比企の丘

彩の国・・・比企丘陵・・・鳩山の里びと。
写真、文章のリンク自由。

小さな猛禽・・・鷹のなかま・・・ツミ・・・巣立ちしてゆく若鳥

2013-08-01 | 生き物大好き 猛禽
小さな町の市街地の真ん中の公園(地域の人たちが幼児を遊ばせるような小さな公園です)、ツミが樹の上に巣を作っています。

ツミ(雀鷹)・・・30㎝弱、ヒヨドリくらい、鷹の仲間、猛禽類です。近ごろツミ、チョウゲンボウなどの小さな猛禽類は町の中に営巣するのが多くなったといいます。カラスに対する防御が楽なのでしょうか。小さいけれど猛禽ですからカラスが大群でなければカラスを追い払う闘争力はあるようです。ツミのカラスに対する防衛力に便乗してオナガが周囲で営巣します。
冬は中国南部、東南アジアで過ごし、夏に中国東武、朝鮮半島、日本に移動して4~6月に繁殖します。日本で留鳥する亜種もいるようです。
抱卵期間は約30日、孵化してから約30日で巣離れしていきます。

ツミの若鳥・・・巣離れしています。枝の上で親鳥が獲物を持ってくるのを待っています。

ツミの若鳥のお食事・・・まだ親が獲物を与えているようです。獲物はムクドリかヒヨドリか?スズメより大きいようだ。
やがてアブラゼミなどで狩りを覚え・・・獲物の多い狩場に移動していきます。

生きもののこうした風景はあまり気色いいものではありません・・・でもこれが自然界の食物連鎖というものです。森の中の落ち葉から腐敗が始まり腐敗菌が増殖し、小昆虫、プランクトン、小魚、小動物、獣類、猛禽類と自然の連鎖が続きます。人間も肉や魚を食べています。
わたしたちは自然のドラマの中に生きています。

ツミの若鳥の正面写真・・・虹彩は緑褐色、胸部に縦縞、腹部にハート、体側面に横縞の斑点模様が。

ツミのお母さん・・・メスは虹彩が黄色、胸部から腹部に横縞が入る(♂は虹彩が赤褐色、胸部から腹部は薄いオレンジ)。

※撮影日は6月29日、撮影場所は非公開とします。地域社会の人に迷惑がかかるからです。わたくし的ですが国立公園、国設公園、国営公園、自然観察を目的とした大きな公園、国や県の管理する河川などの場合は公開します。みんなが自然に親しむというのがわたしの哲学です。私有地、寺社の場合は非公開としています。

※関連・・・→クリックフォトアルバム小さな猛禽・・ツミの子育て

※コメント欄オープンしています。
・URL無記入のコメントは削除します。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿