木曽路の旅2014・その2
赤沢自然休養林に保存された木曽森林鉄道のディーゼル機関車と客車の一部が写っている。
駐車場に到着した時、出発が間もないと場内放送のスピーカーから流れていた。急いで停車場へ向かった。急な階段を上りホームへ向かうと乗客は我々だけだった。急いで乗ったので冒頭の機関車は終点・折り返し停留場で撮っている。
時折雨粒が落ちてくるが傘を差すほどでもない。どんよりとした陽射しもない天気だが、モミジは肉眼ではかなり鮮やかだったが、PCに取り込んだ画像はぼんやりとしてさえない。肉眼に近い感覚を求めて修正してみたが、鮮やかさは表現出来なかった。この2枚だけにして残りは修正を加えていない。
「木曽は檜、秋田は杉」小・中の頃の社会科の授業で各地の産業について習った時の記憶通り休養林の主体は檜の森だった。鉄道の切符も檜製だ。
したがって紅葉は渓流や鉄道沿いが主だった。列車は渓流沿いを少し高い土手の上を進むので、何年か前に来て遊歩道を歩いた時とはかなり異なる眺めであった。
渓流の名は「赤沢」そのものであった。いくつかの淵や滝ではないが流れに段差もあり、“絵”になる。
木曽森林鉄道についてはウキペディアはじめwebサイトに詳しい記載があるので割愛するが、もう60年近く前のこと御嶽山に登った時、登りは黒沢口で下りは王滝に降りたと記憶している。登山道と平行したり横切ったり(記憶は曖昧だが)幅の狭い軌道に度々遭遇した記憶が蘇ってきた。森林鉄道については中学校の何かの教科書に出ていたので、実物の線路を見て納得した。
終点の停留場で機関車を前後に付け替えるためしばらく停車していた。ホームからの画像では全体像は掴めない。
走行中の画像も、曲線が少ないので十分には撮れなかった。
約30分ほどで出発駅に戻り、待っていたタクシーに戻った。流れの上に吊り橋の架かっているのに気がついた。