小学館文庫 1997年12月10日初版 これは2000年4月10日の10刷のもの 売れてんですね。
『BANANA FISH』が完結した後、番外編がぽちぽちあり、それをひとつにまとめたもの。『BANANA FISH』よりずっと前に描かれた、登場人物 英二 の初出まんがなんてのも入ってます。(FIY BOY IN THE SKY)
昨日ブック ○フへ行って見つけ、買い込みました。半分くらいは読んでいるのが入っているのですが、残り半分読みたいのと、名作 「光の庭」 を手元に置いておこうかなと思って。本編は買わないのにおかしいよね。でも本編19巻もあるからなー。
「ANGEL EYES」 少年刑務所でアッシュとショーター・ウォンが出会い、友人になる話。私は本編コミックスの19巻で読みました。
「光の庭」 アッシュが死んで7年後、英二 (すっかり大人になっちゃって) とシン (これまたでかくなっちゃって) 、伊部おじさんの姪の伊部 暁ちゃんのしみじみ泣ける名作。誰に聞いても名作。これも19巻で読みました。
「PRIVATE OPINION」 アッシュとブランカが出会ったいきさつが描いてあります。
「うら BANANA」 作者とアッシュ、英二が連載終了後、裏話をしています。一番人気はもちろんアッシュだったが、結構パパムッシューの人気があっただとか、読者の要望がこうだったとかああだったとか。
アッシュが日本にきたらとか、学園ものだったらとかのカットが面白い。アッシュと英二が学ラン着てるんですよー そいでアッシュの手が英二の肩に乗っかっていて、あのー、それじゃBLですよー。
「FIY BOY IN THE SKY」 英二と伊部氏が知り合ったきっかけを描いています。棒高跳びの選手の英二は、『BANANA FISH』 の時より筋肉があり、顔つきもちょっと違います。『BANANA FISH』 よりずいぶん前に描かれた作品なのです。
私にとって、これは永久保存版、決定
あまり人気はないかもしれませんが「ラバーズ・キス」なんかもいい。
「BANANA FISH」は本人が楽しみながら描いた作品でもあるのでしょうが、マーケティングを意識しすぎじゃん!と思います。「金髪、碧眼、IQ200」の不良美少年があらゆる人種に慕われるなんて、あまりにもクサすぎるというか、、、(汗) まぁ、リバー・フェニックスのファンだから仕方ないのかな。
一方続編の「光の庭」、こちらは非常に吉田らしい作品で好感度大です。私もかなーり泣かせていただきました。アッシュとは何の関係もないアキラを登場させることにより、吉田らしい繊細な表現がされていますよね。ただ、シンがMAを取ろうとしているあたり、やっぱりクサ!
「Fly Boy...」はフォアレディだったかな、掲載紙を買っていたのでリアルタイムで読みました。これも吉田らしい秀作です。私が吉田に求めるのはこういった感性ですね。後にBANANA が始まったとき、イベさんとエイジが出てきて仰天しましたよ~。
吉田作品はデビュー時から他の作家にはない個性がありましたが、年々その個性が失われてきたように感じます。絵も高野文子が流行れば高野そっくりになるし、大友克洋が流行れば大友そっくりに。彼女自身の持つオリジナリティにもう一度ちゃんと向き合ってほしいなぁ、と思います。
これでもファンですから(笑)
私も「ラバーズ・キス」や 「河よりも~」は好きなのですが、反面、「櫻の園」 が女べたべたに思えてダメで、せっかく買ったのにすぐにブック ○フ送りになりました。(笑)
「BANANA FISH」はちょっと中だるみしながらもマンガ喫茶にて面白く読み、引き続き「YASHA」と「イブの眠り」 も読みましたが、後の2作品は絵柄は前より洗練されましたけど、「BANANA FISH」程、感動しませんでしたね。
ちなみに私は好きな作家さんではあるけれど、作品をいっぱい手元に置いておくほどでは有りません。置く場所無いですからね。でも、この本は手元に置きたくなりました。
ぱふりんさんは、なかなかディープなファンとお見受けしました。好きだから言いたい ! ってこと、大いにありますよねー。又、気になる作家さんが出てきたら、ぜひコメントお待ちしています。
文庫版の方に外伝ばかり集めた巻があるとは知りませんでした
「うら BANANA」なんてあったんだ。。。
最初のコミックには無かった話とかを追加して
新装改訂版を出すのが、最近の出版社の手口ですね
その商魂が腹立たしいわ!!
買う程のものでも無いし、今度本屋で立ち読みしようっと
ぱふりんさん、読みが深いですね~
アッシュは、ハードボイルドを気取っている割には良い人過ぎますよね
でも、掲載誌が少女誌ではあれが限界だったのかもしれません
それでなくても、あんなハードな話をよく長年連載させてくれたって思いますもん
私はアッシュより、英二キャラが鼻についてダメでした
あのへたれ振りにイライラしちゃって。。。
同じような役回りでも、「夜叉」の茂市の方が生き生きしてて好きでした
吉田さんの初期作品、特にデビューしたての頃の作品は
私も良いと思います
「ちょっと不思議な下宿人」「月夜のおくりもの」とか「どうぞハートの代金を」など
ちょっとブラックなユーモアの聞いた短編が好きです
トミーさん、私ももう手元にあまり残ってないんですよ~。置く場所がなくて、ごっそり捨てたことがあって、、、。後悔先に立たず、です。しゅん。古本屋でバイトしていたときに借りて読んだ本も結構あります
>「ちょっと不思議な下宿人」「月夜のおくりもの」とか「どうぞハートの代金を」
うわー、知らない。読みたい~~~ 吉田氏の古いのって言うと、「きつねの嫁入り」 でしたっけ ? 日本昔話みたいなお話の短編集を立ち読みしたのが古いかなー。最初に読んだのが「吉祥天女」だもので、その前ってほとんど読んでないのです。文庫で出ているかしら。
夜さん、文庫で出すときに、コミックス後に出た番外編をくっつけて、お得感を出して完全版として発売する例が多いですね。作者も人によっては、何ページも手直ししたりして、完全版を目指すそうですよ。
私も以前読んだとき一緒に「光の庭」や「「PRIVATE OPINION」は読んだけどこんな裏本があるのは初めて知りました。「FIY BOY IN THE SKY」は
エイジが棒高跳びの選手だったころの話でしたっけ?
タイトルをちゃんと覚えていないからすぐわかんなくなっちゃう(苦笑)
吉田さんの漫画は私は好きなのと苦手なのと別れるんですが、この「BANANAFISH」は一気でしたね~
漫画史に残る名作だと思っています^^
好き嫌いはあるにしても、いまだに文庫が売れてて、マンガ好きさんにも評価が高い名作と思います。この本だけじゃなくて、あと2冊くらい「BANANAFISH」本があって、若様の毒薬指南なんてのも内容にあるそうで、そっちを読みたいのですが、古くてブック○フにも無いんですよねー。
読みます?
ただし、
裏のページの印刷が透けてきて
メチャメチャ読みにくいですよ~
それでも良ければ、お貸ししますよ
現役で週間誌や月間誌で見てました。
ので…BANANA他、ストーリがオボロな所があります…。
でも、まぁ~好きなのは
「きつねのよめいり」「十三夜荘奇談」
「カリフォルニア物語」「夢の園」が
当時の乙女だった私の心にはググっと来ました(笑)
さて、年を取って再読すると
また違った評価が出てくるのかもしれませんが…
久しぶりに読んだトミーさんオススメのYASHAが
良かったですネ。
この間だスーパーのマンガ月刊誌を置いてある棚で
吉田さんの名前を見つけ手に取ったら…
うーん。新作を描いていたのですね~
「月刊flowers」に新作「蝉時雨のやむ頃」見つけました読みたい!っと思ったのですが…
完成してから「まとめ買い」に走ろう!と決め
我慢しましたヨ(笑)
ところで、大分、年を取った頃に
「よしだあきみ」って読むって知りました(笑)
「よしだあきお」だとばっかり思ってましたから…。
BANANAのあたりで完全に男性だと思い込んでいました。
女性ぽい男性かな?などと…想像していた自分が
ハズカシイ…(照)
そういえば吉田秋生じゃないけど、「風と木の詩」の少コミ連載第1回目分、コミックス収容時には数ページ、ばっさりカットされてましたっけ。確かページの順序も変えられていた、、、 ケーコたんの手直しの中でもあれはすごすぎた