比企の丘

彩の国・・・比企丘陵・・・鳩山の里びと。
写真、文章のリンク自由。

初夏の信州塩田平・・・静寂のトライアングル・・・前山寺、残照館、無言館

2022-06-09 | 信濃の国は 上田・佐久・東信濃
信州上田の・・・六文銭の写真帳
初夏の信州塩田平です。
独鈷山の麓・・・古刹前山寺、夭折の天才画家村山槐多の絵を集めた「残照館」、戦没画学生慰霊美術館「無言館」・・・
東京から日帰りも可、鄙びた温泉もあります。お忍びで尋ねてみてはいかがでしょう。

前山寺・・・茅葺きの山門です・・・牡丹の花が咲いています。

前山寺のお接待・・・くるみおはぎ・・・鬼胡桃のタレで食べるおはぎ。香の物、梅の紫蘇漬け・・・要予約、750円
 
前山寺の参道のそばに・・・小さな美術館「KAITA EPITAPH 残照館」(旧信濃デッサン館)。

前山寺のすぐ前・・・山王山の上に・・・戦没画学生慰霊美術館「無言館」。
※撮影日は5月14日。

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初夏の信州塩田平・・・戦没画学生慰霊美術館「無言館」と102歳の画家野見山暁冶

2022-06-08 | 戦没画学生慰霊美術館 無言館
信州上田の・・・六文銭の写真帳

5月14日、藤の花の花見に近辺の散歩。
上田市前山・・・独鈷山中腹の林道・・・標高660mにある塩田平パノラマ展望台から。

こんもりとした山は山王山。木が生い茂って見えませんが戦没画学生慰霊美術館無言館」はこの山の中に。

戦没画学生慰霊美術館「無言館
※撮影日は5月14日。
戦没画学生慰霊美術館「無言館」の誕生・・・1974年NHKで「祈りの画集」という番組を放映。1977年NHK出版から「祈りの画集 戦没画学生の記録」という画集を出版。取材にあたっていたのは洋画家の野見山暁冶ほか。野見山はあの戦争末期の画学生、応召の満州で病を得て帰国、敗戦。多くの画学生が戦争で帰らぬ人になったのを見ていました。信州上田で美術館「信濃デッサン館」を開いていた窪島誠一郎が画集の野見山の取材記を読んで感銘、1995年の「槐多忌」に野見山を講師に呼び、会食の際に「祈りの画集」の話題が出て、窪島は戦没画学生の慰霊美術館の設立を決意。野見山を口説いて、その年から戦没画学生の遺族を訪ねる旅が二人三脚ではじまります。野見山75歳、窪島54歳です。

以下は・・・2022年1月30日テレビ東京放映・・・日系スペシャル「野見山暁冶 私の履歴書」から・・・

戦没画学生の遺族を訪ね遺作をお預かりする旅は大変だったようです・・・詐欺のように見られたり。


帰るときに、玄関にみんなのオーバーコートを吊るしてありますね。
それを着せてくれたお母さんの手が、ずーっと背中を触ったきり離れないんですね。
あぁぁぁ」と思いました。
その一瞬で・・・「もうこれは僕がやるより手がないな」と。

苦労の末、1997年開館の運びに。資金は全国からの個人浄財により。土地は上田市が提供。




みんなね
親子、兄弟、友人、恋人、妻、子ども・・・ふるさと・・・
あぁ 絵というものはこんなものだ そのなかに感情を没入してる


」は画こうとする相手を 愛していなければ画けない・・・窪島誠一郎「私たちの無言館」より。


無言館・・・語ることのできない無言の絵にかわって、わたしたちが語るべきことはなんでしょうか。

野見山暁冶・・・1920年福岡県飯塚市に生まれる。洋画家、東京芸大教授、名誉教授。中学生のときから肺疾患、東京美術学校卒業、応召。満州に。肺疾患で入院、内地に送還され敗戦を迎えます。一緒にいた戦友はどうなったか。仲間を見殺しにして敵前逃亡したのではないかと・・・その思いがきっかけとなり、当時の絵を志した画友たちの絵を捜し歩きます。

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初夏の信州上田・・・独鈷山の麓・・・塩田平パノラマライン展望台から

2022-06-08 | 信濃の国は 上田・佐久・東信濃
信州上田の・・・六文銭の写真帳

5月14日、藤の花の花見に近辺の散歩。
上田市前山300・・・信州上田塩田平の真言宗智山派独鈷山前山寺の右わきの独鈷山登山道を少し登り・・・
左に折れて林道に入り・・・標高660mにある塩田平パノラマ展望台に。

女神山方面・・・舌喰池が見えます。

子檀根山方面・・・

上田市街地方面・・・

眼下に前山寺三重塔が・・・

遠くに烏帽子岳、湯ノ丸山・・・
※撮影日は5月14日。
塩田平パノラマライン・・・前山集落から独鈷山の中腹を古安曽集落に抜ける林道。展望のため伐採している地点が。道は狭く倒木、落石、大雨による崩れなど。

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初夏の上田塩田平・・・古刹前山寺の一角にひっそりと・・・小さな美術館「残照館」

2022-06-07 | 絵画、彫刻
信州上田の・・・六文銭の写真帳

5月14日、藤の花の花見に近辺の散歩。
上田市前山293・・・信州上田塩田平の前山寺の参道のそばにひっそりと立つ小さな美術館「KAITA EPITAPH 残照館」・・・
1979年窪島誠一郎さんが開設した夭折の画家たちの作品を集めた美術館「信濃デッサン館」の再出発(2020年)です。
★開館は毎週土曜、日曜、月曜。開館時間は11時~4時まで。入館料は無料。


KAITA EPITAPH 残照館」・・・中心は夭折の天才画家村山槐多・・・
EPITAPH(エピタフ)はギリシャ語を語源として墓碑銘のこと・・・

※撮影日は5月14日。

戦没画学生慰霊美術館「無言館」・・・その無言館に先立つ1979年に前山寺の一角に窪島誠一郎さんが収集した天才画家村山槐多をはじめとする夭折の画家たちの作品1000点余を展示するため開設した「信濃デッサン館」・・・1997年開館した「無言館」と相乗効果して入館者は順調でしたが、そのごの社会情勢の変化などで財政が苦しくなり、2018年信濃デッサン館を休館、2019年閉館。県立長野美術館が「尿をする裸僧」をはじめとする33点を購入、357点を窪島さんからの寄贈を受け、再開。運営は財団法人戦没画学生慰霊美術館。

村山槐多・・・1896~1919年、愛知県出身、明治、大正時代の洋画家、詩人、作家、愛知県出身の洋画家、従兄の山本鼎の影響を受け洋画家を目指し、山本鼎が長野県上田に住んだため信州を旅した。美術院展金賞受賞、スぺイン風邪により22歳で死去。

※「尿する裸僧」村山槐多2015年の制作・・・県立長野美術館サイトより。

豆 cafe enjyu が併設されています。ホッとひといき、いかがですか。


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初夏の信州・・・上田塩田平・・・前山寺・・・藤の花の咲く風景

2022-06-07 | 信濃の国は 上田・佐久・東信濃
信州上田の・・・六文銭の写真帳

5月14日、藤の花の花見に近辺の散歩。
上田市前山300・・・信州上田塩田平の真言宗智山派独鈷山前山寺です。812年開創。
境内の藤の花が見事です。

茅葺きの山門です・・・牡丹の花が咲いています。

国の重要文化財・・・「未完成の完成の塔三重塔・・・室町時代の建造といわれますが詳細は不明。
藤の花とツツジの花が。





シャガ・・・
※撮影日は5月14日。

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初夏の信州・・・上田・・・信濃国分寺・・・藤の花の咲く風景

2022-06-06 | 信濃の国は 上田・佐久・東信濃
信州上田の・・・六文銭の写真帳

5月14日、藤の花の花見に近辺の散歩。
上田市国分1049・・・信州上田の信濃国分寺です。境内の藤の花が見事です。

本堂・・・江戸時代末期1860年に竣工。

国指定重要文化財・・・三重塔・・・建立は建築仕様から室町時代の建立といわれます。






※撮影日は5月14日。

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信州上田の初夏・・・真田御屋敷公園から・・・真田本城へ・・・ツツジを見る

2022-06-05 | 信濃の国は 上田・佐久・東信濃
信州上田の・・・六文銭の写真帳

5月14日、上田市真田町本原字御屋敷2984・・・真田お屋敷跡・・・御屋敷公園にヤマツツジを見に行ってきました。
続けて真田隆幸が居城とした真田本城にツツジ花見のハシゴです。

真田本城(松尾城とも)です。
旧真田町の市街地から1㎞、真田お屋敷跡から1㎞、真田氏の本城跡です。標高890m、車で行けます。

こんもりとした山があります。本郭背後の土塁跡らしいです。

ツツジの花盛り・・・

旧真田町の市街地・・・正面の谷から地蔵峠を越えると松代です。

上田盆地が見えます。
※撮影日は5月14日。

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信州上田の初夏・・・真田御屋敷公園の・・・ツツジを見に行った

2022-06-04 | 信濃の国は 上田・佐久・東信濃
信州上田の・・・六文銭の写真帳

5月14日、上田市真田町本原字御屋敷2984・・・真田お屋敷跡・・・御屋敷公園にヤマツツジを見に行ってきました。
御屋敷公園・・・県道4号真田東御線から県道35号線に入りすぐ。東側に真田氏資料館。標高764m、上田市街地を見下ろす段丘地の上に。居館の周囲500m余、土塁、空堀の跡、北側は大沢川。中央に皇大神社が。

戦国時代の武将真田隆幸、昌幸、信幸(信之)、信繁(幸村)の居館跡。
御屋敷皇大神社(おやしきこうだいじんじゃ)。1583年昌幸が上田城を築城後に創建。

皇大神社の拝殿・・・境内そのものが公園になっています。

皇大神社の本殿・・・

ヤマツツジ600株です。地元の青年団が大正から昭和にかけて山から幼木を移植したものと伝わっています。
※撮影日は5月14日。

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初夏の信州上田・・・信濃国分寺史跡公園・万葉植物園で・・・オキナグサの花を見るオキナグサ

2022-06-03 | 信濃の国は 上田・佐久・東信濃
                                       、
信州上田の・・・六文銭の写真帳
信州上田・・・国分寺跡国分尼寺跡上田市国分寺史跡公園・・・
名木「カバンの藤」・・・
を見に行ってきました。
国分寺史跡公園(5..5㌶)の中にある万葉植物園(1㌶)です。
万葉集に詠われている植物を集めた公園です。およそ4500数首からなる万葉集、150首に植物が読み込まれているそうです。万葉公園はそんな万葉集に読み込まれた植物から上田地方に自生する植物を選んで、できるだけ自然な形で見られるように配慮してつくられた公園です。
万葉公園は全国に70余あるそうです。

万葉植物園では・・・オキナグサの穂が靡いています。

赤い花弁に見えるのは萼片です。白い翁の髭のように見えるのは種です。


※撮影日は5月14日。
オキナグサ・・・キンポウゲ科オキナグサ属の多年草。本州、四国、九州に自生。明るい山地の林床に、草地に、河川敷に。もとは雑草状態でどこでも見られた。近年、山林の下刈り、草地の草刈りなどの管理が行われなくなり激減、希少植物としての山野草に。

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