比企の丘

彩の国・・・比企丘陵・・・鳩山の里びと。
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2019初秋・・・信州富士見町・・・赤石山脈最北端の山・・・「入笠山」へ

2019-12-06 | 山が好き 中央・南 アルプス
信州上田の・・・六文銭の写真帳

2019年初秋の入笠山(1955m)へ・・・長野県諏訪郡富士見町・・・
長野県と山梨県との県境の町。フォッサマグナ(中央地溝帯)の南端に沿った町。
富士見パノラマリゾートゴンドラリフト山麓駅(1050m)から山頂駅(1780m)・・・入笠湿原(1730m)・・・そして入笠山(1955m)へ・・・

エゾリンドウの咲き乱れる入笠湿原を通り抜け、入笠山登山口へ・・・比高約200mのトレッキングです。

入笠山頂上(1955m)・・・赤石山脈(このあたり入笠山、釜無山、甲斐駒ケ岳などを含め釜無川の源流、支流に位置するため釜無山脈ともいわれます)最北端の山です。

入笠山(にゅうがさやま)・・・の山名由来・・・いまは見られなくなった稲刈りの終わった田んぼに脱穀した藁を積み上げた風景。地方によって積み方、呼び方が違います。「藁にゅう」「藁にょう」「藁にお」「藁ぐろ」・・・などなど。円錐形に積み上げた姿とこの山の形が似ていたのでつけられた名前とか。


諏訪湖方面です・・・霧ヶ峰、美ヶ原、北アルプス・・・今日は雲の中です。草原の中にマナスル山荘天文館が見えます。

甲斐駒ケ岳(2967m)・・・入笠山、釜無山、鋸岳、駒ケ岳と続く赤石山脈北端の秀峰です。

八ヶ岳連峰、富士見町方面です。
※撮影日は9月19日。

NPO法人日本ジオパーク2008年認定「南アルプスジオパーク」・・・入笠山は南アルプスジオパーク最北端に位置していますジオパークとは大地公園を合わせた造語です。太古、日本の本州は東と西に分かれていました。二つの島が合体した南北の溝が中央大地溝帯(フォッサマグナ)、西側は糸魚川市と静岡市を結ぶ線ということが地質的な調査で分かっていますが、東側ははっきりしないようです。糸静線は糸魚川から大町、松本、諏訪、山梨、富士川から山中を抜け静岡に。入笠山は糸静線の西側ぎりぎりに位置します、さらに本州には諏訪から南アルプス、三河、紀伊半島中部、四国吉野川、九州中部を横断する中央構造線(メディアンライン)があります。入笠山は中央構造線の南側に位置しています。地球の大地の構造を目の当たりに見られる貴重な場所です。

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