176th VIBS☆エレファントマン。

2005-12-23 | 映画・DVD



ということでこんばんは。

最近、こんすこんが住んでいる地域では、
コンパクトカーの盗難が流行っているそうです。
こんすこんもVitz RSに乗っているので、注意しないと・・・。
その前に盗んだら、獄刑が待ってますけどね。
「V-MAXで股裂き」とか「レインボーブリッジからコードレスバンジー」とか・・・。
*漫画「GTO」参照。

まぁ、盗んでも滅多に乗ってる人がいないので
すぐわかってしまいそうですけど。
特に3ドア後期型のRSはね。

インターネット上で愛車紹介をしている人は
狙われやすいそうです。
皆さんも愛車の盗難には注意してください。

さて、今日は映画のお話。
先日物置に探し物があり、中を物色していると
大量のビデオが入ったダンボールを発見。
幸いカビは生えてませんでしたが、ホコリだらけ。

「どうせAVかなんかのダビングしたやつだろう」と思い
家に入って、再生してみたらビックリ!
「風と共に去りぬ」やら「ローマの休日」やら、
チャップリンの映画やらのダビング・ビデオでした。

懐かしく思い、しばし鑑賞。
どうやら、大姉様のダビングしたもののようです。
「これは儲けもんだ。」と思い、
調子に乗ってPCに映像ファイルを作っていたら「エレファントマン」発見。
見入ってしまいました。


小6以来久しぶりに見る「エレファントマン」。
いやぁ、何度見ても感動しますね。

あっ、内容を知らないからなんとも言えない?
では内容説明。

19世紀末のロンドンの実話をもとにした作品。
主人公のエレファント・マンは、世界一醜悪な男。
その姿ゆえに見世物にされ続けてきたエレファント・マンは、
外科医トリーブスに出会い、
徐々に人間としてのアイデンティティーを確立していくが…。 

異質なものを受け入れることができず、
私利私欲に走る人々の無残な姿が、
純真無垢なエレファント・マンと対照的に映り、その悲しみを増幅させる。
「僕は、人間だ!」と叫び続ける彼の姿は、
私たち見る者の心をつかんで放さない。
監督デヴィッド・リンチと撮影F・フランシスのコンビによるカルト色の強い作風は、
世界的な大ヒットを記録し、注目を集めることになった。
<Amazon.co.jpのレビューより>

とまぁ、こんな感じ。
補足として、彼のかかった疾患は
ごく稀なプロテウスシンドローム。
*成長因子の産生を変化させる遺伝子変異を起こさせるモザイク症によると考えられている。

この映画がヒットした事で「エレファントマン病」と呼ばれたりしていました。
そもそもこの疾患、世界中の文献で約100例しか報告されていないそうです。

この映画の有名なワンシーンで、
ジョン・メリックが

「私はゾウじゃない、動物じゃない、人間なんだ」

と悲痛な叫びを上げる所にグッと来ましたね。
何ででしょう?ホントに頭も良くて、純粋な心の持ち主なのに、
人とちょっと違うだけでこうも人生が狂ってしまおうとは。
現代の社会問題である“いじめ”に良く似たところがあります。

人間、自分より劣っている所があったり、
人と違ったところがあると、総攻撃をかけてくるんですよね。
だから人間は嫌いです。特にアジアの黄色人種。

気をとり直して、
この作品の凄い所は「ツイン・ピークス」、「イレイザーヘッド」で知られる
デビッド・リンチの出世作である事。
そして、ジョン・メリック役に「スキャンダル」、「ヘルボーイ」で有名な、
名優ジョン・ハート。
医師トリーブ役に「羊たちの沈黙」のレクター博士役で有名な
アンソニー・ホプキンス。
が出演してます。

ただ、彼の死の原因についての描写が中途半端なのはいかがなものかと。

そういえば、リメイクされるという話を聞いたのですが本当でしょうか?
その時は、死因の描写まできっちり書いていただきたいものです。

クリスマス彼女と一緒に見るにはちょっと重いかもしれませんが、
ヒューマンドラマなので、正月あたりで暇な時に泣いてもらえば幸いです。

巷ではレイザーラモンHGの「黒ひゲイ危機一髪」が
「セクシュアルマイノリティ教職員ネットワーク」から
発売中止要請が来ているそうですね。

それを言うなら、「ちび黒サンボ」も差別になってしまいますよね。

じゃ、どこまでを「差別」と言うんでしょうか?
これを機会に「差別」と言うものを考えてもらいたいものです。