ご機嫌Diary

人生は楽しく面白く、流れる毎日を適当に綴ります。

吉村順三記念ギャラリー 小さな建築展

2007-07-01 22:23:55 | 建築の勉強

Sp1040473 吉村順三記念ギャラリーに行ってきました。
現在、小さな建築展で「青山の家」の図面や模型を展示しています。

去年の暮れの吉村自邸から始まって、今回で4日目になります。
もっと早くから知っていれば良かった、、、

Sp1040504 青山の家の1/20の模型です。
変形な敷地の約27坪のコンパクトなローコスト住宅ということですが、内容を見るととてもローコストとは考えにくい内容です。
吉村さんの設計としてはローコストと言うことでしょう。

この模型が凝っていて、家具の配置もしてあるし、スキップフロアの階段が覗けるように2階の床がスライドするようになっています。

素晴らしい!
お客様の導線と家族の導線をしっかり分けています。
奥の広がった敷地をどう建物と一体化するかと言うところから始まった設計だそうです。

Sp1040533 サポートのスタッフが素晴らしい。
吉村順三を師と仰いだ人たちが、質問なら何でも来いと云う感じで待ちかまえてくれています。
頼もしい限りです。

奥で図面を覗いている女性は奥村昭雄さんの奥さんです。
図面を覗きながら、「この図面はミステリーだ」と楽しそうに話をしていました。
現存しないので、写真や図面で当時を想像することしか出来ないそうです。
こんな現場に居られるなんて夢のようです。

Sp1040541 吉村障子です。
メジャーを持って行けばよかった、、、
7月中旬までやっているので、今度はメジャーを持って行こうと思っています。

繊細な障子にただため息です。

Sp1040553 この階段を上ると吉村さんのアトリエです。
吉村さんの写真を正面にスタッフの鈴木さんの当時教授だったころの話を沢山聞かせて貰いました。

好奇心旺盛で、良いところをしっかり見ることの出来る人だったようです。
中学の時に京都に行くと行ってそのまま朝鮮に渡り、仕送りをして貰って、今度は北京に行ってしまい、又お金がなくなったと電報を打ったら、家族が又お金を送ると何処に行ってしまうか判らないと言うことで、帰りの切符を送ってきたそうです。
おかげで、東京に戻ったときは無一文だったそうです。

生身の吉村さんと時代を歩んだ人のお話は、とても興味深い貴重な逸話でした。
スタッフの皆さんがどれだけ吉村さんを大好きかと言う気持ちが良くわかります。
時間があればずっと居たい場所です。

鈴木彰さん、とても勉強になりました。
ありがとうございました!

又、お邪魔します!

吉村順三記念ギャラリーはこちら
http://www.sepia.dti.ne.jp/jymg/

Your Happy My Happy !

どんな人生を歩んできたのか?
どんなライフスタイルをしているのか?
そう言うことが住まいに反映されると思います。

素材感を大切にした木の家(木造住宅)をつくることの歓びを体感したい。
そんな気持ちを形にする応援をしたい。

ハウスメーカーの家や大工さんがつくった家とも違う、設計事務所らしいアトリエ系工務店を目指しています。

自然然素材でつくる木の家 
太陽の恵みと暮らす--ハイブリッドソーラーハウス--
お問い合わせ アルファプランニング一級建築士事務所

TEL/0480-34-0557 FAX/0480-32-7543
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