アクション・コミックス 「HIGHWAY☆STAR」 大友 克洋傑作集Ⅰ
1979年10月30日初版 写真のものは11月20日の7版のもの
アクション・コミックス 「さよなら にっぽん」 大友 克洋傑作集Ⅱ
1981年7月16日初版 写真も初版
1970年代に青春を送った者には涙が出るように懐かしい大友さんのまんが作品2冊
ちゃととさん → ちゃととさんのブログ にお借りしています。
Ⅰには、10編の初期短編が収められている。Ⅱは日本を出てニューヨークで一旗挙げようと空手の道場を開いた青年の短編連作5作と他の短編3つ収録。こちらも1970年代の初期作品ばかり。
まんが喫茶で 「彼女の思い出」 「AKIRA」 「ハイウェイ☆スター」 の表題作などは読んだことがありましたが、「さよなら にっぽん」 の方はまとめて読んだことがなかったので、今回ちゃととさんにお借りしたおかげで全て読むことが出来ました。ありがとうございます。
「さよなら にっぽん」 の最初に入っている 「イーストオブザサン ウェストオブザムーン」 (ジャズの題名だっけ) は7月24日の拙記事 → あすなひろし 哀しい人々シリーズ 「幻のローズマリィ」 のおもむきの佳作。
ひとりで飲み屋をやっている、くたびれたおばちゃん。常連客も売れないロックグループやぱっとしない小柄な年寄りばかり。突然おばちゃんがたまった つけ の替わりに若者グループに伴奏を頼み、会場の手配もさせてコンサートをやると言い出す。実はおばちゃんは戦前はジャズ歌手で、昔の仲間 (恋人達) 30人を招待して個人コンサートを催したのだ。お客は今や大レコード会社の社長や昔有名だった演奏家達だった。常連客のおいちゃんまで天才プレーヤーだったらしい。一夜の夢に昔を懐かしがるオジサンたち。若者ロックプレーヤーたちもその熱気に当てられている。
他の短編のような当時流行りの不条理な事件の話も良いけれど、こういう話も好きだなあ。
この方のこの頃 (1970年代後半) の作品には、当時の匂いがぷんぷんする。例えば少女マンガにはファッションとか小物とか当時を思い出すものが満載なのに70年代の生身の少女の暑い青春は漂ってこない。少年マンガでも青年マンガでも今、再読して 上手い・へた・古い・普遍 とかいろいろ感じるところはあってもあのムっとするような自分の青春、時代の匂いが思い出されるようなマンガは少ない・・・ (と思う) これは自分が青春してた年代に関係があるのかな~?
最近は映像の方に行ってしまってまんがは描かないのかと思っていたら、去年描いてくれましたね。 → 雑誌 「BRUTUS」 この雑誌もちゃととさんの記事を見てあわてて買いに走りました。(笑)
参考に → 大友 克洋 ウィキペディア
1979年10月30日初版 写真のものは11月20日の7版のもの
アクション・コミックス 「さよなら にっぽん」 大友 克洋傑作集Ⅱ
1981年7月16日初版 写真も初版
1970年代に青春を送った者には涙が出るように懐かしい大友さんのまんが作品2冊
ちゃととさん → ちゃととさんのブログ にお借りしています。
Ⅰには、10編の初期短編が収められている。Ⅱは日本を出てニューヨークで一旗挙げようと空手の道場を開いた青年の短編連作5作と他の短編3つ収録。こちらも1970年代の初期作品ばかり。
まんが喫茶で 「彼女の思い出」 「AKIRA」 「ハイウェイ☆スター」 の表題作などは読んだことがありましたが、「さよなら にっぽん」 の方はまとめて読んだことがなかったので、今回ちゃととさんにお借りしたおかげで全て読むことが出来ました。ありがとうございます。
「さよなら にっぽん」 の最初に入っている 「イーストオブザサン ウェストオブザムーン」 (ジャズの題名だっけ) は7月24日の拙記事 → あすなひろし 哀しい人々シリーズ 「幻のローズマリィ」 のおもむきの佳作。
ひとりで飲み屋をやっている、くたびれたおばちゃん。常連客も売れないロックグループやぱっとしない小柄な年寄りばかり。突然おばちゃんがたまった つけ の替わりに若者グループに伴奏を頼み、会場の手配もさせてコンサートをやると言い出す。実はおばちゃんは戦前はジャズ歌手で、昔の仲間 (恋人達) 30人を招待して個人コンサートを催したのだ。お客は今や大レコード会社の社長や昔有名だった演奏家達だった。常連客のおいちゃんまで天才プレーヤーだったらしい。一夜の夢に昔を懐かしがるオジサンたち。若者ロックプレーヤーたちもその熱気に当てられている。
他の短編のような当時流行りの不条理な事件の話も良いけれど、こういう話も好きだなあ。
この方のこの頃 (1970年代後半) の作品には、当時の匂いがぷんぷんする。例えば少女マンガにはファッションとか小物とか当時を思い出すものが満載なのに70年代の生身の少女の暑い青春は漂ってこない。少年マンガでも青年マンガでも今、再読して 上手い・へた・古い・普遍 とかいろいろ感じるところはあってもあのムっとするような自分の青春、時代の匂いが思い出されるようなマンガは少ない・・・ (と思う) これは自分が青春してた年代に関係があるのかな~?
最近は映像の方に行ってしまってまんがは描かないのかと思っていたら、去年描いてくれましたね。 → 雑誌 「BRUTUS」 この雑誌もちゃととさんの記事を見てあわてて買いに走りました。(笑)
参考に → 大友 克洋 ウィキペディア