叢雲会ブログ

叢雲会 刀匠達の四方山話

銃刀法                 國正

2009-12-01 06:53:39 | Weblog
この法律の不備な事には、本当にあきれ返る。
青鬼には激しく同感するよ。
包丁はともかく、刃渡り何十センチものナイフが狩猟用やらアウトドア用とかいう名目で安価に売られている現状に目を向けず、我々日本の大切な精神文化をひぃひぃ言いながら守っている刀鍛冶を狙い撃ちにしていじめにかかりやがるとは、何を考えてやがるのだろうか。
日本で、海山に出かける人々の何パーセントがあんな鋭く頑丈なナイフなどを必要としているのか知らないが、需要の数倍、数十倍の供給があるように見える。
青鬼のペーパーナイフはたぶん、先が剣のような形をしていて、例のダガーナイフ様であるということだろう。
焼きは入らない、といっても鉄製だとそれは通らなくて、研げば刺さるではないか、と言われるに違いない。
以前、傘殺人事件があったと記憶しているが、先の尖ったものは世の中いくらでもある。
ちょっと硬いものに手を加えれば立派な凶器に造りかえられるものは、鉄筋だって自転車のフレームだって、そこいら中にいくらでもあるではないか。
まったく法律の文字面をたてに民族の誇りを踏みにじるも同然の仕打ちだと私は思う。

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