1ヶ月後には出番となるBC4410の整備!
この刈り払い機は購入後6年になるが、日常のメンテナンス以外殆ど整備を行った事がない。
今まで、クラッチの残量点検以外はノーメンテナンスで、BC2711の事が有るので
クラッチ回りのオーバーホール。
☆クラッチドラム
クラッチドラムの消耗は問題なし。
2711のクラッチを乗せてみるとその大きさの違いが分かります。
☆シューとボルト
シューをドライバーでこじって2枚のシューが動く事を点検した後ボルトを緩める。
ボルトを緩めた後指で回して外したのだが、回すのに抵抗を感じる。
外してみるとクラッチシューはアルミ製で鉄のブッシュ入り。
アルミ部分に錆びは無いが、鉄部分には錆が発生している。
大径クラッチは質量が大きいので、常用回転域で滑る事が少なくライニングの消耗も
少ないのかと思われる。(年間100~200時間稼働なので確実に500時間以上使って居る)
☆いつも通りの錆び落とし
クラッチの穴は丸ヤスリに紙ヤスリを巻くと使いやすいとのアドバイスを受けたので
やってみると、穴の中も簡単に錆び落としが出来た。
もうクラッチ回りは定期的にオーバーホールする部分と割り切って、シューの穴周りだけ
テフロン系の潤滑剤を塗布して組み付ける。
☆ドライブシャフト周り
いつものクラッチ点検でこの部分を外す事はなく、此処は一度も外した記憶が無いのだが
スプライン部にグリースが塗布されていた。
☆排気ポート
いつも排気ポートのカーボンを点検するのはプラグの穴からライトを差し込み簡易点検。
カーボンの堆積はまったく見られず良好。
☆点検用ライト
今回点検に使ったのは”blue point”ブランドのライト。
先っぽに小さな電球が付いており、プラグの穴からシリンダー内を点検するのに便利。
他に、マグライトの先端に光ファイバーのアタッチメントを付けて同じ様な事が出来る
物も有りますが、光が拡散しないので狭い範囲しか照らしてくれません。
どちらもケースバイケースで使い分けします。
☆チョークシャッター
チョークレバーがガタガタしていると思ったら、矢印のネジが緩んで居たので締め付け。
ネジが外れて吸い込んだりしたら大変な事に成るので、早めに気がついて良かった。
ちなみに、BC4410のスポンジフィルターは状況により毎日か最低でも週に一度は清掃と
混合ガソリンでの洗浄を行います。
フィルターは数百円と安い部品なので、傷んだらケチらずに交換しましょう。
さて、これでいつでも4410の出動準備完了!