332th VIBS☆かくかく。

2006-05-28 | 頭の中


ということでこんばんは。

現在深夜3時30分

You Tubeにて、ウルトラセブン 第12話 「遊星より愛をこめて」を鑑賞しています。
勘が鋭い方はお気づきでしょうが、この回は内容に問題有の為、放送禁止になった永久欠番。

なんで内容に問題があったかを知ってもらう為に、簡単なあらすじを。

ウルトラセブン 第12話 「遊星より愛をこめて」

*もっと詳しい事は「-712-」のサイトへ!

突然体に異変を起こし倒れる人々が続出するという事件が発生する。
原因を究明するウルトラ警備隊は、倒れた人々はみな同じ腕時計をはめていたことに気付く。
アンヌ隊員の大学時代の友達も、その腕時計をはめていた。
アンヌは友人にその腕時計をどこで手に入れたのかと問詰めると、
友人は最近付き合い始めた恋人からもらったものだと答えた。
アンヌの友人の恋人が怪しいと睨むダンとアンヌは、その恋人の男を尾行する。

やはり、その男は宇宙人、スペル星人であり、廃ビル内のアジトに仲間同士集まっていた。
スペル星人は地球人にバラまいた腕時計から人間の血液を採取していた。
かつて戦争により兵器による放射能を浴び、血液に異常をきたしたスペル星人は、
自分たちの血を浄化させる作用を持つ、人間の血液を集めていたのだった。
そして地球人の血液の中でも子供のきれいな血液が
一番自分たちの血を浄化させる力があることをつきとめる。
スペル星人は子供たちの血を奪おうと策略を練る。

しかしダンとアンヌの働きで、このスペル星人の計画を事前に見抜いたウルトラ警備隊は
スペル星人のアジトをウルトラホークで攻撃、
アジト内からスペル星人の宇宙船と巨大化したスペル星人が現れる。

宇宙船はウルトラホークと空中戦。
そして巨大化スペル星人にはセブンが地上戦を挑む。
夕陽に染まる森をバックに強敵スペル星人とセブンの戦いが繰り広げられる。
光線技を駆使するスペル星人に苦戦しながらも、ウルトラホークはスペル星人の宇宙船を撃墜。
形勢不利と見て空を飛んで逃げようとするスペル星人に向かってセブンはアイスラッガーを放つ。
空中で真っ二つに切られるスペル星人。

かくして侵略者を殲滅したウルトラセブン、ウルトラ警備隊の活躍により地球の平和は保たれた。
アンヌの友人は恋人を失い、失意に沈むが、
恋人からもらった腕時計を川に投げて気持ちを吹っ切った。
<
怪人ブログ:スペル星人より抜粋。>

と言ったようなストーリー。

スペル星人が「被爆怪獣」であり、
放射能に汚染さた宇宙人であるという設定と、
被爆者を「怪獣」扱いして差別しているとして
被爆者団体が抗議した為お蔵入りとなったそうです。

でも、子供達に伝えようとしている事はたくさんあります。
スペル星人で核の恐ろしさを知ってもらうのがメインで、
スペル星人に騙され続けていた、さなえさんのラストの言葉、
アンヌ隊員の"夢だったのよ"の問いかけに対し
「ううん、現実だったわ。私忘れない決して。
地球人も他の星の人も同じように分かり合える日が来るまで。」
も伝えたい事だったのではないでしょうか。(名ゼリフ)

地球上でも分かり合えていない国々がたくさんあるのに、
それを飛び越えて宇宙全体まで行くとは!と嫌味を言ってみたり(笑)
そんな22歳梅雨時の教育実習前。

その後のダン隊員の
「そうだ...そんな日がもう遠くない。
だってM78星雲の人間である僕が、こうして君達と一緒に戦っているじゃないか…」
という心の呟きもまたGoodです。

前作「ウルトラマン」よりも平和へのメッセージ色が強いセブンなだけに、
核の恐ろしさ、喫煙問題等を話に盛り込むのは仕方ないと思うのですが・・・。

この話は核に対する円谷監督の無言の訴えなのかもしれませんね。

子供向けの番組、それもヒーロー物の番組で
こういった社会問題を取り上げるのは大賛成なのですが、
やはりこの手の団体さんが黙っちゃいないんでしょうか。

核の恐ろしさは私達が未来永劫語り継ぎ、風化させない事が大切なのに、
現在の所、小中高の教科書に各4ページほど。
そして修学旅行に広島や長崎に行って、原爆ドーム、ひめゆりの塔、を見て
「あぁ、核は怖いねぇ。戦争嫌だねぇ」と思う程度。
(ただ原爆資料館は悲惨な体験が、HPだけでも"ひしひし"と伝わってきます。)

これからの捻くれた子供達には、教師が
「核は一瞬にして人々の命と生活を奪ってね、半径何km以内にいた人は
放射能汚染で今でも悩み続けて・・・」
と口頭で説明するだけじゃ無駄だと思います。
そんな事じゃ第2の東條英機が生まれてしまいますよ。

被爆者の方々が亡くなったら、悲惨な体験は誰が受け継いでいくんでしょうかねぇ。
被爆者団体の方々並びにその遺族の方々だけで、
何とかしようと思っているのですか?
古い考えにとらわれないで、新しい考えを取り入れた方がいいと思いますけどねぇ。

戦争映画は星の数ほどありますが、
戦後の広島・長崎をモデルにした映画なんて1本もありませんよね。
「裸足のゲン」でさえ、リメイクブームの中映画化されず。
「戦艦大和」も大切ですが、なにより「原爆投下」の方が大切かと。

これ以上言うと、鳥肌実様の様な両方の翼の人達から殺されかねないので
もう話は終わりにします。命大事。

こんな偉そうな事言いましたが、こんすこんも核の恐ろしさについては
あまり良くわからない内の1人です。
これから被害者団体の方々のHPを見て勉強するつもりです。

とりあえず「ウルトラセブン」はリアルタイムで見ていた世代ではなく、再放送世代。
夏休み、毎日午後2時あたりに再放送していたのでそれを見ていました。
小さい頃見たので、当時は「セブンかっけぇ」と思ってただけですが、
この歳になって、見てみるとずいぶん印象が違います。
ストーリーも重いし、映像も音楽も音効もシュールで
20年以上前ぐらいのB級サスペンスホラー映画みたい。
特に今回の12話にあった宇宙人のミーティングシーンなんて、
深夜3時半に見るにしちゃツライです。
子供の時見たならオネショ&トラウマ決定。マジで怖すぎる。

そんな「ウルトラセブン」で一番好きな怪獣は
「メトロン星人」ですかねぇ。
六畳一間のアパートで、ちゃぶ台の前に座ったメトロン星人最高(笑)
その40年後の「ウルトラマン・マックス(2005)」にて
見事復活したそうですが、性格が丸くなってしまったようです。
今は故郷に帰って行ったそうですが、
地球の人々と自然が好きだったのかもしれませんねぇ。

とにかく、世界平和。世界平和。

*Masterpiece
毎回お気に入りの曲の歌詞を紹介していきます。
今回紹介する曲はコレ!!

願うわ手合わせ悲しみの星を
亡くし生まれし繰り返される日
Tell me why I don't know why
神があたえた mission 果たしたいよ
Hurt no more but I don't know
Oh no no…

m-flo Lovers 加藤ミリヤ 「ONE DAY <KREVA REMIX>」より
*神が自分に与えたMissionを果たしてから、人生全うしたいものです。



最新の画像もっと見る