6月17日(金)13:30より、江田島市農村環境改善センターにて、
講演会「依存症の理解と対応」-ギャンブル・ネット・スマホーが開催されました!
講師は「ギャンブル依存症問題を考える会」代表田中紀子さんです。
田中さんは、競輪、パチンコに明け暮れる父、祖父のもとで育った。30歳で出会った夫と一緒にギャンブルにのめり込み、多額の借金を抱えて地獄の生活を経験。ギャンブルをやめることは出来たが、買い物依存症に陥り苦しむことになる。44歳で立ち直り、「ギャンブル依存症問題を考える会(非営利団体)」を設立。依存症に苦しむ人の支援に日本中を駆け回っている方です。
著書ー「三代目ギャン妻の物語」(高文研)「ギャンブル依存症」(角川新書)
著者は元々依存症の当事者であり家族でありながら、回復後アメリカでノウハウを学び、日本で唯一フリーのインタベンショニスト(介入者)として活躍されてきた方です。
つまり、自分が依存症であることを認めないギャンブル依存症者を説得し、適切な施設へ繋ぐという大変骨の折れる活動をされて来た方です。
またギャンブル依存症問題を考える会の代表として、政治・経済の分野でもこの問題の周知活動に多大な尽力をされています。
依存症は脳の機能不全によるものだそうです。りっぱな病気
普通の人は、いろいろなことをバランスよく考えていますが、
ギャンブル依存症になってしまうと、ギャンブルこと以外、脳が興味をもてなくなるのだそうです。
では、依存症になったらどうしたらいいのでしょう?
・病院ー医師に診断してもらう(他の病気がある場合も)
・精神保健福祉センターー生活面での相談にのってくれる
・自助グループ:GA(ギャンブラーズアノニマス)-ここに通い続けよう
・同じ体験をした人の話を聞こう
・借金問題などの具体的なアドバイスがもらえる
・やめ続けるのは一人じゃ無理。サポートしてもらおう
・ギャマノンーギャンブルの問題の影響を受けた家族・友人のための自助グループ