Sengoku Music Room

ピアノ教室での近況やコンサート情報などを気ままお伝えしていきます♪

わかってほしいナ。。

2014-07-26 21:01:41 | 日記
演奏家は、神様になったバッハ、モーツァルト、ベートーヴェンなどの偉大な作曲家の代理として、今の世の中の人類に、その音楽を伝える役割を持って生まれてきたと思うのです。

彼らは、神様になるような天才が全身全霊で作曲した名曲を、完璧脳コピーをし、作曲家の国の歴史、風土、時代背景、母国語(言葉のリズム、抑揚がメロディーになる)、作曲家本人の生きざま、人間性など実に多くの研究をし、1音1音に魂を吹き込んで音楽を立体化し、音楽性豊かに、それこそ全身全霊で演奏することが出来る、音楽専門家です。  

何百年後の人々に伝えるだけでなく、今を生きている人間の心を揺り動かし、時には涙を流させ時には元気にさせ、生きる勇気を運んでくる大きな力を持っているのです。


音楽芸術に身を置く者は、物心がつくかつかない幼い頃から何十年もそれらを一つ一つこなしてきているのです

そしてかれらは音楽専門の高校、大学、大学院、留学をして、今も変わらず毎日こつこつと努力し、研究をし、演奏をし続けています。

他の職業ならば、結構認められる位置にある専門家であると思いませんか。自慢しているわけではありません。音楽家、演奏家の、社会の中での扱いを嘆いているのです

「音楽なんて道楽やるからだ、やめればいい。」は、あまりに非情・・・・でも、多くの大人たちが言います。なぜ音楽を学ぶことが<道楽>なのでしょうね。

子ども達が音楽に夢を抱くのは、間違っていますか?夢に向かって忍耐強く、何年も何年も努力をし続ける姿を馬鹿げていると言うのでしょうか?

音楽家たちは、霞を食べて生きる仙人ではありません。生きて行かなくてはならない人間なのです。

音楽に携わり、教えている者として、幼い頃より真面目に必死に頑張って来た、優秀な人材である音楽家たちの自立と未来のために声を挙げました。✿が咲く前に、枯れさせないであげて下さいな。

心に沁み、溢れる音楽の魔法を消すことは、だれにも出来ません

音楽で感動したり、元気が出た人には、わかってもらえるかな・・・



























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