ミュウタントのブログ

日本国憲法第9条は地球人類の宝、それを改悪するための日本国憲法第96条の改正に反対!

核兵器持ち込み疑惑

2010-03-01 12:29:04 | 戦争・平和
昭和56年(1981年)5月、E・ライシャワー元駐日大使が、「毎日新聞」のインタビューに答えて、米海軍の感染が、核兵器搭載のままの本の港に寄港していた事実を語った。その前にも、1974年ラロック元海軍提督の米議会証言、日本への核持込を示唆する証言があって、特にライシャワー元駐日大使の発言は、日米外交の第一線を知っているばかりか、具体的な日本との外交交渉にも触れていた。
 第1に日本の「核持込」の意味内容に認識の相違があった。Introductionとは日本国内に核兵器を配備または貯蔵することを指していた。この点は、昭和35年(1960)の安保条約改定に付随した日米の了解の中では、日米の理解は明確だったのだ。
 第2に、この日米の理解と日本政府が行ってきた国民への説明との齟齬が見え始めていたころには、ライシャワーは駐日大使に着任していたから。、大平正芳外相との会談でのIntroductionは、日本領海内を通過、若しくは寄航する米艦船には適用されないされないと指摘した言葉であった。
 またラスク国務長官宛の報告公電が、核兵器搭載艦の日本寄航と領海通過は事前協議の対象外だというもの、菅英輝九州大教授の手により、米国立公文書館で発見されている。
 緊急時の事前持込に関する協議を京都産業大学の若泉敬京産大教授を特使としてキッシンジャー国家安全保障担当大統領補佐官との間で、核持込が必要な場合は、事前協議の上、必要だという要件を満たす場合は持込を認めるという秘密合意文書を取り交わしていたことを認めていた。
 A・ジョンソン国務次官やT・ムーラー海軍作戦部長も核持込の合意について証言していたことがあげられる。
 日本政府は事前協議の要請がないのだから、核を持ち込まれたことはないと説明して来た。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。