M's 備忘録

「頭蓋咽頭腫」という脳腫瘍の闘病記を主軸に、
日々の備忘録をブログにつづります。

年末からの波乱万丈30(頭蓋咽頭腫と血管奇形、退院後12 転院 先血管造影検査)

2010-09-04 16:02:44 | 闘病記
疲れが溜まっていたのか、更新が遅れました。

9月1日に、私の血管奇形の状態をより詳しく確認する為、
血管造影検査を行いました。
1泊2日の検査入院です。

朝一番に、相方と入院手続きに行ったところ、
丁度主治医の先生がいらっしゃって、そのまま
私の病状についての説明をして頂きました。

「硬膜動静脈血管奇形」

これが私の血管奇形の正式な病名です。
脳の外側に、脳を包み込むように膜があり、
それを硬膜と言うそうです。
その硬膜は、2層構造になっていて、
その2層の間を静脈が通っているそうです。
で、その静脈になんらかの原因で、穴が開いて、
その穴に脳の動脈がつながってしまっている状態が
今の私の脳にあるようです。
静脈に動脈がつながっていると、動脈の流れが
静脈に行き、以下のような状態になるそうです。
 ・動脈の勢いで、静脈で逆流が起こる
 ・静脈で逆流が起こることにより、血流が停滞する
 ・静脈の壁は動脈の壁よりも弱く、
  動脈が流れ込むことで、静脈の壁が破れ、
  脳内出血を起こすことがある

この説明を、模型も使って、大変詳しく丁寧に
教えていただきました。
(あまりの分かり易さに、思わずメモを取るのを
 忘れ、時間が経ってしまった今となっては、
 ちょっと間違って覚えているかもしれません。
 間違っている場合は、すぐ訂正します。)
ただ、頭蓋咽頭腫の手術をした病院の主治医の説明と、
まったく違っていたので、ビックリでした。
(これで、また前の病院に対する不信感がつのりました。)


今回の血管造影検査は、手首からカテーテルを入れるそうで、
検査後すぐにも歩けますし、2時間後には食事もOKだそうでした


頭蓋咽頭腫の手術をした病院では、いきなり足の付け根から
でしたが、主治医の先生いわく、「腕からが基本で、
腕が無理な場合に、足の付け根から入れます」だそうです。
う~ん。あの病院だと腕からは難しかったんですかね?

今回の血管造影検査は、見る場所が限定(左脳のみ)なので、
検査時間も短くすみそうです。

検査の一時間程前から、まず点滴をします。
(これは、検査中もしたままでした。)
いざ検査時間になると、そのまま検査室へ。
検査台に寝て、頭を固定する器具に頭を入れます。
続いて、カテーテルを入れる手首に麻酔を刺します。
(この刺す瞬間が、なんとも痛くって。)

後はカテーテルを入れて、検査となります。
麻酔がうまく効いているのか、ガンガンと
入れられている感触はあるものの、
全く痛くありませんでした。

で!造影剤の投入です。
左側の頭から顔から首のあたりまで熱くなり、
熱さで奥歯がちょっと痛いくらいでした。
前回の検査とやり方が違うせいか、
何故か熱くなるのは、頭だけでした。

検査が終了したら、カテーテルを抜いて、
手首の止血です。
カテーテルを入れた部分にガーゼのようなものを
あてて、透明なテープのようなものを巻いて、
止めています。
テープと手首の間になにか挟んでありましたが、
エアキャップみたいなもので、空気を入れて
膨らませることで、テープの縛りをきつく
しているそうです。


このエアキャップがあたっている所が、
痛くて痛くて・・・。
徐々に空気を抜いてくれるんですが、
それでも痛くて。
朝、退院直前までずっとこのままだそうで・・・。orz



結局、朝、テープを取ってもらうまで、
痛くて辛かったです。(T_T)

この検査の結果をもって、どのように
治療するか決まります。
一番楽な方法になればいいなと願ってます。