「瀬をはやみ 岩にさかるる滝川の われても末に あわむとぞ思う」
『瀬をはやみ』 川瀬の流れが速いので。 「瀬」は川が浅くなっている場所で流れが速い。反意語は「淵」。 「はやみ」は形容詞の語幹+接尾語「み」の用法。『せかるる』 堰きとめられる。 「せか・るる」と品詞分解できる。 「せか」は四段動詞「堰く」の未然形。「るる」は受身の助動詞の連体形。『滝川の』 滝川のように。 「の」は連用修飾格(比喩を表す)。『逢はむとぞ思ふ』 逢おうと思う。 推量の「む」はここでは意志を表します。「逢ふ」の主語が一人称だからです。 「とぞ思ふ」の係り結びは、もちろん字数調整の意味合いもあるでしょう。
しかし、熱い思いを歌った歌だとして伝わりますが、実は失恋の歌です。未練たらたら。
五月雨を集めてはやし最上川
有名な芭蕉の奥の細道の中で歌われた句です。発句のときの集めて「すずし」と読まれていたら、最上川はこんなに有名にはなっていなかったのでは。
『瀬をはやみ』 川瀬の流れが速いので。 「瀬」は川が浅くなっている場所で流れが速い。反意語は「淵」。 「はやみ」は形容詞の語幹+接尾語「み」の用法。『せかるる』 堰きとめられる。 「せか・るる」と品詞分解できる。 「せか」は四段動詞「堰く」の未然形。「るる」は受身の助動詞の連体形。『滝川の』 滝川のように。 「の」は連用修飾格(比喩を表す)。『逢はむとぞ思ふ』 逢おうと思う。 推量の「む」はここでは意志を表します。「逢ふ」の主語が一人称だからです。 「とぞ思ふ」の係り結びは、もちろん字数調整の意味合いもあるでしょう。
しかし、熱い思いを歌った歌だとして伝わりますが、実は失恋の歌です。未練たらたら。
五月雨を集めてはやし最上川
有名な芭蕉の奥の細道の中で歌われた句です。発句のときの集めて「すずし」と読まれていたら、最上川はこんなに有名にはなっていなかったのでは。