むぎの城さんぽ

日本100名城&続日本100名城を巡っています。
近頃は山城歩きもエンジョイしてます!

一之宮貫前神社(群馬県)

2018年01月03日 | その他
一之宮貫前神社いちのみやぬきさきじんじゃ
造営者徳川家光
造営年代1635年(寛永12年)
指定史跡国指定重要文化財
場所富岡市一ノ宮1535 地図 


一之宮貫前神社は約1500年の歴史を持ち、
現在の本殿は三代将軍徳川家光公の命により造営されました。
古くは、531年(安閑天皇元年)に武神である経津主神と農耕と
機織の神である比売大神が祀られています。


参道

初詣にやってきました。
屋台が出ています。今年は屋台の出店数が少ない気がします。


階段

たまに登ると結構キツイ!
普段訪れると、ここで学生が階段の昇り降りをして身体を鍛えています。
身体を鍛えるためにはもってこいの階段です。


鳥居

立派な鳥居が見えて来ました。


総門

本殿よりも高い位置にある入口。



本殿に向って階段を下ります。
普通神社は下から階段を登り本殿に辿り着くというものですが、
ここ、一之宮貫前神社は総門から本殿まで下って行くという珍しい造りになっています。


末社「月読神社」

階段を下っていると、左手に月読神社があります。
この社殿は寛永12年以前の旧御本社拝殿を牛王堂として使用し、
明治維新以降月夜見命をお祀りして「月読神社」と改称しました。


井戸

手水舎後方には井戸があります。


拝殿

「平成大修理」として国宝宇佐神宮本殿保存修理工事が行なわれ後なので色鮮やかな状態です。
日光東照宮と同じ職人さんの手によって造られたそうです。
装飾や豪華な色使いなど日光東照宮に通じる造りがここで見ることが出来ます。


社殿

本殿の構造は単層二階建の「貫前造」という独特な社殿形式になっています。


雷電小窓

本殿の下懸の右下に見える小窓が「雷電小窓」です。
境外摂社である稲含神社のある稲含山の方角を向いています。



江戸初期の極彩色総漆塗りの精巧華麗な造りが見事です。


三重塔礎石

宝物館東側にある三重塔の礎石。
このようなものがあったことに今までまったく気が付きませんでした。



ここにはかつて三重塔がが建てられており、薬師堂、観音堂、六角堂、鐘楼等の諸堂が
軒を並べていました。
天保12年に灯篭の火事により焼失してしまい、その後再建の声が上がったのですが
再建は叶わず礎石だけ残りました。


一ノ宮氏館

県立社会教育会館が建つこの地は、かつて一ノ宮氏館跡だった場所です。
郭には堀や土塁が残されています。


石碑

県立社会教育会館の門の袂にある文化庁の「登録無形文化財」の記念碑。


石碑裏

寄贈されたこの石は宮城県で採石された「伊達冠石」という名の石です。


眺望

貫前神社から東に続くこの場所は神主の尾崎氏が住み、戦国期には一ノ宮氏が住んでいました。
ここから見渡すと小幡氏の国峰城や、正面の小さい三角の山のてっぺんには(望遠で見ると)
一郷山城が見ることが出来ます。


毎年午後の一番日差しが暖かい時間に初詣に来るのですが、今年は午前中に来てみました。
午前中は比較的空いているそうで、いつもは嫌になるほどの行列でクタクタになって
いろいろ見て歩く余裕も体力も残っていないのですが、行列に並ぶことなく
スムーズにお参りが出来たので初めて宝物殿も見学して来ました。


平成30年1月2日参拝


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