2012夏休み・その1「前倉橋」
渓谷に架かる赤い橋は“絵”になる。といっても何処にでもある鉄の橋、「前倉橋」は「秋山郷」の新潟県側にあった。
今年の夏は暑い!少しでも涼しい所で夏休みを過ごしたいので北海道か北東北と思ったが、首都圏脱出の移動日を入れても3日半では遠出は出来ない。それでは少しでも高い所なら多少はましと「信州」に決めた。ところが「信州」は妻共々好きな所ナンバーワン!年1度以上はどこかに訪れている。アルプスの山の上以外は探訪済みのところが多い!それでも所々“抜け”が有るので最近使う奥の手としてその点を繋いでみた。
夏休み13日月曜日、越後湯沢から十二峠を越え十日町へ、信濃川沿いを少し行くと津南町、山方向に逸れて国道405号を中津川沿いに遡って行く。逆巻き温泉辺りから長野県の栄村最奥の切明温泉迄12の集落を(資料によっては13とあったが)「秋山郷」と総括している。昔から“秘境”として喧伝されているが道路も整備され観光地としての道が開けてきている。といっても、国道であっても405号線前回より整備されたとはいえ、車のすれ違いの厳しい箇所も多く残っている。(20年程前に一度訪れているが、ドライブだけで下車した記憶がない)
今回は少し事前に調べておいたが、現地に行っても肝心の誘導標示が無く、目的地・物が突如現れ戸惑ってしまった。目安にした生活道路の吊り橋「見倉橋」も確認出来ず通り過ぎ、橋のたもとに土産物店のあった「前倉橋」で車を降りることが出来た。渓谷の淵に立つと谷は意外に深く、有名観光地なら「OOの淵」など命名され、観光客立ち寄り名所となるであろう。
写真を撮ったりおみやげ(観光地と違って?ユニークなものが多かった)を漁ったり、かなり時間をかけたがその間30分程、立ち寄ったお客は4組程であった。さらに奥のスポットを訪ねたが状況は似ていた。
宿や駐車場確保が困難だったり、混雑で順番待ちで並んだりの有名観光地と、秘境を売りにしてもお客は通り過ぎるだけの土地、その差は何なのか、観光地の今を少し考察してみることにした。といっても所詮その場の感傷に過ぎないので、何ら根拠はない。
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