録になったようです。念のため再掲!

 話はさておき(閑話休題!古!)昭和の日祝日は朝からお天気は良く、前日の雨がなければ快適なテニスライフの筈!やむを得ず、やっと暖かくなりそうなので午前中は季節の片づけを始めたところ、妻がTVを指さし「ここへ行こう!」と提案してきました。尻軽夫婦、支度もそこそこに行ってきました。



 「旧岩崎邸」です。NHK大河ドラマとは遠ざかっていたのですが、最近妻が歴史の勉強になると視聴を始め、特に「龍馬伝」は欠かさず見ており、繋がりで岩崎弥太郎一族への興味を持っていて、それでは!と、なりました。上野池之端、御徒町駅から歩いて15分程、飲食店街を抜けて湯島への登りにかかった辺りにありました。TVを見て駆けつけたのか??かなりの人が門を入っていきました。盛りの牡丹としょかつさいの花がお出迎えです。

 



 館内撮影禁止(常套ですが、無理のないスナップくらい許可しても良いのでは?)ですから、せめて建物をいろいろな角度から撮ってみました。当然見事なベランダもあり、映画「風と共に去りぬ」の一場面を思い出しました。



 贅を尽くした壁紙金唐革紙で埋め尽くされた壁面、洋館造り各種の手法を駆使していると案内にありましたが、もとよりコロニアル様式と言われてもちんぷんかんぷん、見事な造りに感心するのみでした。それではと、少しアート的なアングルで狙ってみましたが・・・。



 洋館と渡り廊下で繋がって和館がありました。内部は書院造りであることは分かりました(撮影は出来ません)。庭から眺めるとなかなか立派なものでしたが、緋毛氈の縁台は好みにも依りますが少し派手派手で、呈茶の押し売りでは?



 広々とした芝の庭も2階ベランダからよく見え撮影に適でしたが、やはりカメラを構えることは気が引けて、片隅だけ緑を捉えておきました。



 庭角洋館に並
んで木造の建物がありましたが、撞球室の表示がありました。ビリヤードのためだけの別棟、贅沢は時代を問わず金持ちの特権!!洋館とは、地下で繋がっていると聞き二度びっくり!!!



 昼近く表に出て上野公園へ向かう時、来た時と逆の不忍池方向の塀には、レンガ積みがまだ残されていました。そこには明治か大正、戦前の昭和の世界がありました。




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