たぁと麦、毎日まったり

犬嫌いの強気MIX犬麦とひきこもり体質のたぁ。
変化のない毎日が、麦のおかげでちょっとだけ動きだした。

一喜一憂

2018年06月28日 11時37分43秒 | 麦の戦い
2度目の抗がん剤投与も順調。。。と週末は久しぶりに通院からも解放されてのんびり。
麦の元気な様子を見に妹家族も来てくれてhappyに過ごしておりました。

が、翌日月曜日の夜からなんとな~く麦の様子が怪しい
朝は散歩にも行けたしごはんも食べたけど、ここ最近のガツガツ感がない。

嫌な予感は必ず当たる

夜中パタパタとベッドを降りてトイレに向かった麦が中々帰って来ない。
そっと様子を見に行くと和室で下を向いたままフリーズしてる。
電気をつけると足元には親指の先ほどの小さな吐しゃ物。フードと思われる物が。
大した量でもないが再びベッドに戻った麦は小刻みに震えてる。

朝起きても様子は更に変だ。下痢も始まり胸に抱くとものすごく熱い。
旦那が午前中の仕事をキャンセルし病院へ飛んでくれた

どうやら抗がん剤の影響で敗血症(白血球が激減して感染症をおこす)になってしまったらしい。
白血球の数値は前回18500あったのが今回2900 炎症を表すCRPの数値も平常0.7以下のところ15.6とケタ違いだ。
熱も39.6度上回ってもまだ上がり続けるので先生が発熱は間違いないからと途中で体温計を抜いたくらい。
どこに炎症を起こしているのかは不明だが、とにかく抗生物質投与でこの炎症を抑え白血球を増やさねばならない。
お散歩も暫くは中止!他の薬はともかく抗生物質だけは必ず飲ませて下さい。飲めない時には通院!
と言われてショックと共に異変で迷わず病院に来て良かったと思った。
帰宅した直後は少し元気を取り戻した麦でしたが、翌朝は再びだるそうになり病院へ。
先生も一人で留守番なら夕方まで預かりましょう。ゆっくり様子も見たいので、と言ってくださり半日入院。
そのおかげか夕方には白血球も正常値10800に戻りました。ほっ

とはいえ今朝もまだ元気はない。
当然食欲もないので再び抗生剤は強制投与。暴れるので麦もクタクタ私も汗みどろ。
抗がん剤の影響で現在麦は抜け毛が凄いです。今まで全然抜け毛は無かったのに・・・
抗がん剤は細胞を叩いて殺すので、癌細胞は弱りますが良い細胞も一緒に弱ります。
毛を伸ばす細胞が弱るので抜け毛が増える。毛の伸びないタイプのワンコはそれが無いようです。

抗がん剤始まって5日~10日頃までが一番危ない時期の様です。
あと1日・2日なんとか頑張って抜け出してほしい。

米粒にも満たない程度の小さな錠剤で目を疑うかのごとく元気になったかと思えば
充電が切れるように急にグッタリ。
やっぱり癌細胞との戦いは簡単じゃありません。フレーフレー麦頑張れ頑張れ私



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抗がん剤2週目

2018年06月20日 09時08分00秒 | 麦の戦い
初めての抗がん剤投与後も麦の様子は変わらず元気だった。
食欲が落ちる事もなく薬を飲ませるストレスから解消されただけで毎日が楽になっていた。

しかし14日(木)から下痢が酷くなった。それまでも決して良いウンチでは無かったのだが
昼夜問わず1時間半~3時間おきにトイレに走る麦、それを追って始末してお尻を綺麗にするする飼い主。
睡眠も浅くなりどんどん疲れた。16日(日)は麦と同じリンパ腫で1年前に亡くなった義兄の一周忌法要。
日帰りとはいえ1日留守となるため、下痢の止まらない麦をどうするか悩んだ。
病院に入院させる為には前日お願いして翌日日曜日のお迎えとなる。
3日間もケージに入れられっぱなしの麦・・・可哀想だよな~と思っていたら
妹が「ウンチくらい片づけてあげるよー!」「大丈夫よ!」と手を挙げてくれた。感謝
おかげで麦はお尻まで洗って貰ってご機嫌でお留守番。夜は妹宅で賑やかにお出迎えしてくれた。

しかし下痢は酷くなるばかり。毎回内膜と共に出血もあるため心配になり、翌日曜日病院へ駆け込んだ。
病院へ向かう道中でも催し、到着して待ち時間にも下痢。
その場で検査したが便に悪い物はなく、大腸性の下痢とのこと。
いつもの下痢止めに新しいお薬も追加されて帰宅。翌日には嘘のようにピタリと止んでいい形のうんちょに
排便ひとつで大喜びの我家。朝から「やっほーーーーー!」って叫んでおりました

19日(火)は仕事帰りダッシュで病院へ、1週間後の様子見18時腫瘍科受診。
血液検査とエコー、問題もなく順調な様子のため次の抗がん剤「ビンクリスチン」投与。
これは前回の「アスパラキナーゼ」と違ってアレルギーショックの心配は無いため夕方投与でも大丈夫。
しかし3・4日たってから下痢・嘔吐等副作用の症状が出る事もあるようです。
なのでまだ安心はできませんが、麦は今のところそれらの症状もなく元気です。
「本当はもう治っちゃったんじゃない?」ってくらい元気いっぱいでご飯もパクパク食べてくれます。

2週間後再度腫瘍科でチェック受け、順調なら飲み薬の抗がん剤に変更。
ステロイドも時期をみて徐々に減らしていく計画です。
先生にステージ的な質問もしてみたところ、「まだリンパ節には腫れもないし初期と言っていいと思いますよ」と。
真っ暗闇だった3か月に光が射してきました。


いつも食べ物探してキッチンうろうろ。ステロイドのおかげだけど嘘みたいな変わりよう。

久しぶりに病院の帰り気持ちが軽~くなって帰宅。お財布もかなり軽~~~くなりました
カードのポイント溜まるかな~?用意していく以上の出費にカード払いの連続。
かぁちゃん頑張って働かな
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抗がん剤治療スタート

2018年06月12日 19時48分17秒 | 麦の戦い
7日木曜日、高度医療センターのI先生から電話で「麦ちゃんは残念ながら間違えなくT型リンパ腫でした」と連絡がありました。
99パーセントそうだと頭では分かっているのに正解を突き付けられるとショックなんですねー。
電話を切って暫くすると無性に悲しくなって仕事が終わるまでの数時間が辛かった。

しかしその結果とは反対に麦は下痢は続いていたものの、わりと元気で食欲も復活しつつあるのか薬を飲ませるのも楽になっていました。
どの先生も不思議そうにしていましたが、内視鏡を抜く時に胃の薬を噴射しながら抜いたそうなのでそれが効いてたのかな?
ところが翌日・金曜日の夜、新しく取り寄せたフードを食べていたかと思ったら突然飽きた様に残してその後パッタリ食欲がまた無くなった。
アレも嫌、コレも要らない。薬は全く飲めない。病院でまた点滴。体重は2.4kg。

こんな事で治療できるのか?考えだすと嫌なことばかり想像してしまいます。
そんな時ワン友さん達が心配してくださる優しいメール・ラインを読むともう涙が止まらなくなってしまいます。
励まされて何とか気持ちを立て直し、必死の思いで本日いつもの病院で治療が始まりました。

今日は一番弱い抗がん剤「Lアスパラギナーゼ」を投与しました。
ステロイドで体調を整え、アナフィラキーシーショック等のアレルギー発作を考えて半日病院で様子見、夕方お迎えとなりました。
夕方のお迎えを待ちながら、抗がん剤スタートしてもなお揺らぐ気持ち。
体力もなくなり、すっかり軽くなってしまった麦にこれ以上の苦痛を与えるとしたら、いったいどれだけの効果があるのだろうか?

病院に貼られたポスター
  「人間の年齢で70歳でも、私には10歳の子供だ
                            心に沁みて涙がこぼれる

夕方ドキドキしながらお迎えに行くと、麦が元気に尻尾ぶんぶん振って待っていました。ほっ。
「大丈夫でしたか?」と先生に尋ねると「はい。ちょっと吠えてましたよ(笑)」と。
ずっと声も出さなかったのに吠える元気あったんだぁ

あとは一週間ステロイド剤「プレドニン」を飲んで様子見です。
Lアスパラギナーゼは弱い薬で多分ずっと使える物では無いようですが、中には劇的に効く子もいるとか?
前回初めてステロイドを飲んだ時にも麦にはかなり効果ありました。
今はこの薬が麦にも劇的効果あるよう祈るばかりです。



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長い一日

2018年06月05日 19時40分51秒 | 麦の戦い
この数カ月、我が家は麦も含め皆眠りが浅い。
小さな寝息が聞こえるとホッとし、パタパタと暗闇をトイレに向かう足音にハッと目を覚ましたり。

大した物を口にしたわけでもないのに何故か繰り返す下痢と嘔吐。
心配もピークに差し掛かったタイミングで3日(日)川崎の日本動物高度医療センターへ向かう日となった。
予約は10:30、渋滞を考えて早めに出発したが、順調に到着。まだ9:40だった。

病院は多摩川土手沿いの良い景色の場所にあった。まだ早い時間なので土手で麦のトイレを済ませようと思ったが
慣れない土地だからか?元気がないからか?麦は散歩したがらない。チッコを見届け早々に病院に入った。
正面玄関は2重の自動ドアになっているが、飛び出し防止の為片方のドアが開いている間、
もう一つのドアは開かない仕組み。さすが。
中に入るとホテルの様なフロントと待合室。
既に沢山の人と犬猫が待っているが皆重篤な子ばかりなのでシーンとしている。
麦も下痢続きで体力ないせいかとってもイイコ。
暫く待って呼ばれ診察室へ。中には腫瘍科の医長さんである若い女医のI先生が待っていました。
これまでの麦の状態。異常に気が付いた瞬間から今日迄の状態、時間を追ってカルテと比べて確認されます。
その細かいこと!「それは嘔吐が先?下痢が先?」「13日のこと?14日のこと?」全てメモされます。ドキドキ
このblogもそうだけど自分自身色々覚えられなくなったので麦の症状については全部メモしていました。
それが今回本当に役立った。皆さんにもおすすめします。イザという時の為に簡単にでもメモしておくといいですよ。
最後の下痢なんて私はもう全部片づける度に写メしてました。
どんな状態の物が何時に出たのか、後から振り返るのに便利ですし実際写真見て先生に確認していただきました。
夜中の事って起きてからだと記憶ぐちゃぐちゃになっちゃいますからね~

前日主治医から電話で当日は「胃の検査ですから腸は予定に入ってません」と言われていましたが、
どうしても腸が気になること、IBDの可能性、麻酔の心配等々
I先生に全部お話ししました。先生もじっくり時間をかけて聞いて下さいました。
そしてI先生自身も確かに胃に問題あるのに下痢が気になると。
しかし麦の体の状態から長時間の麻酔は無理があるだろう、
取りあえず麻酔をかけず注射器で麦の胃の腫瘍を採取できないか確認してみましょうと。
一通りの血液検査等も含め午前中いっぱいかけて確認、お昼過ぎに再度呼ばれ診察室に。
やはり腫瘍の場所が横隔膜に覆われ注射で簡単に取れる様な場所ではなかったこと、最小限の麻酔と時間で内視鏡と
CTが必要な事を説明されました。
そして当初予定の胃の内視鏡、プラス腸まで行くには麦の体力が心配なので胃カメラから見える範囲で腸の入り口付近を
見ることにしましょうと。
終了時間は17時前後になりますと言われ、私たちは4階の飲食可の待合室の重い空気の中で待つ気になれず昼食を取るため
一度外出することにしました。
しかし食欲がある訳でもなくスマホで近所のお蕎麦屋さんを探して車を走らせてると見覚えある風景。
偶然私の母方の墓地が目の前に。住所が近いとは思っていたが・・・こんな時は神様仏様・・・急遽お墓参りだ。
猛暑の中お墓を前に必死にお願い。(お墓参りって本当はお願いする所じゃないんだけどねー

戻って再び待合室でぼーっとしてると早めに検査終了しそうだとお呼び出し。
ドキドキしながら診察室に入り先生からじっくり検査報告を受けました。

かかりつけの病院で疑われた胃癌は多分良性のポリープだろう。
   確かに写真はツルンとして綺麗なコブ。癌だともっとどす黒い色をしている様です。
   勿論念のため採取して検査
内視鏡は麦の体が小さいので大変苦労された様です。麻酔時間は15分が限度。その間に内視鏡とCT全てを済ませなければなりません。
しかし頑張って奥まで確認した結果、麦を痛めつけてた原因がそこにありました。
胃の奥から覗いた十二指腸、ツルンとした綺麗な胃に比べて十二指腸は全面異常なブツブツで素人目にも酷い状態だった。
病理検査の結果が出るまで一週間程度、しかし確認するまでもなく多分リンパ腫であろうとのこと。

リンパ節にコブの様にできたリンパ腫であればエコー等でも気が付いたかもしれません。
しかし麦の様に全面肌荒れの様に小さなツブツブがびっしりできた場合は内視鏡で確認するしか気が付きようはありません。
今回胃癌?と思わなければ内視鏡を受けることもなかったでしょう。偶然の発見でした。
しかし十二指腸にできたリンパ腫と考えれば今までの症状が全て説明つきます。悲しい現実。

人間は年を取ってから癌になると上手に共存できたりしますよね?先生に懇願するように訴えましたが
先生の答えは「犬は人間の5倍・7倍で年取りますから・・・」そうですね。

しかし胃癌なら手術は必至、術後の予後が順調な子は珍しいそうです。
リンパ腫は抗がん剤・ステロイド薬の治療になります。
まだ主治医の先生と相談しなければ何事も決まりませんが、今は麦を苦痛から救ってあげる事だけを考えていこうと思っています。
3月下旬からこの2カ月強、私たちは「なぜ?なぜ?」の繰り返しで本当に辛かった。
しかしI先生も主治医の先生の判断は正しかったと思いますと説明されました。
まずは疑わしい事をひとつひとつ消し去る事が大切です。無暗にステロイドが効いたからと飲んではいけないと。
主治医の先生方にも感謝です。
なので辛い結果ではありましたが、向く方向が決まった事に安堵し、高度医療センターのI先生に心から感謝し帰宅しました。
帰りは事故渋滞で帰宅したのは19:30  長い一日が終わりました。


高度医療センターは第二検査機関、病院からの紹介と予約がなければ行けません。
そして驚く値段です。しかしその設備と技術を考えれば最後の砦として仕方ないのかな?とも思います。

参考までに麦の医療費を載せておきますね。

  基本診察料  5,000
  検査料     53,370
  画像診断料 180,000
  薬治料     7,900 
  注射料     6,500
  処置料     2,000
  麻酔料     16,500   合計 271,270 +消費税 21,701 = ¥292,971  保険に入ってない麦さん、かなり痛いです    

今まで私の不安を慰めてくださった皆様ありがとうございます。
これからも辛い事の連続かもしれません。が、最後まで麦と共に戦おうと思っています。陰ながら応援して下さいませ。長々読んでくれてありがとう。


   









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気持ちゆらゆら

2018年06月02日 10時47分11秒 | 麦の戦い
毎日毎日、瞬間瞬間で気持ちがゆらぎます。

内視鏡とCT検査の予約も済み、日曜日の朝を待つのみなのに
果たしてこの選択は正しいのか?麦はこのままを希望するのではないのか?

私も主人も麦の小さなか弱い寝息を聞きながら真夜中に目を覚ましては
何度も何度も自問自答を繰り返しています。
相変わらず麦の食欲は細いまま。1日小さじ一杯・二杯程度の物しか口にしない日が続いています。
こんな身体で麻酔かけて大丈夫なんだろうか?

ただほんの少しだけ変化もでてきた。
火曜日腫瘍科の先生に出された薬は二種類。下痢止めの薬に比べて物凄く小さい粒。
それも一度の服用量は1/4粒づつ。麦が食べ物を口にしてさえくれれば飲ませるのは簡単だ。
ファモチジン錠(胃潰瘍)とプリンペラン錠(吐き気止め)、どちらも胃の薬だ。
服用し始めて2日目になって、ほんの少しだけだが元気になってきた気がする。
いつも帰宅時も爆睡して気が付きもしない麦が昨日は玄関で尻尾を振って迎えてくれた。

鶏肉、牛乳、何とか食べ始めたと思った途端、夜8時過ぎに下痢。朝まで3度。
栄養になる間もない。胃が悪いのに下痢するのが腑に落ちない。

4月7日の血液検査で正常値13300だった白血球の数値が今回17100。
炎症の数値CRPが正常値0.7以下のところ2.8と大幅に悪化していることも気になる。

どんどん体力無くなるのを見守るのか?
ここで頑張って治療方針を確定するのか?答えがわかっていながらも気持ちは揺れる。

考えるのは止めよう。今日1日のことだけに集中しよう。

まずは明日まで何とか胃液を嘔吐させないことだ。

下痢も何とか3度で止まっている。薬のおかげか麦もわりと元気だ。
今朝は久しぶりにお散歩行こう!と催促で家を出たら仲良しのお友達ワンコ・豆太君と会った。
麦も喜んだが私もママとおしゃべりして救われた。

単純だが大丈夫な気がしてきた。ここ数週間の私は本当に周りの家族・友人に救われてばかりだ。
昨日も犬好きの職場専務に「麦が・・・」とこぼしたら「いざという時は休んでいいからな!」と言ってくれた。
「勿論休みます!」と笑って答えたが、そう言ってもらえるだけで嬉しい。恵まれているな~私。
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