木賃宿 杉田

八月の「むらくも会」の宿泊先のため昨日山口へいってきました。以前会場確保の為行った時、近くにホテルがあったので安心していたのです。それがこの度よく調べて見ると、「００００国際ホ０ル」とあるではありませんか。「国際」ですからね。料金表をもらって検討、「高い」すぐに取りやめ。ビジネスホテルと思っていましたからね。
近くには、一千年以上の歴史を持つ「湯田温泉」があります。折角遠くから皆さん集まるのですから、少し贅沢をと一瞬頭をよぎりましたがこれも取りやめ。物見遊山でゃありませんから、仕事の一環ですからね。と言う事で安す上がりのビジネスホテルを捜しました。あるにはあるのですが会場から少し遠く不便でいけません。
それで、会場界隈をぶらぶら捜してみましたよ。イヤイヤ流石に山口は古い町です。古い古い旅館がありました。私は並みのホテルより旅館の方が「格」が上だとの認識があるのですが、それぞれ程度というものがありますね。「旅籠、」「木賃宿」と言う方が適切かもしれません。折角、歴史ある町にきたのですから、ホテルの泊まるより風情があってよろしい。と、強がりを言って。ま、「ノミ」「シラミ」に悩まされても我慢我慢、何しろ安いのですから。実はもっと安い宿があったのですが流石に止めました。幾らなんでも明日の刀剣界を担って行く精鋭の刀匠が草鞋を脱ぐのですから。それでも少し悲しくなってきました。